キーボード付きWindowsタブレット「DELL XPS 10」の重さと対象を考える
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その他・中華タブレット
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IFA2012で米Dellが発表した「DELL XPS 10」が気になりましたので調べてみました。
残念ながら重さが公表されていませんので、バッテリーから推測してみました。
そしてOSの問題と「DELL XPS 10」の特徴からターゲットは誰なのか考えてみました。
「DELL XPS 10」とは、製品について知る
新製品としての発売は、Windows 8/RTの正式発売後、10月末~12月末以降ということです。
ポイントを箇条書きにしてみます。
- Windows RTタブレット端末
- キーボードドック標準搭載(バッテリー付き)
- CPUは、QualcommのSnapdragon SoC
- バッテリー:合計20時間(以下は内訳)
タブレット本体で10時間
キーボードドックで10時間 - USBポート×2
- HDMI出力らしきポートがある
- 解像度は未発表(リークとしてWindows RT標準の解像度1,366×768ドット)
「DELL XPS 10」の隠された重さについて妄想する
IFA2012で公開されている画像を見ると透明ケースから出すことができないようになっているようです。
これ、すなわち重さがわからないことを意味しています。
はじめにタブレット本体の重さです。
10インチということで最低600gは必要かと思います。
バッテリーが10時間稼働となると
今度発売される「Sony Xperia Tablet S」と同じ稼働時間です。
「Sony Xperia Tablet S」は【6000mAh】のバッテリーを積んでいます。
それでいて「570g」と軽量を実現しています。
また以前記事で書いた「ASUS Pad TF300T」も10時間バッテリーです。
こちらはDELLと同じくバッテリー容量について非公開ですが「635g」という重さです。
- 「Sony Xperia Tablet S」は10時間バッテリー(6000mAh)で570g
- 「ASUS Pad TF300T」は10時間バッテリーで635g
こう考えると、XPS 10のタブレット部分の重量は600g程度かと思われます。
次にキーボードドックの重さです。
10インチのノートパソコンではMSI製の「U180 U180-206JP」という機種があります。
これは「重量1kg」ということですが、駆動時間は「3.5 時間」ということです。
「DELL XPS 10」は10時間稼働バッテリーを搭載しています。
やはり液晶がないとはいえ500~600kgほどの重さになると思います。
最後に総重量を考えます。
- タブレット本体:600g
- キーボードドック:500-600g
- 合計:1.1~1.2kg
20時間稼働可能なバッテリーを積んで1kgを下回ることはできないと思うので
最軽量でも1.1kgが限界かと思います。
「DELL XPS 10」の用途を考える
「DELL XPS 10」は、ASUSから発売されているAndroidタブレット
「ASUS Pad TFシリーズ」のWindowsRT版@DELLという感じですが
Windows搭載となると「ASUS Pad TFシリーズ」の用途とは異なると思います。
タブレット主体なのか
マイクロソフトから発売されるSurfaceは薄いカバー型キーボードということで
持ち運ぶタブレットを想定した作りですが
「DELL XPS 10」は持ち運ぶには1kgを超えるため、モバイルには難儀かもしれません。
かといって、外出用に軽いBluetoothキーボードを別途購入というのも
なんだか悔しいですし、かといって持ち運ぶのは難儀です。
キーボードドックをモバイルバッテリーと捉えるにしては大きすぎますし。。。
ビジネス向きなのか
やはりビジネス向けなのでしょうか
長時間いろいろな場所で過ごす方や車移動の方を対象とした製品なのかもしれません。
しかし、WindowsRT版ですから既存のWindowsソフトが使えないということで
ビジネス向けなのか何なのか微妙な感じもします。
ユーザー想定
- タブレットを試したいけど、失敗したくない人(ノートPCとしても使えるから)
- 過去のWindowsソフトは使わない人
- 長時間のバッテリー駆動が必要な人
- ノートパソコンのような堅牢なキーボードが欲しい人
なぜかマニアック感がある「DELL XPS 10」ですが
意外とライトユーザー向けなのかも知れませんね