筆圧4096段階で90Hzな11型「Kamvas Slate 11」とは、スペック・特徴

11型「Kamvas Slate 11」のスペック・特徴

何はともあれ製品仕様に目を通しておくことで大まかな使い方のイメージができると思うのでスペックを箇条書きで記していく。

• 型番：KT1101
• OS：Android 14（Google Play対応）
• 画面：10.95インチ（1920×1200）IPS、輝度350ニト/99% sRGB / リフレ90Hz
• ペン：4096段階筆圧、傾き対応
• SoC：MediaTek Helio G99
• RAM：8GB
• ROM：128GB（外部メモリ microSD最大1TB）
• カメラ：イン800万画素 / アウト1300万画素
• スピーカー：1W x 4個
• マイク：デュアルマイク
• センサー：ジャイロセンサー、地磁気センサー、ホールセンサー、光センサー
• インターフェイス：USB-C 2.0
• 電池：8000mAh / 入力電圧 9V/2A（18W急速充電）
• 本体サイズ：256.8 x 168.3 x 7.5mm
• 重量：500g
• 保証：2年間

ディスプレイは11インチで1920×1200解像度、ペンによる手書き入力は4096段階と60度までの傾き検知をサポート。

同梱品にパームリジェクション用のグローブが付属している。こういった液晶ペンタブレットに付属するようなアイテムが付いてくるのは嬉しいポイント。

リフレッシュレートが90Hzとスマートフォン並みに高い。

さらにディスプレイには「ナノエッチング柔光ガラス」（反射防止あり）があり「紙のような質感で目に優しく、長時間の閲覧も快適」（原文ママ）とのこと。一般的なタブレットであれば少しお高いガラスフィルムを購入して自分で貼るので追加1500円は考えないといけないところ、しかも絵を描くのに最適な紙質感というのはプライスレス。

SoCはHelio G99オクタコアで、RAM8GB（仮想RAMの記載はないので物理RAM8GBだと思われる）、ストレージは128GB＋1TBという構成。

Google Playでクリスタをインストールすれば無料アカウントで1日15分はフル機能が使えた記憶があるので、1日1ドローイングみたいなことを習慣にするもの楽しそうだ。

ちなみに「Kamvas Slate 11」購入者にはクリスタなどがプリインストールされており、さらに3ヶ月無料会員特典が付与されている。それを利用するのも良いと思う。クリスタ必須であれば3ヶ月分のサブスク料金を「Kamvas Slate 11」本体から差し引いて計算するという考え方もできる。

カメラは自撮り用が800万画素と高めで、自撮りカメラの位置は横向きにしたときの中央になるのでオンライン会議やビデオ通話の端末としても活躍できそうだ。

アウトカメラは1300万画素もあるので風景を撮影して、それをトレースして絵を描くというのも面白そう。

オーディオは「Kamvas Slate 11」を横向きにしたときに左右の上下にスピーカーが1つずつ配置されているというクアッドスピーカーを内蔵。

これは動画視聴端末として優秀ではないだろうか。

本体サイズについて、製品画像には「通常のA5ノートより少し大きい」と表現されている。

これは私がiPad miniで愛用しているロディアNo.16の本革手帳に合うサイズかもしれない。

画像：長く愛用しているiPad mini保護ケース、何が良かったのかレビューより

上記の手帳ケースは、明日にもレビュー記事を書くつもりでいたが、相変わらず便利だ。

「Kamvas Slate 11」には標準で自立できる風呂蓋ケースが付属しているので、上図の手帳に差し込むべきか悩むところ。

タブレットのサイズ感に話を戻そう。

「Kamvas Slate 11」は厚さ7.5mm、重さ500gと案内されている。11インチとしては妥当なサイズ感ではないだろうか。

バッテリー容量は8000mAhとなっていた。

上図にあるように連続使用で11時間、最大18Wの急速充電をサポートしているのでフル充電まで2.7時間となっていた。注意点としては急速充電器が付属しないので18W充電をしたい場合は別途用意する必要がある。

どういった使い方ができるか。

やはり「Kamvas Slate 11」最大の特徴であるH-Pencilを使った手書き入力が強みとなりそうだ。

ただ重要なことは私が以前購入した「XPpen Artist24」のような”液タブ”というジャンルの製品と比べてしまうと4096段階の筆圧検知は物足りなく感じると思う。タブレットという製品の強みを活かして、外出先で1300万画素で捉えた世界を土台にして、11インチにスケッチ（下書き）するという道具・ツールとしての役割だと認識している。

なお、最大傾き60度は「XPpen Artist24」と変わらないので違和感がないはず。

そのため、なぜか最近になって私が再びハマっているファミコンウォーズに例えると戦車やヘリのような強さはないが、どこへでも行けて何かと使える「兵士」に近いイメージ（ん？　伝わるのか？？）

• 11インチで気軽に持ち運べる
• 筆圧4096段階のペン入力ができる
• microSDカードでデータを持ち運びやすい

この機動力が据え置き液タブとの決定的な違いではないだろうか。

なお、Amazonレビューを見たところH-Pencilは充電式らしい。驚いたことにタブレット本体から充電できるとのこと。これは便利そうだ。

次にリフレッシュレート90Hzということでブラウジングも快適に使えるはず。Helio G99は3Dオープンワールドのゲームは頼りないが、ブラウジングであれば本領を発揮すると思う。

1920×1200とFHDの上を行くFHD+という解像度も良い。

そこへ横向きにしたときの左右に2つずつ配置されたクアッドスピーカー。これは動画視聴を快適にするだろう。スタンド機能付きの風呂蓋ケースも付属するので届いた日から楽しめる。

「Kamvas Slate 11」の価格

「Kamvas Slate 11」は通常価格49,999円。

現在はタイムセールで10％OFFとなる特価44,999円にて販売されていた。

今回はレビュー機が届く前の事前調査だったが、知れば知るほど最新機種らしい堅実な進化を感じられるタブレットだった。現在はGoogle Playの有料アプリ1位がChatGPTになるほどAI利用者が増えているため「Kamvas Slate 11」も画面分割をして左画面のクリスタで下書きを書いて、右画面でチャッピーにデータを参考にした画像生成、小説に使う挿絵の叩き台をブラッシュアップするなんて使い方もできそうだ。

実機が届き次第、改めてレビューを書いていきたい。

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