ミニPCに格安でWindows Hello認証を、GEEKOM用にエレコム製Webカメラを注文した話。
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台湾のミニPCメーカーであるGEEKOMにはコスパ抜群な優等生デバイスがあるのをご存じだろうか。
それは「GEEKOM AX8 Pro」だ。

もちろん「何をしたいか」によって価値は変わるが、外部GPUを持たずとも以下のことを任せられるという点において魅力的だ。
- Stable diffusionによる画像生成が行える
- 動画編集やグラフィック性能を求める作業に耐久性あり
- 一般的な事務作業なら問題なし
- Windows 11 Proなので外部PCから遠隔操作しやすい
「1」についてはAMD社が自社チップ向けに開発したソフト「AMUSE」をインストールするだけでOK。Python環境の構築作業は自動化してくれて、AMDチップに最適化しているのでIntelチップでは1枚あたり数分かかるような画像生成を数秒で生成するといった優秀ぶりだ。バッチ処理で何枚も生成したり、プロンプトの確認に使えるレベルとなっている。
「2」についてはDavinci ResolveやPhotoshopにクリスタEXといった映像処理をするソフトであれば問題なく作業できる。もちろん外部GPUを搭載したゴリゴリ端末に比べればレンダリングを1/2にするなど事前の設定は必要になるが実用レベルで使える。これってすごいことだと思う。
まぁ、そんなミニPCとして優秀な「GEEKOM AX8 Pro」だが、実際に使っていると使い勝手の面で困ることがあった。
それを今回のウェブカメラ「UCAM-CF20FBBK」購入で解決できると思っている。
「GEEKOM AX8 Pro」にウェブカメラを装備させるメリット。
今回アマゾンで注文したエレコム製のウェブカメラ「UCAM-CF20FBBK」は4,345円で販売されていた。
この価格で僅か200万画素、動画撮影能力は1080p / 30fpsと聞けば残念な仕様だと憐みの目を向けてくれる人もいるだろう。しかし、このデバイスはWindows Hello対応機種として最安なのだ。ノーブランドでレビュー0件の怪しいウェブカメラが「Windows Hello」という単語を製品名に記述していることもあるが、そういった製品なら2000円台で販売されていた。ただ、それらが配達予定日とする1か月後、実際に届くのかさえわからないレベルなのでカウントしていない。そんなアリエク転売品のようなアイテムまで言い出したらきりがないからだ。
エレコムのような知名度がある企業の製品では最安、そういう意味となる。
Windows Helloって他の格安ウェブカメラでも記述していないだけで対応しているんじゃないの? と思うかもしれない。簡単に言及させていただくとWindows Helloの技術は「赤外線」を利用している。だからカメラレンズ+赤外線という構成が必要。ちなみに私が先日サブスク契約したwebcammotioncaptureをはじめ、Vtuber御用達のLive2Dみたいな配信ソフトで使うハイパーシンク対応カメラとは全くの別物だ。顔の表情をリアルタイムで細かくモーションキャプチャさせたいならFace ID対応iPhoneを使うのが良いと思う。
私が「UCAM-CF20FBBK」を購入した理由は次のとおり。
- ミニPCはウェブカメラ非搭載なので毎回PIN入力がめんどい
- 動画撮影するのに最適なウェブカメラを探していた
(Windows11の標準機能・スマートフォン連携でもできるが手間+電源管理が嫌)
本当はウェブカメラにスピーカーを内蔵したモデルを探していたのが、1万円以上の製品ばかりとなり、さらに高額ながらWindows Hello非対応だったりする。おそらくウェブカメラはビデオ通話・ミーティング重視の製品カテゴリーで、それゆえにマイクを搭載することが多いようだ。まぁマイクの横にスピーカーなんてあったらハウリング祭りになるわけで―――
そんなわけでスピーカーは断念した。
余談だが「UCAM-CF20FBBK」の200万画素カメラはYoutuberやビデオ通話に向いていないというレビューが多数あった。

それなのになぜ注文したのか、それは私がモーションキャプチャ―できればよいからで、顔の微細な動きなどいらないのだ。そうなるとミニPCの不満であるWindows Helloによる自動ログインで成功率が高いというエレコム「UCAM-CF20FBBK」は良い選択肢だった。同カテゴリーでは最安、ほかの競合がいなかった。
そうそう、私は全身キャプチャー対応の画期的なソフト「webcammotioncapture」を使いこなそうと当初、150度の超広角カメラを探していたのだが、それを辞めた経緯についても触れておきたい。
それは通常の上半身だけで十分という基本的な話もあるが、一眼レフ用の高級なレンズでもない小さなウェブカメラで画角を広げると歪みがひどく、オンライン教室などで不評だったという声があったから。Windows Hello自体は赤外線なのでレンズ側の画角は全く関係のない話になるが映像の歪みは解像度が2Kを謡う高額なモデルでも解消できないようだ。そうなると一周まわって「4500円以下のエレコムでよくね?」ってなる。
とりあえず1日数回は行うログインのPIN入力から解放されるし、動画撮影も開始できるし、何も文句はない。
そういえばレビューを見ていて何件かのユーザーがノートパソコンに搭載されているフロントカメラよりもWindows Helloの認証率が良い、早いという投稿があった。これはエレコムに限った話ではなく赤外線を搭載したモデルで見かけた。なんなら認証完了後に表示されるWindows OS側のログイン処理画面が長いという指摘さえあった。そう考えると別途ウェブカメラを買うというのはQOL向上として良い選択肢かもしれない。
そういったわけで我がミニPCライフを快適にするウェブカメラ「UCAM-CF20FBBK」が到着する明日を楽しみに待ちたい。
限界別荘地に移住してからAmazonだけ倉庫から離れてしまったのか1日遅れで届くことが増えた。しかし、今回は記事投稿前の午後1時すぎに注文したものの残り10時間以内なら明日到着とのこと。まぁ有難い話ではあるが、ヨドバシや楽天最強配送のように一定ではないので注文時は気を付けている。
→実際に注文した「UCAM-CF20FBBK」のAmazon販売ページへ

気付けばブログ執筆そのものがライフワーク。ども、タブクル管理人です。
かつて夢見た「タブレットやスマホを操り、生産的な活動をする未来」。最近は、その実現を加速させるAIに夢中です。AIは思考力を奪うという意見もありますが「どう使うか、どんな指示を出すか」と、以前より思考力が試される時代の幕開けだと思います。






















