Nexus 9/Nexus 6/Nexus 5の3機種スペック比較表、購入検討編
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最終更新日:2014/10/17
Google Nexus Nexus 5, Nexus 6, Nexus 9
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Googleが米国時間10月15日に発表した最新タブレット『Nexus 9』とスマートフォン『Nexus 6』の公開された価格とスペックを基に現在販売中で今後も継続されることが明らかになった『Nexus 5』を比較しました。
Nexus 6/Nexus 9の価格とスペック比較
今回も最新OSと一緒に新しいデバイス『Nexus 6』と『Nexus 9』の2機種に加え、『Nexus Player』が発表されました。『Nexus 5』に関しては発表前にGoogle Playで在庫切れになり様々な憶測が飛び交いましたが、どうやらAndroid 5.0 L搭載バージョンへ切り替えるための準備だった可能性が考えれます。
以下、3機種のスペック表です。
タブクル調べ tabkul.com |
HTC Nexus 9 | Motorola Nexus 6 | LG Nexus 5 |
OS | Android 5.0 L | Android 5.0 L | Android 4.4 |
CPU | 64bit NVIDIA Tegra K1プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 805 2.7 GHzクアッドコア/Krait 450 |
Qualcomm Snapdragon 800 2.26GHz |
ストレージ | 16GB / 32GB | 32GB/64GB | 16GB/32GB |
SDカード | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
RAM | 2GB | 3GB | 2GB |
液晶 | 8.9 インチ/IPS液晶 | 5.96 インチ/AMOLED | 4.95インチ/IPS液晶 |
解像度 | 2048 x 1536/4:3 | 2560x1400/16:9/493ppi | 1920×1080/445ppi |
前面カメラ | 160万画素 | 200万画素 | 130万画素 |
背面カメラ | 800万画素 | 1300万画素 | 800万画素 |
Wi-Fi | 802.11 ac/a/b/g/n、MIMO | 802.11 ac/a/b/g/n、MIMO | 802.11 ac/a/b/g/n |
GPS | GPS搭載 | GPS搭載 | GPS搭載 |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.0 |
HDMI | 非搭載 | 非搭載 | 非搭載 |
サイズ | 153.68 x 228.25 x 7.95 mm | 82.98×159.26×10.06mm | 69.17 x 137.84 x 8.59 mm |
重さ | 436g/Wi-Fiモデル425g | 184g | 130g |
バッテリー | 6700mAh | 3220mAh | 2300mAh |
価格 | 399ドル(約4.23万円)~ | 649ドル(約6.88万円)~ | 16GBモデル/40,937円~ |
その他 | Gorilla Glass 3/NFC、周囲光センサー、ジャイロ、加速度計、磁力計 | Gorilla Glass 3/NFC、周囲光センサー、ジャイロ、加速度計、磁力計、気圧計、Nano SIM/防水 | Gorilla Glass 3/NFC、ジャイロ、加速度計、コンパス、近接、周囲光、気圧計、ホール効果、MicroUSB SlimPort対応 |
『Nexus 6』と『Nexus 9』の発表後に海外で話題となったのは「SDカードスロット非搭載」であったことでしょうか、海外のコメント欄には落胆の声が寄せられていました。各種コンテンツはSDカードではなくGoogle Playやオンラインストレージに保存し利用して欲しいというGoogleの願いとも言えそうです。
LG Nexus 5のOS欄に「Android 4.4」としましたが公式ページではAndroid 5.0 L搭載という表示になっていました。しかし記事投稿時点でGoogle Playの販売ページで「Android 4.4」となっていたため悩みましたが販売ページを優先しました。
Nexus 5 から Nexus 6 へ進化したスペック
『Nexus 6』でスペックが向上している箇所は以下のとおり。
- 内部ストレージが2倍に、16GB→32GB/32GB→64GBへ
- RAM 2GBから3GBへ
- プロセッサはQualcomm Snapdragonシリーズの800から805となり処理性能も2.7GHzに
- ディスプレイでは4.95インチから5.96インチと1インチ大きな画面に
- 解像度はフルHDから2560x1400へ
- カメラが前背面ともに向上。
Nexusシリーズでは最もハイスペックな端末に仕上がっています。
通信面ではWi-FiがMIMO対応となり動画サービスなどに強くなっています。また8月22日にBluetooth SIGより事前に発表されていたとおりBluetooth 4.1に標準対応しており対応機器とペアリングすれば従来よりも長くBluetoothデバイスを利用できるようになります。
同団体は『Android L』が従来のBluetooth規格にも対応していることを挙げ、増加するBluetooth機器のハブとして機能する役割を担っている伝えています。
そして『Nexus 6』は防水仕様です。
Nexus 6 と Nexus 5 の本体サイズと重量を比べる
『Nexus 6』の本体サイズで目立つのは厚み10.06mmという箇所で『Nexus 5』の8.59mmから1.47mmも厚くなっています。『Nexus 6』にカバーケースを装着すると結構な厚みとなりそうですが持ちやすいとも言えそうです。
重量は『Nexus 5』の130gに対し『Nexus 6』は184gと差は54gとなっています。大画面化によりサイズも大きいことから重さが分散されることを考えると負担にはならない範囲と思いました。
『Nexus 9』の425g/436gは少し重く感じますね。
センサー類を見る
センサー類は右へ行くほど多く搭載しています。『Nexus 6』と『Nexus 9』では気圧計の有無が異なり、『Nexus 5』は2機種にないホール効果、コンパス、近接を搭載する一方で磁力計がありません。
バッテリー容量と駆動時間を比較する
はじめに『Nexus 9』のバッテリーをみてみます。容量は6700mAhで各駆動時間は以下のとおり。
- インターネット使用時(Wi-Fi): 最長 9.5 時間
- インターネット使用時(LTE): 最長 8.5 時間
- 動画再生: 最長 9.5 時間
- 待受時(Wi-Fi): 最長 30 日間
- 待受時(LTE): 最長 30 日間
■Nexus 6のバッテリー
続いて『Nexus 6』、バッテリー容量は3220 mAhで各駆動時間は以下のとおり。
- 待受時(画面を常に表示機能オン): 最長 250 時間
- 待受時(画面を常に表示機能オフ): 最長 330 時間
- インターネット使用時(Wi-Fi): 最長 9.5 時間
- インターネット使用時(LTE): 最長 10 時間
- 通話時: 最長 24 時間
- 動画再生: 最長 10 時間
『Nexus 6』はワイヤレス充電規格Qiに対応しています。
■Nexus 5のバッテリー
最後は『Nexus 5』、バッテリー容量は2300 mAhで各駆動時間は以下のとおり。
- 通話時: 最長 17 時間
- 待受時: 最長 300 時間
- インターネット使用時(Wi-Fi): 最長 8.5 時間
- インターネット使用時(LTE): 最長 7 時間
『Nexus 5』もまたワイヤレス充電規格Qiに対応。
『Nexus 6』は『Nexus 5』に比べバッテリー容量は多いのに駆動時間が僅かに向上した程度となっているのは、恐らく大画面/高解像度により消費電力が多くなったためと思われます。
Nexus 6 の対応ネットワーク
『Nexus 6』はNanoSIMカードスロット搭載と『Nexus 5』とSIMカードのサイズが異なります。北米モデル(XT1103)は以下のネットワークに対応しています。
- GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
- CDMA: バンドクラス: 0 / 1 / 10
- WCDMA: バンド: 1 / 2 / 4 / 5 / 8
- LTE: バンド: 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 12 / 13 / 17 / 25 / 26 / 29 / 41
- CA DL: バンド: B2-B13、B2-B17、B2-29、B4-B5、B4-B13、B4-B17、B4-B29
続いてグローバルモデル(XT1100)。
- GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
- CDMA: 非対応
- WCDMA: バンド: 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 9 / 19
- LTE: バンド: 1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 9 / 19 / 20 / 28 / 41
- CA DL: B3-B5、B3-B8
Nexus 5 の対応ネットワーク
『Nexus 5』はMicroSIMカードスロットとなっており、北米モデルは以下のとおり。
- GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
- CDMA: バンドクラス: 0 / 1 / 10
- WCDMA: バンド: 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19
- LTE: バンド: 1 / 2 / 4 / 5 / 17 / 19 / 25 / 26 / 41
次にグローバルモデル。
- GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz
- WCDMA: バンド: 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8
- LTE: バンド: 1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 20
『Nexus 9』LTEモデルの対応ネットワークについては詳細が明らかにされておらず現時点では以下のとおり。
- クワッドバンド GSM
- CDMA
- ペンタバンド HSPA
- LTE
Nexus 6 購入のメリットを考える
Google Playで販売中の『Nexus 5』は価格40,937円~となっていますが16GBモデルの値段で、32GBモデルの価格は46,080円でした。
次に『Nexus 6』の日本価格は未発表ですが米国では32GBモデルが649ドル(約6.88万円)~と発表されています。
2機種の価格差は22,720円、、、う~ん、高い。
しかし、『Nexus 6』はNexusシリーズ初となる防水仕様、突然の雨やバスタイムにも対応する万能選手、比較しているうちに欲しくなってきました。あとは日本で発売されることを願いつつ、日本価格が安くなることを期待したいですと思います。
Nexus 9 はAndroidの未来を担うか
Nexus 10の時も感じましたがNexusシリーズの大画面は実験的な位置付けなのでしょうか、『Nexus 9』はリーク情報にあったようにアスペクト比4:3でした。
『Nexus 9』のアスペクト比は10月8日にAndroid Policeが伝えたマルチウィンドウ/マルチタスク化するAndroid向けに設計されたタブレット端末と言えるかもしれません。
また、別売りマグネット式のキーボードによりノートPC(ラップトップ)のように使えると伝えられていることからも、Androidのマルチウィンドウ化は『Nexus 9』にかかっていて、結果次第でオフィス向けに仕事で使えるOSへと進化する可能性もあります。
そう考えると『Nexus 9』は楽しみが詰まっているように思えてきました。
Nexus 6 / Nexus 9 の価格や予約開始時期は下記リンクより確認できます。
(追記:2014年10月17日)
アマゾンでも発売されるようです。
『Nexus 9』はアマゾンで10月18日午前2時から予約開始
(追記:2014年10月17日)
新しいNexus 5ということで何度かチェックしていましたが、17日時点ではGoogle Playの仕様に変更はありません。「カメラがスペックダウンした!」と思ったらスペック表のカメラ画素数が誤っていたようで修正しました。
しかし、Android 4.4 KitKatと”在庫切れ”という表記が続いているので先ほど追記したアマゾンの販売開始時刻にあわせてGoogle Playのページが変更される可能性が考えられます。在庫切れにしている理由としてスペックが変更される可能性を期待していますが果たして、、、。