iPad+MacBookは「LIFEBOOK WU3/H2」に買い換え可能か、スペック・価格

公開日: : 最終更新日:2023/07/18 富士通 ,

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富士通の「LIFEBOOK WU3/H2」2023年6月モデルに魅力を感じている。

何が良いかといえば、360度回転ディスプレイでタッチパネル搭載+ワコムデジタイザ内蔵なのに864gと軽く、メモリ16GB(32GBは約988gに)まで対応していること。

これってiPad+Apple Pencilの筆圧検知タブレットと1.29kgの13.3型「M1 MacBook Air」を1台にできるのではないか、そう思った。

しかもAppleアプリストアで横行するサブスクリプションの嵐とは無縁のWindowsならではの「買い切りソフトウェア」が多いからランニングコストも優秀。

残念なのはM1チップにあるファンレスや長寿命、高いグラフィック性能を持ち合わせていないこと。

それでも私個人の環境ではArrows Tabの合計3台も手放せるので「LIFEBOOK WU3/H2」の1台に集約するのは理想的に思えた。

また1つ前の世代「LIFEBOOK WU3/G2」がアウトレット価格になっていて魅力的。

この記事ではiPadとMacBookを卒業して「LIFEBOOK WU3/H2」と「LIFEBOOK WU3/G2」いずれか2機種に買い換えは現実的なのか記録していく。

富士通「LIFEBOOK WU3/H2」とG2のスペックを考える

今回「LIFEBOOK WU3/H2」を検討する理由は「Q508/SE」のワコムペンが優秀だったから。

しかし、本モデルは最新スタイラスペンを採用していて充電式で太くなるといった変化を遂げている。

それについては後述するとして、先に目立つスペックをみていきたい。

豊富なインターフェイス

愛用中のM1 MacBook Airを買い替えたい理由の1つに「インターフェイスの弱さ」が挙げられる。

AppleもProモデルでインターフェイスを追加して「差別化」した以上、USB-Cオンリーにした理由が「金銭目的」であることが鮮明になった。

昔はシンプルなインターフェイスの世界を構築するための布石と期待したが、MagSafe充電ポートを復活させるなどアクセサリー販売で稼ぎたい気持ちが明確になったあたりから乗り換えを検討している。

「LIFEBOOK WU3/H2」には次のインターフェイスが搭載されていた。

  • 【Core i5モデル】
    HDMI出力×1
    USB3.2 (Gen2) Type-C×2
    USB3.2 (Gen1) Type-A×2
    有線LAN (RJ-45)
  • 【 Core i7モデル】
    HDMI出力×1
    Thunderbolt 4 USB 4 (Gen3) Type-C×2
    USB3.2 (Gen1) Type-A×2
    有線LAN (RJ-45)

Core i7モデルはThunderbolt 4搭載という強みがあり、ノートパソコンで外部GPU(eGPU)を使いデスクトップ級の映像処理をしたいとき頼りになる。

ただeGPUは高額、かつ場所を取り、単体で使えるわけでもないことから以前購入したMac mini風ワークステーション「HP Z2 mini G4」を使うほうが賢明だと思った。

(画像)Mac miniな小型PC「HP Z2 mini G4」の各種ベンチマーク・レビュー Vol.03より

「HP Z2 mini G4」のベンチマークスコア(上図)は問題ないレベルに達しており、それだけでなく「LIFEBOOK WU3/H2」でトラブル発生時のバックアップ機としても機能する。

「Thunderbolt 4」はUSB-C上位互換で電力出力などの魅力もあるが、自分の用途であればUSB-Cで十分、それにUSB-Cモデルは864gと軽い。

Thunderbolt 4モデルの約988gを使うならMacBook Air(1.29kg)のままで良いと思った。

ディスプレイの話

「LIFEBOOK WU3/H2」は13.3型ワイドでノングレア液晶(タッチ対応)を搭載、ここでは「グレア液晶ではないところ」がプラス評価。

液晶ディスプレイの仕様は次のようになっている。

LEDバックライト付タッチパネル式 高輝度・高色純度・広視野角 TFTカラーLCD(フルフラットファインパネル ノングレア液晶)(フルHD)

OLEDではないものの富士通はコダワリを持って開発しているイメージなので、ペンの書き心地を考慮して選んだパネルなのかもしれない。

解像度がフルHDというのは残念だが画面サイズを考えると寝モバや絵を描く、メモを取るといった程度なので問題ないと思った。

外部出力する時に大画面2Kディスプレイへ繋げば良い。

WU3/H2 のペンについて

「LIFEBOOK WU3/H2」にはトラックパッド下に格納できるスタイラスペンが同梱されている。

先代モデル「WU3/G2」よりも太い直径9mmペンを採用、傾き検知に対応した次世代のActive ESペン技術を採用と説明されていた。

「LIFEBOOK WU3/H2」の製品ページにワコムと明言されていないものの下記のようなページがあったので「ワコムペン継続」と考えてよさそうだ。

feel by Wacom™、Wacom Linear Pen™、Active ES®は、ワコムの商標または登録商標です。

上記Active ESペンについて調べると、2022年3月のプレスリリースで「FMV LOOX」が世界初採用とあった。

その時期からQ508/SEのような細く充電不要のペンは入れ替わっていったと思われる。

上図のとおり充電式、3分間の充電で約90分使用できるとのこと。

バッテリー内蔵のため、ペン先または電池いずれかの消耗で使えなくなるペンとなってしまったが、それだけ精度が高まったと期待することにした。

アクティブペンのボタンにはアプリ起動を割り当て可能、メモアプリ「クイックメモfor Pen」を割り当てておくことで手帳代わりになるという。

世界最軽量とは何か

富士通の製品ページでは前面に押し出している「世界最軽量 864g」。

13.3型ワイドでペン付き2in1ノートパソコンでは世界最軽量と説明されており、Core i7にすると重くなるなど処理性能と携帯性どちらを選ぶかが問われる。

Core i5-1355Uは標準バッテリー(25Wh)で済むが、Core i7-1360Pは拡張バッテリー64Whが必須となり、これが重量の増える原因。

カスタム状況に応じて次のように重量は増えていく。

  • 25Whバッテリー+Core i5選択時:約864g~(約11.0時間)
  • 64Whバッテリー+Core i5選択時:約974g~(約30.3時間)
  • 64Whバッテリー+Core i7選択時:約988g~(約30.3時間)

64Whバッテリーは最大30.3H駆動(JEITA測定法Ver2.0による測定値)のため、持ち運びが多い利用方法であれば重量を生贄とするしかない。

また、前述の「Thunderbolt 4」はCore i7モデルにしか搭載されない。

標準添付の65W電源アダプターはUSB-C端子となっている。

高出力モバイルバッテリーを携帯すればスマートフォンも含めて充電できること、スマートフォンや他のデバイスも気軽に充電できることからCore i5(25Wh)で十分だと思った。

この重量と基本スペックを選ぶ段階で登場するのが1つ前の世代でアウトレット価格で販売中の「LIFEBOOK WU3/G2」だ。

アウトレット価格の「LIFEBOOK WU3/G2」はありか

「LIFEBOOK WU3/G2」は最新H2とは異なり最大構成にしても大容量バッテリーを個別に選ばない限り重量は増えない

例えば最大構成であるIntel Core i7-1255U+32GB+256GB(SSDは換装したほうが安いので最小を選択)にしても25Whバッテリなら約868gのままだ。

さらにワコムペンも従来の細いモデル、充電が必要なのは変わらない。

ただ問題なのがG2の「Intel Core i7-1255U」とH2の最軽量で積めるCPU「Intel Core i5-1335U」が微妙なパワーバランスであること。

1世代しか変わらないのに「Intel Core i5-1335U」のほうがCPUは僅かに良いスコアなのだ。

システム構成と価格を見てみたい。

  • 型番:WU3/G2(2022年6月モデル)
    構成:Intel Core i7-1255U (10コア/12スレッド/最大4.7GHz) / 32GBメモリ
    価格:アウトレット特価201,100円
  • 型番:WU3/H2(2023年6月モデル)
    構成:Intel Core i5-1335U (10コア/12スレッド/最大4.6GHz) / 16GBメモリ
    価格:アウトレット特価205,200円

上記の通り見た目こそCore i7とCore i5でG2のほうがパワフルに見えるが実際はH2のほうが高速(グラフィックスではG2が僅かに有利)、メモリは2倍差となっているが実際に使い切るシーンは限られている。

更にいえば売却時はIntelプロセッサの世代が新しい方が高く売れるという現実もある。

これで2万円くらいG2が安ければ悩まないのだけれども…4000円差というのが微妙だ。

メモリ32GBは必要か

ノートパソコンのメモリで32GBや64GBは必要かについては大手メディアなどが検証している。

彼らが実施しているのは大抵16GBと32GBと64GBの3つ、さらにシングルチャネル(1枚挿し)かデュアルチャネル(2枚挿し)の違いといった内容が多い。

BlenderやHandBrake、FFベンチなどの結果を見ると16GBに対して32GBはシングルチャネルでも明確な時間短縮が現れ、デュアルチャネルの32GBに至っては同じデュアルチャネルの64GBと変わらない速度まで向上していた。

このことからメモリは32GBが必要な時代になっているように感じた。

もちろん動画視聴やゲームの体感速度はCPUやGPUに依存するため多くの状況で体感速度は変わらない。

メモリは作業テーブルの面積が広がるという話であって、BlenderやHandBrakeなどデータが広範囲で広いテーブルが必要なソフトを使うなら時短となり、安定した動作も保証されるため32GBが良いということになる。

そうなると4000円差でCPUが僅かに劣るものの内蔵GPUは少し優秀なG2を選ぶのが良いのかもしれない。

Source : 富士通の製品ページ

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