Fireタブレットのハックツール、Amazon Fire Toolbox v8.2を試す
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Amazon Kindle Fire, Fire HD 8, 製品レビュー
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先日リリースされたFireタブレットのハックツール「Amazon Fire Toolbox v8.2」が手持ちのFire HD 8 Plus(2020)で使えるのか試した。
root取得など使えない機能もあったので、その内容をシェアしたい。
Amazon Fire Toolbox v8.2は動くか
今回のテスト環境はWindows 10搭載ノートパソコンと2020年にリリースされたFire HD8 PlusをUSB-Cケーブルで繋いでAmazon Fire Toolbox v8.2を実行した状態となっている。
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最初にNetflixのインストールを試した。
PC上で実行するとアプリのダウンロードを開始、その後、Fireタブレット側にNetflixの画面が表示され無事にインストールが完了した。(Netflix自体はAmazonアプリストアで配布されていて違いは不明、ツールの動作確認として安全そうなので最初に試した。)
次に「Custom Sounds」を実行した。
PC上のmp3ファイルを選び、自分が鳴らしたい条件(スクリーンONなど)にチェックをして実行するとFireタブレットが再起動したが、条件を満たしても再生される気配はなかった。
続いて壁紙変更の機能をチェック、新たにプライムフォトの写真を選べるようになっていた。
旧バージョンから利用できるFire OSのアップデートを阻止する設定やEMAILや天気といったプリインストールアプリの無効化オプションも継続されていた。
全ての機能は使えない。
残念なことはAmazon Fire Toolbox v8.2にある全ての機能がFire HD 8 Plus(2020)で使えないことだ。
例えばroot権限を取得するツールは対象外のままで、「YouTube Premium」に加入しなくてもバックグラウンド再生や広告の非表示が行えるという「YouTube Vanced」やロックスクリーンの広告除去には対応していない。
広告の非表示については以前、SQLの値を変更するだけで実現できたがFire OSアップデート時にデータベース管理ではなくなったという情報を見かけた。
今後も抜け穴を見つけては対策を取るということが繰り返されるため、Amazon Fire Toolboxを使って任意のバージョンでFire OSのアップデートを停止させるという方法もある。
しかし、今後アマゾンの最新サービスを利用するのであれば最新OSにした方が良いだろう。もともと破格のタブレット端末なので2台購入して、それぞれアップデートの有無を決めておくという使い方も良いかもしれない。