ドコモがMVNO参入検討、格安SIM提供の可能性
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NTTドコモの常務執行役員 佐藤啓孝氏は2月13日、既存事業に加えMVNOとしての通信サービス提供を検討しているとブルームバーグのインタビューで明らかにしました。
ドコモからも格安SIM登場か、MVNO参入検討
佐藤氏は、第2ブランドとしてのMVNO開始について「市場規模や採算性などを考慮する必要がある」として参入時期といった具体的な内容は未定であると述べたとしています。
また、MVNO市場が急激に拡大しており、早急に対策が必要であるという認識も示しているとのこと。
KDDIは au MVNO『UQ mobile』を展開中
大手通信キャリアではKDDIが2014年8月29日にMVNO事業を推進する新会社「KDDIバリューイネイブラー株式会社」(KVE)の設立を発表、同12月11日にはauの4G LTEに対応したMVNOサービス『UQ mobile』を12月18日より提供開始すると発表しています。
これまでのソフトバンク MVNO情報
日本経済新聞は2014年5月5日、ソフトバンクとKDDIがMVNO各社と「レイヤー2接続」方式でネットワークを結ぶための条件を記した「接続約款」を公表、ソフトバンクは日本通信との交渉していると報じました。
当時の記事では2014年夏にもソフトバンク回線によるMVNOサービスが開始されるとしていましたが米国での苦戦が関係しているのかもしれません。KDDIについては記事に近い展開となりました。
格安SIMカード、ソフトバンクとKDDIが参入へ―携帯3社によるMVNO競争
ドコモもMVNO会社を設立か
ドコモもKDDIと同じように新会社を設立して格安SIMの利用者層をターゲットとした料金プランを提供するのでしょうか。しかし、ドコモ回線を使ったMVNOサービスよりも安く設定するわけにもいかないと思うのでNTTグループのセット割引などで差別化を図る可能性が考えられます。
SIMロック解除の流れよりもSIMフリーの格安スマートフォン増加が急速に進みそうです。
Source:ブルームバーグ