MIL規格のSPIGEN製iPhone 12 miniケース「ACS01866」購入レビュー、MagSafe製品を試す
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先日イオシスから購入した中古Aランクの「iPhone 12 mini」は今のところ非公開となっていたバッテリー残量84%という情報を除いて満足できている。
これから長く付き合っていくために米軍仕様のMIL規格に準拠したMagSafe対応のSPIGEN製iPhone 12 miniケース「ACS01866」を購入したのでレビューしていく。
2023年1月時点ではiPhone 13 miniが最新機種ということもあって、iPhone 12 mini向けの保護ケースは数が減っており、そんな厳しい状況のなか「SPIGEN ACS01866」はAmazon初売りセールで35%OFFと大幅値下げとなっていた。
iPhoneケース「SPIGEN ACS01866」購入レビュー
「SPIGEN ACS01866」のAmazon.co.jpにおける通常価格は2,990円、MagSafe用の磁石を内蔵して、MIL規格に準拠した有名メーカーとしては標準的な値段となっていた。
ここからMagSafe用の磁石を除いたバージョンになれば有名メーカーである同社のほかESRやベルキンなども500円〜1000円ほど安くなる。
MagSafe対応の有無は非常に悩んだ。
なんといっても磁石の有無で重量が倍近く変わる。
2023年1月時点で世界最小最軽量の「iPhone 12 mini」を手にしながら自ら重く巨大にしてよいものかと悩んでケースの注文が遅れた。
しかも、有名メーカーでも磁石が内側にて「剥き出し状態」で設置しているモデルがあって、着脱時にiPhoneへついてしまったというレビューや傷つきそうといった懸念の声もあった。
また、MIL規格といっても落下したら1回でケースが割れたといった話もある。
そういった下記の項目を調べた結果、「SPIGEN ACS01866」を注文できた。
- 「重量」
- 「耐久性」
- 「外観」
- 「長期仕様に耐える素材」
- 「マグネットの強さ」
- 「メーカーとしてのサポート力」
- 「価格」
本音を言えばiPhone 12 miniの本体がホワイトなので保護ケースのカラーは「グレー」が良かったし、今回のブラック保護ケースであれば「カメラレンズまで覆うタイプ」がよかった。
そうなると先ほど挙げた項目が次々と崩壊していくため、優先順位を決めて「SPIGEN ACS01866」を選んだ。
「SPIGEN ACS01866」の開封レビュー
パッケージの背面はシンプル、特に製品の強みなどは掲載されていない。
その中身を取り出すと次のようになっていた。
スマートフォンの保護ケースなので説明書はなく、SPIGENの販売するMagSafe関連アクセサリーの広告が同封されていた。
iPhone 12 miniと並べて撮影、懸念点はホワイト筐体のカメラ部分がブラックケースと合うのかというところ。
上図手前の部分にある角付近が擦れたような汚れがついていた。
また、MagSafe用に埋め込まれたマグネット部分が少し飛び出すような形で膨らんでいるのも確認できる。
ここは「薄型化」「軽量化」「機能性」など何を選ぶかという選択なので極限まで妥協しなかった結果と感じた。
カメラ周りをチェック。
とくに傷などは見当たらない。
サイドは「ツルツル」というより「微かにザラつく」ような手触り。
コンデジの筐体にあるようなグリップ感に近い気がした。
保護ケースなしの状態に比べて滑りにくさが向上したのは嬉しいポイント。
内側はMagSafe用のマグネットがシート1枚で覆われている。
ここが有名メーカーでも剥き出しになっていて着脱時にマグネットが外れてしまうというレビューもあったので注意した。
これなら着脱を繰り返してもマグネットがiPhoneに・・・ということにはならないだろう。
実際に装着した感想。
iPhone 12 miniに装着するとディスプレイ面を食い気味に覆ってくれる。
保護フィルムを購入する際は「少し小さい」と言われているタイプが良さそうだ。
ディスプレイ面だけを見るとホワイト筐体であることはわからない。
背面を見るとカメラ部分が白、全体が黒となっているが想像より落ち着いた印象で安心した。
カメラユニットよりも保護ケースが高くなっているため背面を床に置いても本体重量をカメラの角で支えることはなくなった。
以前として背面で置くと「カタカタ」となってしまうが、保護ケース未着時に比べると段差はなくなっている。
ちなみに、SPIGENではブラックのカメラを保護するケースも販売(購入を検討したレビュー967件の詳細はAmazonへ)している。
それは同社の保護ケース対応と謳っているが、実際のレビューをみると「レンズカバーが浮く」といった声や、「きつくてレンズが割れた」という感想があった。
そのため、カメラカバーの購入はしないだろう。
全体では上図のような見た目となった。
斜線のデザインがあってよかったのかもしれない。
MagSafe製品は使えるか、マグネット強度レビュー
ここからは「SPIGEN ACS01866」を選んだ最大の目的2つのうち1つであるMagSafeを試す。
1つめはANKERの10,000mAhを内蔵したMagSafe対応モバイルバッテリー。
iPhone SEシリーズを除いて屈指の小さなバッテリーを内蔵しているiPhone 12 mini。
このMagSafe製品が使えないようであればiPhone SE 2から乗り換えたメリットを大きく失う。
上図のとおり、問題なくマグネットは機能した。
問題は「磁力」だ。
AnkerモバイルバッテリーとSPIGENケース、それぞれのAmazonレビューを見ると「磁力が弱い」「磁力が強い」という真逆の感想が投稿されている。
これが保護ケース選びで難航した理由でもある。
しかし、実際に試してみると予想通り「MagSafe対応ケースと対応製品を使用すれば強力な磁力」だとわかった。
上図のようにモバイルバッテリーを掴んで激しく上下へ動かしても外れる気配はない。
次に両手で引き離そうとしても少し指に力を込めないと外せなかった。
やはり、「磁力が弱い」というレビューでは有名メーカーが自信を持って出来る限り均等なクオリティでMagSafeに対応させた保護ケースを使用していない可能性が高い。
たとえば、そもそも背面に磁石のない保護ケースであったり、1000円前後の格安でクオリティの高低差が激しい格安ケースを使用して「磁力が弱い」とコメントしてることが考えられる。
次にコンデジ用カメラグリップを装着してiPhoneをコンデジ化するために購入したESRのMagSafe財布を装着した。
関連記事:iPhone SEをコンデジ化、MagSafeで着脱簡単
こちらも撮影する際に片手で安定して持つことができた。
「SPIGEN ACS01866」のマグネットは問題なく機能する。
価格の話
「SPIGEN ACS01866」は通常価格2,990円となっているが、Amazon初売りセールで35%OFFとなる1,944円となっていた。
過去最安は2021年7月の1512円で、それは1度だけだった。
それ以外は700日という販売期間を見てもセール価格は2000円前後となっており、初売りポイントキャンペーンも含めると今回はほぼ底値で入手できたと言えそうだ。
次回はレビューで登場した大きなMagSafe対応モバイルバッテリー「Anker 633」とは異なり、薄型で携帯しやすくてApple Watchも充電できる携帯モバイルバッテリーをiPhone 12 miniで試していく。
→今回レビューした保護ケースのレビュー841件の詳細や動画はAmazon販売ページへ
続き→3in1 の薄型モバイルバッテリー、iPhoneとApple Watchの同時充電・パススルーを試す(購入レビュー)
前回→イオシス中古Aランク「iPhone 12 mini」は大丈夫か、開封レビュー