ミニベロをエアロバイク化、ELITE SUITO購入レビュー
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当時の記事を読んでくれた人はもういないかもしれないが、私は折り畳み自転車メーカー「DAHON」のBoardwalk D7(ボードウォーク)というミニベロを愛用している。
それが引越しに伴い、室内保管となった。
どうせなら使えるようにしたいという変なMOTTAINAI精神により、調べ周った結果「ELITE SUITO」を購入。この記事では「ELITE SUITO」を選んだ理由、試乗した感想を記録する。
(追記)「エアロバイクをマンションで〜」という意見があったので記載しておくと、集団で運動しても良い建物なので問題はない。
DAHON Boardwalk D7をエアロバイクに
スポーツクラブに行かなくなってから1年以上が経つ、主に水泳が目的でフィットネスバイク(エアロバイク)は気分転換に利用する程度だった。
それでも運動をしないと脳をはじめ、様々な箇所が錆びついてしまう。
早朝ランや自転車での散歩も考えたが、部屋に自転車を持ち込むために洗ったりと手間がかかる。そこで部屋の駐輪スペースを運動場にしようと考えた。
エアロバイクの選び方
駐輪スペースを運動場にするのだから専用の大きなエアロバイクは対象外。それは省スペースではない3本ローラータイプなども含まれる。
最初は「MINOURA LR240」(Amazon販売ページへ)という3万円前後で販売されている小径車向きを謳うサイクルトレーナーを購入するつもりだった。
同製品は「DAHON Boardwalk D7」でのレビューも見かけたので私のような自転車に詳しくない人間でも失敗する可能性は低い。しかし、Amazon新生活セール直前に売り切れとなってしまった。
どのショップも「MINOURA LR240」は在庫切れで残念な気持ちになったが、それが良い結果をもたらすとは思いもしなかった。
ここで仕方なく高額な「ドライブ式」へ方向転換する。
どうやら「WAHOO」の「KICKR」(Amazon)と低価格モデルの「キッカーコア」(Amazon)が人気のようだ。同シリーズは坂道を再現できる前輪用オプション「クライム」(Amazon)も用意されていて本格的。
ZWIFTなどと組み合わせることでレースも擬似体験できるらしくプロチームも使っているという。
ここでふと立ち止まる。
・・・。
いや、ミニベロだった。
何がしたいのかを箇条書きにした。
- 適度な有酸素運動がしたい。
- 動画や音楽を楽しむ時間を運動に割り当てたい。
- ミニベロで省スペースなエアロバイクの実現。(最重要)
- ZWIFTなどは求めていない。
- 筋肉は太さよりもスリムさを求める。(坂道不要)
そうだった。
WAHOOの上位モデルにある最大出力:2200Wは身の丈にあっていない。
それより最も重要なのは「DAHON Boardwalk D7」の折り畳み収納に馴染むドライブ式を探すこと。全てはそこから。
そうして探し回った結果、今回レビューしている「ELITE SUITO」を購入した。
ELITE SUITOのメリットとデメリット
WAHOO最高!というような動画やブログを横目にELITEに近づく。同社はイタリアの自転車アクセサリー名門ブランドのようだ。決して怪しい企業ではない。
「ELITE SUITO」は2019年10月にプレスリリースが発表されたばかりの新しいドライブ型トレーナーだった。
製品特徴としてアームを折りたたむと幅15cmという「コンパクト収納」、ドライブ式に共通する「静寂性」を挙げていた。独自アプリ「myETraining 」(iOS)やサードパーティ製「ZWIFT」などにも対応。
この小さく折りたためることが最大のメリットだ。
いかがだろうか。
「DAHON Boardwalk D7」本来の収納スペースから数センチだけ奥行きが広がった印象。上図のようにアームを畳むことで驚くほどコンパクトに片づけられた。
コツは折りたたんだ際にサドルポールを一番下まで下げること。そのため、軽量化でサドルポールを短くしていると上手くいかないかもしれない。
また、コンパクトなだけでなく重量が約14.5kgと軽いのも背中を押した。
メリット3つめは、シマノ105の11速カセット「11-28T」標準搭載(キッカーコアもカセット付き)で追加投資が不要なところ。(このカセットについては購入前の調査でメーカーが販売店には告げずにシマノから他社製品に変えたというレビューを見かけた。)
いずれにしても、DAHON Boardwalk D7のスプロケットは「Shimano CS-HG207 12-28T」、7速なので合わない。これについては1速〜3速までならチェーンが外れないことを確認、その範囲で試乗した。(ELITE SUITO用のスプロケットは注文済み)
メリット4つめは、パワーメーターと磁気抵抗ユニットの標準搭載。
これらと同社独自アルゴリズムでパワーを計算しバーチャルライドを実現、ZWFITなどでは心拍計を用意すればよいようだ。Apple Watchが使えたというユーザーもいたので必要なアイテムが少ないのも良い。
あとはドライブ式で共通のメリットである「静寂性」、価格が人気のWAHOOに対して安いのも魅力。
デメリットとしてはWAHOOの坂道オプションがないこと。そもそも「ミニベロ」なので縁のないオプションだが・・・。
次にユーザー数がWAHOOに比べて少ないこと。これについては「ELITE SUITO」の故障やトラブル報告が国内外ともに少ないことと、ユーザーが多くてもカスタマイズや裏技ができるような製品ではないことから問題ないと判断した。
ミニベロをエアロバイク化した効果
DAHON特有の横に折り畳む仕様を最大限に活かせる「ELITE SUITO」を選んだのは我ながら良い選択だった。
「置き物」だった自転車が簡易ジムになったのだから健康面でも大きな変化になるだろう。
こうなってくると愛らしくて新品のチェーンや新しいスプロケットを注文してしまった。
正直、室内保管になった時点でコンパクトな「DAHON K3」か「DAHON DOVE PLUS」にしようと思っていたが、「ELITE SUITO」の対応エンドが130-135mmクイックまたは142mmスルーアクスルなので14インチは装着できない。やはり、こちらも売り切れだったのが幸いした。
こうして振り返ると「MINOURA LR240」を購入していたら完全な折り畳み収納はできなかったし、14インチモデルに乗り換えていたらドライブ式が利用できなかったので、なんだかんだで運がよかったのかもしれない。
何か機会があれば、チェーン効果やスプロケット交換など自転車ネタも記録していきたい。
今回レビューしたELITE SUITOのアマゾン販売ページへ