約12.2万円の15.6型Android「LUCAタブレット」発表、スペックと特徴

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アイリスオーヤマは8月31日、業界最大クラスという15.6インチの大画面Android端末「LUCAタブレット TM152M8N1」を発表した。

発売日は2022年9月15日、参考価格は税込121980円。

アイリスオーヤマ「LUCAタブレット」のスペック

アイリスオーヤマは今回発売する新商品について次のようにコメントしている。

業界最大クラス(同社調べ:2022年8月1日時点)の15.6インチの液晶パネルを搭載しており、据え置き型モニターに匹敵する見やすさと携帯性を両立しています。大画面のため、動画視聴や電子書籍での使用に適している一方で、Web会議やオンライン授業などで画面分割や資料共有でも快適に使用することができます。また、付属する専用スタンドでタブレットを自立・固定できるので、長時間使用による手首への負担を軽減します。さらに、机上に置いて料理や作業中の最中に「ながら視聴」でき、家族で集まって画面をシェアするといった使い方もできます。

「LUCAタブレット TM152M8N1」は画面サイズ15.6インチ(1920×1080)、SoCはMediaTek MT6779、RAM4GB、ストレージ64GBを搭載、外部メモリとしてmicroSDカード最大512GBまで対応。

このMediaTek MT6779は別名「Helio P90」とも呼ばれ、Qualcomm Snapdragon 710やSnapdragon 675と比べて評価されているSoC。

インターフェイスはUSBと思われるが詳しい記載はなく付属品に「USBケーブル」とだけあった。

カメラはアウトカメラ800万画素/インカメラ800万画素。

バッテリーは8000mAh、WiFi 802.11acとBluetooth 5.0まで対応する。

本体サイズはW364 x H224 x D11 mm(突起部除く)、約1250g(本体重量)。

付属品は専用スタンドと専用充電器、カードスロットピン、USBケーブル。

画面転送への言及がない不思議。

15.6インチとなればモバイルモニターなどの画面サイズになるため画面転送機能を期待してプレスリリースや特集サイトを見て回った。

しかし、アイリスオーヤマはプレスリリースで特設サイトとして製品ページを紹介するほど注力したタブレットのはずが、スマートフォンからの画面転送・キャストといった機能に言及することはなかった。

さらにインターフェイスの場所や配置を示す画像やスペック詳細も用意されていないため、USBポートがあることしかわからない。そのため、HDMI入出力は期待できそうにない。

残された希望はUSB-Cによる映像転送だが、特集ページで何も言及していないため非対応と思われる。

また、専用スタンドの画像を見る限り背面に映像ポートどころか充電ポートがないことも気になった。充電ドックという名称ではないことからスマホスタンドの角度固定版といった可能性が考えられる。

その状態で価格は121,980円。

ちなみにアマゾンでは「EGOBAS」というブランドから同じ15.6インチのAndroid搭載のモバイルモニター(単体で動作するし、モバイルモニターとしても使える)が29980円で販売(Amazonへ)されている。

大画面Androidタブレットは歓迎したいものの「LUCAタブレット TM152M8N1」は価格が高すぎる上に機能が少なすぎると感じた。家電量販店でしか情報収集できない人をターゲットにしているとしても、仮にWiFi画面転送ができたところで遅延や制限があり、Google Cast対応でも使い道が限られてしまう。

大画面AndroidタブレットにはFireタブレットがKindleタブレットと名乗っていた時代のようにHDMIポートを備えるといった外部モニター機能を標準にしてもらいたい。

そうすることでSideCarで外部モニターだけでなくペンタブレットとしても使用可能な「iPad」に対抗、脅威となるのではないだろうか。

Source:アイリスオーヤマ(PDF)

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