ワコムか、『原道 W8S』(Vido W8S)はデジタイザペンで3G対応、VivoTab Note 8の中国版か―追加スペックほか

公開日: : その他・中華タブレット ,

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

3G対応の8インチWindowsタブレット『原道 W8S』(Vido W8S)本体に収納されているスタイラスペンはデジタイザペンであると複数のメディアが伝えています。また前回の記事では不明だったスペックも明らかになっています。

Vido-W8-01.4

『原道 W8S』(Vido W8S)はVivoTab Note 8に近いタブレットか

 『原道 W8S』(Vido W8S)のスタイラスペンについて絵を描いている画像が公開され、デジタイザペン内蔵という情報もありました。

 画像を見る限り筆圧感知に対応ように思えますがペンの太さを変えて地道に描いているかもしれませんので、記事冒頭の画像にあるペン先とワコムのデジタイザペンを比べてみます。

DSC02953

 上図のペンは上からSurface Pro 3(N-Trig)/Venue 8 Pro(N-Trig?)/VivoTab Note 8(ワコム)。(参照記事:Surface Pro 3 付属ペン「Surface Pen」の感想―VivoTab Note/Venue 8 Proと比較レビュー

 ペン先を比較するとSurface Pro 3(N-Trig)とワコムが近い印象です。

DSC00395-vivotab-note-8-CS300UK-Review-Tabkul.com

 しかし、最もペン先が似た形状と思えたのは上図の「Wacom Bamboo Stylus feel CS300UK」(ワコム)でした。(参考記事:VivoTab Note 8 レビュー08―Wacomスタイラスペン「Bamboo Stylus feel CS300UK」を試す

『原道 W8S』(Vido W8S)のスペック

Vido-W8-01

 新たに判明したスペック(赤字)を前回の記事と合わせて記録します。

 『原道 W8S』(Vido W8S)は画面サイズ8インチ(解像度:1280x800)IPS液晶。CPUにはIntel Atom Z3735Fクアッドコアプロセッサ、RAM2GB。内部ストレージは128GB(MicroSDカードスロット搭載)、

 カメラは背面800万画素、前面は不明。

 インターフェイスは背面にステレオスピーカー、HDMI(恐らくmicro規格)、MicroUSBポート、イヤホンジャック。

 通信はWCDMAの3G通信対応(SIMスロット搭載)、Wi-Fi、Bluetoothは不明(恐らく搭載)。

 また、ビジネスタブレットという位置づけのようです。

『原道 W8S』(Vido W8S)はワコムか、VivoTab Note 8との関係

 中国メーカーは頻繁に「Retina」解像度のディスプレイを搭載したAndroidタブレットを量産しています。これについて勝手な推測をすれば生産パーツを製造工場が横流していると思っています。以前、ブランドバッグ生産工場付近の村で完全なる品が数百円で取引されているという話を聞いたことがあります。

 その話が事実であると仮定すると『原道 W8S』(Vido W8S)は「8インチ(解像度1280x800)」で「ペンを収納できる本体」、そして「ワコムっぽいデジタイザペン」を搭載しています。

 また、Vidoが格安Windowsタブレットを販売するためにMicrosoft「Surface Pro 3」のようにN-Trigを最適化させてデジタイザペンとして使えるように、、、という開発をするとは思えません。

 これは、、、つまり「VivoTab Note 8」そのものではないかと、そう思ってしまうわけでございます。

 何より私が勝手にワコムであると判断している大きな理由はN-Trigは単6電池が必要であり、『原道 W8S』(Vido W8S)の収納できるペンホルダーは単6電池が必要なペンが入るほどの厚みがないと思える点です。実際、単6電池が必要なペンを用意した「Surface Pro 3」と「Venue 8 Pro」は本体にペンを収納できません。

 単6電池なしで動作するデジタイザといえばワコム、そう思えてならないのです。

 iPad風タブレットは肝心のiOSがAppleしか提供できずAndroidを搭載していましたが、今ではWindowsが無料に近い存在となっています。現在7~8インチのタブレットは飽和状態で価格競争が激しく優位性を出しにくい状況、そんな窮地を救うのはワコムデジタイザという大きな特徴を持ち既に量産済みの「VivoTab Note 8」。

 ASUSが生産に中国の工場を選んでいるのか、中国版としてOEMで~、パーツだけが~、という話を色々と想像してしまいますが何とも興味深いデバイスが登場しました。

 3G通信に対応しワコムデジタイザ内蔵に加えビジネスタブレットという位置づけでも「VivoTab Note 8」より安い3万円前後になると予想、WindowsですからUSB無線LANドングルを使う「enchantMOON」と同じ技適対策により日本でもWi-Fi通信が利用できるので何とか使えそうです。

 前回の記事
 ペンが内蔵された『原道 W8』(Vido W8)は8月発売か、8インチWindowsタブレット

よく一緒に閲覧される記事

PAGE TOP ↑