BIGLOBE、音声通話/SIMカード搭載ウェアラブル端末『cocolis』をMWC2015に出展へ／スペックと特徴

『cocolis』の特徴・スペック

　開発中の『cocolis』は3G通信機能を持ったAndroidベースのウェアラブルデバイスで、Googleが主導するAndroid Wear搭載スマートウォッチのようなBluetooth連携ではなく”3G モバイル通信に対応し単体でインターネット接続できる端末”として内蔵するスピーカーとマイクを使い携帯電話のように通話できるとしています。

『cocolis』のスペック

　『cocolis』は画面サイズ1.6型（解像度220ｘ176）でタッチ操作に対応したAndroid 4.2搭載のウェアラブル端末。

　CPUは1.3GHｚデュアルコアプロセッサ、RAM 1GB、内部ストレージは4GBでバイブレーションとマイク、モノラルスピーカーを内蔵、防水防塵はIPX5/7、IP5Xに対応しています。

　通信はWi-Fi 11b/g、Bluetooth 4.0 LE、A-GPS、対応ネットワークはWCDMA HSDPAで、SIMカードサイズは”nano SIMカード”。

充電ドック

　バッテリー容量は620mAh、充電クレードルが用意されUSB経由で行われるようです。

『cocolis』の利用イメージ

　3G通信とGPSを搭載しているためトラッキングが可能。

　子ども向けウェアラブル端末としての利用を想定し保護者向けスマートフォン専用アプリを用意、働く女性を支援する親子コミュニケーションサービスのデモを行うとのこと。

　「携帯電話の電源をお切りください」とアナウンスが聞こえてきそうなシーンですが、ビジネス現場でも力を発揮しそうです。

『cocolis』への期待

　先日、Neptune社がブレスレットのようなウェアラブル型スマートフォン『Neptune Hub』をメインに5型タブレット『Pocket Screen』をサブ端末として使うというコンセプトの製品を発表しました。

　PHSなどが登場した頃は場所を問わず通話できただけで満足していたためか画面サイズは小さく、モバイル通信できないのが当たり前として受け入れましたが、今では6インチと大画面になっています。

　当時を振り返ると『cocolis』や『Neptune DUO』のような”小さい画面サイズ”で”通話とモバイル通信”という必要最低限の機能を備えたウェアラブルデバイスのニーズは高いのではないかと思えてきました。

バッテリー容量が多く実用的な印象

　Android Wearスマートウォッチはバッテリー容量がSamsung Gear Liveの”300mAh”からSony SmartWatch3の”420mAh”までとなっていますが、『cocolis』は”620mAh”もあります。

　バッテリー消費が多いWi-Fiやモバイル通信、GPSを搭載しているため実際の駆動時間はわかりませんがテザリングなどをせず通話メインで持ち歩く使い方では実用的な印象を持ちました。

　やはり子ども向けやビジネス、スポーツといった多くの機能を必要としないシーンで活躍しそうな端末です。

毎日使うから充電方法が重要

　充電ドックのイメージ画像を見る限りドックの充電端子に接続するタイプと思われますが、Android Wear搭載スマートウォッチ3台と中国メーカーのAndroid搭載スマートウォッチ１台を購入したユーザーとしては　毎日のように使うウェアラブル端末は充電の手間で製品価値が大きく変わるため、Moto 360のように定位置をつくりだし置き時計のようにも使える充電ドックに期待したいと思います。

　『cocolis』は、MWCのジャパン・パビリオン内の展示ブース（Hall 8.1 – App Planet Stand 8.1K42）にて参考展示するとしています。

Source：BIGLOBE

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