976gでワコムペン13.3型「FMV LIFEBOOK WU3/H2」購入レビュー(開封編)
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「納期2週間程度」という「FMV LIFEBOOK WU3/H2」を2023年9月19日に富士通WEB MARTで注文、それから同月28日に到着した。
その日から本日(2023/10/09)までM1 MacBook Airの移行を行いつつメインで使用してきた。
その使用感については別途レビューする予定だが、この記事ではメーカーの製品提供ではない純粋なレビューが少ない「FMV LIFEBOOK WU3/H2」開封時の状態を記録していく。
FMV LIFEBOOK WU3/H2 購入レビュー
2023年7月17日に購入検討記事を公開をしたが、それ以前より検討していたので”何度も悩んで購入したノートパソコン”として強い思い入れがある。
悩んだ理由の1つに、MacBook Airで大抵の作業をできてしまうことがあった。
それを覆してまで買い替えようと思ったのはワコムペン+携帯性(1kg以下で大容量バッテリー)+ATOKプリインストールといった絵や文章といった作業に特化したモバイルマシンだったから。
先に感想を書いてしまうと「買ってよかった」という表現に落ち着く。
もちろん自分の”頻繁に変わるニーズ”を100%完全に満たす製品など存在しないので小さな不満を挙げればキリがない。しかし、「FMV LIFEBOOK WU3/H2」を超えるステータスの揃った製品が発売される気配もない。
そんなFMV LIFEBOOK WU3/H2の開封をしていく。
FMV LIFEBOOK WU3/H2の開封レビュー
荷物は富士通WEB MART指定の佐川急便で届けられた。
富士通は「梱包用の段ボールがない」と不満の声が挙がっていたのも納得、下図のような状態で届き、すぐにノートパソコン本体が取り出せる状態だった。
化粧箱が存在しないのだ。
特に防水対策もない段ボールなので大雨の日に配達されたら・・・などと妄想してしまう。
富士通WEB MARTの直営店ではなく、FMV楽天市場店であれば配送は変わっていたのかもしれないが・・・。
段ボール兼化粧箱の蓋を開けると、その下に上図の付属品が置いてあった。
電源アダプタが入っていた透明な袋には通気のためか小さな穴が空いていて防水性能はない。雨が降らなくても湿気対策とかは大丈夫なのだろうか。
付属品を取り出したあとに登場する取っ手を引っ張り、本体を収めた段ボールを取り出した。
今回は一般的なブラックではなく「シルバーホワイト」を選択、シルバーとはいえiPadやMacBookに比べると名前の通り白色が強いカラーとなっている。
プラスチック筐体なのでMacBookのような高級感はないものの、手に持つと恐ろしいほど軽い。
ワコムペン込みで976g。
13.3インチのタッチパネル+ワコムデジタイザ内蔵、さらに大容量バッテリー64Wh搭載モデルを選んで1kg以下というのは凄まじい。
軽さを売りにしているノートパソコンは大抵タッチパネル非搭載のことが多く、そこへさらにワコムデジタイザ層も加えているのだからプラスチック筐体も許容できるというもの。
本体質量については公式仕様表(富士通のSPECシートへ)で次のように説明されている。
- <64Whバッテリー+Core i7搭載時>約988g~(NOW)
- <64Whバッテリー+Core i5搭載時>約974g~
- <25Whバッテリー+Core i5搭載時>約864g~
私が購入したのは64Wh+Core i7モデルなので本来なら988g前後になるはず。
しかし、実際の重量は976.0gとCore i5モデル同等という軽さに!ーーー思わずPCプロパティから仕様を確認、そこにはCore i7-1360P+RAM32GBと表示されているので大丈夫だろう。
ちなみに標準バッテリーと増量バッテリーの駆動時間は以下のとおり。
- <64Whバッテリー搭載時>約30.3時間
- <25Whバッテリー搭載時>約11.0時間
自宅内で寝モバしたり、気分転換で屋外に持ち出して絵を描いたり文章を叩いても公表値30.3時間は安心できる。
富士通もしくはFMVかLIFEBOOKのロゴは控えめに印字されていた。
背面もシルバーホワイトが徹底されていて、こういった箇所も購入の背中を押した。
FMV LIFEBOOK WH3シリーズは過去モデルを含めて背面のネジが外しやすく、SSD換装も簡単らしい。
プリインストールされたSSDの速度が一般的なエントリー向けの読み込み1300MB/s、書き込み500MB/Sあたりという報告が歴代のモデルで報告されている。
Amazonなどで販売されている読み書き4000MB/s前後の1TB SSDを1万円ほどで購入すればCPU/RAMの足枷にはならないはず、実際に使用して遅いようであればSSD換装も行いたい。
キーボード面も「シルバーホワイト」、ここの色も重要。
360度ヒンジでタブレット化したときのメインカメラはキーボードの右上に配置されている。
このカメラ機能により会議などの資料をサクッと撮影して、そのままワコムペンで手書きするといったムーブが可能に。
次に高い評価を受けている富士通キーボードも購入理由の1つだ。
富士通がノートパソコンのキーボード部分を別売りで高額販売するだけある自信作というのも頷ける。
そんなキーボードの真下に太く持ちやすさを増したワコムペンを収納する仕組みとなっていた。
Arrows Tabなど古い機種は細くて充電不要だったが、最新モデルは充電式となり、収納場所もディスプレイ横からキーボード下へと変更となっていた。
ディスプレイはArrows Tabシリーズと同じくアンチグレア仕様、さらにiPadシリーズ向けに販売されているような「紙のようなフィルム」仕様となっている。
家電量販店へ行くとディスプレイが煌めく華やかなグレア仕様ディスプレイが多い中で「FMV LIFEBOOK WU3/H2」は異質な存在だろう。
だが、それが個人的には何よりも愛おしいポイントでもある。
電源を入れるとセットアップ前にACアダプタの接続を要求するメッセージが表示、10分ほど待ってくれるらしい。
富士通パソコンでは当たり前という上図のセットアップ画面、はじめての私にとっては黒い画面と青い画面は恐怖の対象でしかないので身構えてしまう。
ファーストインプレッション。
FMV LIFEBOOK WU3/H2は特殊な性能ゆえか家電量販店モデルが存在しないノートパソコン。
もっとも近い製品では最軽量をウリにしたLIFEBOOKくらいだ。
それゆえに手元へ届くまで質感や色味、描き心地、キーボードの打鍵感、ファンの騒音レベル、ディスプレイの明るさ、発熱する場所、耐久性、傷のつきやすさ・・・全てが謎に包まれた状態。
購入者も少ないことから通常よりファンの騒音レベルが高かったとしても不具合なのか仕様なのかわからないし、SNSに救いを求めて手が差し伸べられる確率は低い。
これが何ヶ月も購入できずにいた理由、スペックだけで購入するリスク。
しかし、記事冒頭で触れた通り「買ってよかった」と思えた。
それはつまりカタログスペックから描いた通りの使い心地だったから、ーーーー軽くてワコムペンでクリスタも問題なく動作して、メモリ32GBとCore i7-1360Pも安定と高速を提供、寝転がっても負担はなく、トレランリュックに入れて走っても重荷とならない。
そして、外出先で絵を描いたり文章を作成するのを支える大容量バッテリー。
他にもサブスクではないATOKが地味に助かっている。
macOSは使用していくと文字変換が「冗談でしょ?」というほどに狂ってくるので、ATOKの正確性と辞書機能は有難い。
少し不安なところがあるとすれば以前レビューした当時の世界最軽量を謳ったNEC LAVIE ZEROは携帯しすぎて筐体が擦れてしまったこと。
保護ケースを購入すれば重くなるので保護フィルムあたりを早期導入したほうが良いと思っている。
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今回レビューしたカスタマイズ内容に近いモデルはFMV楽天市場の販売ページにあったので下記に掲載、そこではPixel 8シリーズの強みである人物を移動する画像編集機能などを提供するアプリの紹介なども掲載されていた。
→レビュー品の機能や特徴、詳細はFMV楽天市場の販売ページへ