Windows 10 mobile搭載スマートフォンは買いか、4機種でスペック比較-KATANA/MADOSMA/Lumia 950/EveryPhone
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MicrosoftのLumia 950をはじめとして国内でもWindows 10 mobileを搭載したスマートフォンが各社から相次いで発表されました。どうしても1台は欲しいので何を買うべきか検討すべくスペック・価格で比較した内容を記録します。
Windows 10 mobile搭載スマートフォン4機種でスペック比較
この記事を書く前は漠然と「Windows 10 mobile」のスマートフォンが欲しいとだけ思っていましたが、具体的に何をしたいのかは決まっていません。メールやブラウジング、情報収集にナビゲーション、ゲームなどAndroidやiOS端末で満足できる状態になっています。
今は只、新しいOSを体験したいということに尽きるのかも知れません。
シンプルに「新しいOSを味わう」と言っても動作が遅かったり、容量不足で使い切れないのでは困ります。
そういったことも考えながらスペック比較表で確認したいと思います。
4機種のスペック表
タブクル調べ tabkul.com |
FREETEL KATANA 01 | MADOSMA Q501A | ヤマダ電機 EveryPhone | Microsoft Lumia 950 |
OS | Windows 10 mobile | Windows 10 mobile | Windows 10 mobile | Windows 10 mobile |
CPU | 1.1GHzクアッドコア | Qualcomm Snapdragon410 MSM8916 1.2GHzクアッドコア | Qualcomm Snapdragon 410 1.2GHzクアッドコア | Snapdragon 808 1.8 GHz ヘキサコア |
RAM | 1GB | 1GB | 2GB LPDDR3 | 3GB |
ストレージ | 8GB | 8GB | 32GB | 32GB |
SDカード | microSDカード最大32GB | microSDカード最大64GB | microSDカード最大64GB | microSDカード最大200GB |
液晶 | 4.5インチ | 5インチ/IPS液晶 | 5.5インチ | 5.2インチAMOLED |
解像度 | 854 x 480 FWVGA | 1,280 x 720 | 720x1,280/267ppi | WQHD (2560 x 1440) /564 ppi |
前面カメラ | 200万画素 | 200万画素 | 500万画素 | 500万画素 |
背面カメラ | 500万画素 | 800万画素 | 1,300万画素AF/Dual Flash | 2000万画素 |
Wi-Fi | 802.11 b/g/n | 802.11b/g/n | 802.11 b/g/n | 802.11 a/b/g/n/ac |
2G EDGE/GSM | 850/900/1800/1900MHz | 非掲載 | 850/900/1800/1900MHz | 850/900/1800/1900MHz |
3G W-CDMA | Band1/6/8/19 | Band 1/6/8/19 | 1(2100)/6(800)/19(800) | Band 1/2/4/5/8 |
4G LTE | Band1/3/8/19 | Band 1/3/19/CAT4 | 1(2100)/3(1700)/19(800) | Band 1/2/3/4/5/7/8/12/17/20/28、TDD 38/40 |
GPS | GPS / A-GPS | GPS / A-GPS | GPS / A-GPS | A-GLONASS, A-GPS |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.1 |
USB | MicroUSB | MicroUSB | MicroUSB | USB 3.1 |
映像出力 | 非搭載 | ― | 非搭載 | DisplayPort over USB-C |
サイズ | 132.8 x 66.3 x 8.9mm | 142.8×70.4×8.4mm | 154.8 x 78.6 x 6.9 mm | 73.2×145×8.25mm |
重さ | 132g | 125g | 138.6g | 150g |
バッテリー | 1,700mAh | 2,300mAh | 2.600mAh | 3000mAh/Qi充電 |
価格 | 2015/11/30より税抜12,800円 | 税・送料込26,800円、Office365+29,800円 | 2015年11月28日より税抜39,800円 | 549ドルで11月発売 |
安さが魅力!FREETEL KATANA 01を考える
当初は19,800円と発表されていたKATANA 01
最近何かと目にする機会が増えたプラスワン・マーケティングが発表したWindows 10 mobileスマートフォン「KATANA 01」を見てみると、4機種の中で最もスペックが低く、強みといえる仕様はソフトバンクのプラチナバンドに対応している点かも知れません。
訴求力のあるスペックではありませんが、そのかわり価格を12,800円にまで値下げしたことでコストパフォーマンスに優れ、はじめての1台として存在感を放っています。
国内最速での発売とはなりませんでしたが、とりあえずの1台として『KATANA 01』は有力な選択肢といえそうです。
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中間スペック、マウスコンピューター「MADOSMA Q501A」を考える
マウスコンピューターの「MADOSMA Q501A」は5インチにHD解像度、プロセッサにQualcomm Snapdragon410を採用したスマートフォン。
『FREETEL KATANA 01』が12,800円へ値下げしたことにより2倍近い価格となってしまい、普通に考えると割安と言える税込送料込み26,800円という価格的なメリットが奪われてしまいました。
「MADOSMA Q501A」のスペックではMicroSDカード最大64GBをサポート、背面カメラ800万画素、5インチ解像度1,280x720が強みで、ソフトバンクのプラチナバンド非対応が弱みになりそうです。
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スペック充実!?ヤマダ電機「EveryPhone」
ヤマダ電機が「究極のハイスペック、最強スマートフォン」と謳う5.5インチのWindows 10 mobile搭載スマートフォン『EveryPhone』は税抜価格39,800円と少し高めの設定です。
スペックを見てみると「MADOSMA Q501A」と同じプロセッサながら、RAM2GB、内部ストレージは32GB、背面カメラ1,300万画素と国内Windows 10 mobile搭載スマートフォンにおいて記事投稿点で最も高いスペックとなっています。
ソフトバンクのプラチナバンド非対応ですが、基本スペックは高めで5.5インチと3機種では最も大きなディスプレイを備えており、大画面を求めるユーザーにとって良い選択肢となりそうです。
11月28日と国内最速で購入できるスマートフォンで、キャンペーンも用意されています。
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ハイスペック!Microsoft Lumia 950
日本発売を期待できそうにない『Lumia 950』は同社の「Surface Pro」シリーズのようにハイスペック仕様で価格も549ドル(約6.73万円)と結構なお値段がします。
しかし、それでも欲しいと思ってしまうのはスマートフォンからPCライクな映像を出力できる「Continuum (コンティニュアム) for Phone」を利用できることです。
同機能はSnapdragon 808(MS8992) / 810(MS8994)にRAM 2GB以上、ROM 16GB以上を要求するため国内で発売が発表されているWindowsスマートフォンでは利用できない状況となっています。
Continuum for Phoneのハードウェア条件
勝手に妄想が膨らむ「Continuum for Phone」ですが記事投稿時点で動作するアプリは、Microsoft Edge、Office アプリ、その他のいくつかのアプリ (天気やメールなど) に限られています。
ブラウザとメール、Officeさえあれば仕事が完結するのであれば最強のモバイル端末になるかもしれませんが、「Continuum for Phone」が実用的になるまで時間がかかるということを考えると無理に購入する必要はないかもしれません。
Windows 10 mobile搭載スマートフォンは何を買うべきか
改めて4機種を並べてみて、とりあえず使い勝手を知りたいだけであれば12,800円で購入できる『KATANA 01』が良いと思いました。
RAM1GB+ROM8GBが心配であればヤマダ電機「EveryPhone」が良さそうです。
VAIOやAcerの新製品を待つべきか
日本マイクロソフトは10月14日にWindows 10 mobile開発パートナーを発表しました。
そこでは今回のマウスコンピューター、プラスワン・マーケティング(FREETEL)のほかにサードウェーブデジノス、VAIO、Acer、NuAns(トリニティ)がありました。
サードウェーブデジノスは同日、Windows 10 mobileスマートフォン『DG-W10M』のスペックを発表していますが、その後は続報がありません。
他3社「Acer」「VAIO」「NuAns(トリニティ)」のいずれかがハイスペックなスマートフォンを投入するのかはわかりませんがサードウェーブデジノスを含めた今回の3社が発表したスマートフォンを見る限りRAM/ROM/画面サイズなどが重ならないように配慮されているようにも感じます。
VAIOがオリジナルで開発したハイスペックなスマートフォンを出すのでは楽しみにしていますが、『VAIO PHONE VA-10J』の件があるため心配もあります。
やはりASUSやLG、Huawei、Lenovoなど海外メーカーのコストパフォーマンスに優れて、スペックのバランスもとれたWindows 10 mobileスマートフォンを待つのが良いのかも知れません。
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