iPad Airクローン、RAM4GBの『Onda V919 Air CH』は買いか

『Onda V919 Air CH』のスペック、特徴

　『Onda V919 Air CH』は価格189.99ドル（約2.34万円）でプレオーダーを受付ており、2015年12月上旬ごろに発売が期待されているWindows 10オンリーのタブレットPCです。

　はじめにスペックを確認します。

主な仕様・スペック

　※Gセンサー対応。

　『Onda V919 Air CH』は厚さ7.9mmと初代iPad Airの7.5mmより0.4mmほど違うものの縦横は0.1mmの差とされており、対応アクセサリーの素材や種類によっては様々なメーカー製品が使えそうです。

　重量もiPad Airの469gよりも軽い450gと記載がありました。先日購入したChuwi Hi8もスペックシート上で約352gながら実機は297.5gと軽量だったため『Onda V919 Air CH』にも期待してしまいます。

インターフェイス

　2015年9月の発表時点ではHDMIの有無を判断できませんでしたが製品画像には側面にMicroHDMIポートを確認することができます。

　USBはMicroUSBｘ1基というのが残念ですが10.1インチのようなノートパソコンに近いサイズではないので仕方がないかもしれません。

『Onda V919 Air CH』の魅力

　『Onda V919 Air CH』の魅力を箇条書きにすると次のような感じとなりました。

• iPadで使い慣れた9.7インチというサイズで450gと軽量であること
• 豊富なiPad Air関連アクセサリー（液晶保護フィルム、保護ケース、キーボードカバーほか）が使えそう
• 従来のAtomタブレットよりもパワフルな処理が期待できるRAM4GB＋Intel Atom Cherry Trail X5-Z8300プロセッサ搭載
• Cherry Trail X5-Z8300でも耐えられそうなバッテリー容量7,200mAh搭載
• MicroSDカードスロットが最大128GBサポート
• 高解像度2048 x 1536 (264ppi)

　次に購入を控えるための言い訳を考えます。

『Onda V919 Air CH』購入を控える時の理由

　やはりWi-Fi 802.11 b/g/nとACなどに非対応であったり、インターフェイスがMicroUSBｘ1基であることが思い当たります。これがもしHDMIの代わりにUSB Type-Cｘ2基であったなら映像出力から周辺機器など今後を楽しめるタブレットになったと思います。

　また、中国メーカー製タブレットの強みでもあるデュアルOS構成ではない点も残念です。せっかくの高解像度が程よい解像度で事足りるWindowsのみというのが残念でなりません。これまでの傾向からONDAがデュアルブート版をリリースすることは十分に期待できるため少し待つのも良いかもしれません。

『Onda V919 Air CH』は買いか

　『Onda V919 Air CH』は通過点になるような仕様ではあります。半年もしないうちにCherry Trail搭載タブレットが値下げ合戦となり、USB Type-C搭載やデュアルブート版といった違いを各メーカーが打ち出してくることが考えられます。

　すでにCubeはWacomペンという特徴を打ち出してきています。（参考：Wacomペン動画ありの『Cube i7 Stylus』 と 2in1タブレット『PIPO W1S』は買いか、スペックと価格）

　それでもRAM 4GB＋Cherry Trail搭載Windows 10タブレットを189.99ドル（約2.34万円）で試せるという選択肢は魅力、あと5千円も安ければ物欲に負けて予約していたでしょう。

　TeclastからRAM 8GB搭載タブレット「Teclast X16 Power」がリリースされるので、しばらく様子を見たいと思います。

Source：ONDA-Tablet