車中泊と自宅用に2000W出力できるOUBOINVER製インバーター購入レビュー、その良し悪し。

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Amazonプライムデーで買い集めた簡易オフグリッド関連品のなかで2000Wのインバーターを試験運用している。

OUBOINVERというメジャーではないメーカーだったが、今のところ故障はない。また、リモートコントローラーやヒューズといった付属品が多く、事前購入していたアイテムが不要になったことや説明書についても関連にレビューしていきたい。

OUBOINVER製2000Wインバーター購入レビュー

はじめに重要な仕様を箇条書きでチェック。

  • 定格出力2000W
  • 瞬間最大出力4000W
  • 入力電圧 DC12V(9.5-15.5V)
  • 入力電圧AC100V±5%
  • 出力周波数50hz/60hz切替

私が購入したAmazon販売ページでは24Vモデルや出力が500Wから最大5000Wまで複数の機種が販売されていた。その中から2000Wを選んだ。

2000Wを選んだのはインバーターを調べると1500W出力モデルであっても実際は1200Wくらいしか使えないこと。家電側の都合による消費電力の差分があって1200W以下でダウンするケースさえあることを知ったから。

私のケースでは最大でも1200Wくらいしか使わない。それなら1500Wで良いとも思ったが軽自動車で高速道路を走り続けるようなものなので余裕を持って2000Wとした。よく電力は水に例えられる。きっと誰もが蛇口を最大まで捻った状態で常に使わないだろう。そこへ繋ぐホースの負担などを考えると2000Wが無難だと思った。

大きな蛇口で極太のホースに少量の水を流す。これなら流石に破裂(発火・発熱)はないだろう。1500Wより5000円ほど高くなるが家や車が燃えることを考えると性能まで向上する破格の保険料だ。

次に付属品の話。

ここでAmazonレビューが25件と少ない弊害が発生した。

Amazonレビューで付属の電線が細くて焼けたといった内容の投稿があった。そこで先人たちの記録を調べ回ると2000Wクラスは38sqあたりの太さが推奨されていた。

しかし、38sqという極太な電線は高額だ。

そこで安く上げる手段を探すと2AWGケーブルが同等と判明。このAWGとはAmerican Wire Gaugeの略語。名称のとおりアメリカで一般的に使われているUL規格で38sqに当てはまるサイズが2AWGとなる。

1mで2500円前後と38sqケーブルの半額ほどで購入(Amazon販売ページへ)できた。

あー、よかった。

そう思っていると「OUBOINVER製2000Wインバーター」が届いて驚く。

「38sqケーブル、入ってる・・・」

もっとよく調べておくべきだったのか、サッと注文して時間を節約できたと判断するのかは別として他にもヒューズも1500円前後で購入(Amazonへ)したが、本体に個別ヒューズが内蔵されている親切設計だった。しかも交換ヒューズも同梱されているという・・・つまり最初から接続に必要なアイテムは全て同梱されていたのだ。

もし購入する場合はインバーターとバッテリーへ接続するまでのパーツは揃っていると思った方が良い。心配な場合だけ別途ブレーカーとヒューズを調達する形になる。

実際に使った感想。

我が家で最も高出力なデバイスの1つ「電気鍋」を使ったところ600Wと表示された。EBL製ポータブル電源では1分もたたないうちにファンがフル回転してくれるのだが、なかなかファンが回らない。

それから5分ほどしてファンが回転した。2000W出力なので余裕があるのだろうか。

本体に備えられたパネルには様々な情報が表示されている。

電圧の入出力と交流出力(W)、バッテリーレベルまである。

ただ電力計のように鉛やリン酸鉄、リチウムといった種類を選んだり、容量や電圧を設定する項目(ボタン)がないので12V電池の一般的な電圧からレベルを表示しているものと思われる。

OUBOINVERの取扱説明書を見てみると詳しく書かれていた。

過負荷保護などでビープ音がなるように設定されているがAmazonレビューを信じるなら驚くほど大きな音らしい。発火して火災になるよりは五月蝿いほうがましだとは思うけれども。

残念なのはせっかくバッテリーに接続しているので電圧を表示してくれないところ。リアルタイムで電圧がわかれば大まかなバッテリー残量も把握できるのに。

「OUBOINVER製2000Wインバーター」の良いところはリモートコントローラーが付属していることだろう。

とはいえ、先ほど書いたようにバッテリー監視機能などはない。それでも上図の下部に映っている電源ボタンから遠隔ON/OFFが可能。

電話線の有線と無線子機が同梱されているので運転席や離れた作業場所から電源ON/OFFを行える。無線の時は上図のリモートパネルにmicroUSBポートで電力を供給する必要があるので注意。

最後に2000Wモデルのインターフェイスを見ていきたい。

AC差込口が4つ、USB-C(PD30Wまで)が1つ、USB3.0(最大18W)が2つ用意されている。高出力が必要なカーエアコンなどはAC端子台へ直結するようだ。

冷却ファンも2つ配置されていて、MacBook Air(M1)とiPhoneの同時充電くらいでは回ってくれなかった。

ちなみに先ほどのパネルにある電源ON/OFFボタンを押してパネル画面をOFFにしてもAC差込口やUSBポートから電力は供給され続けていた。それがいいのかわからないが、電気が常に通っているという意識は持っておいたほうがよさそうだ。

このパネルON/OFFにかかわらず電気が流れていることは自分以外の人間が触れる可能性がある場合はとくに注意したい。常にインバーターを使わないのであればブレーカーを挟んでおくと良いと思う。

現状ではバッテリーの電圧がわからないという少し危険な状態でもある。テスターで個別計測すれば良いと思っていたが準備の手間を考えると新たに購入することにした。

電力計はバッテリー直結からワイヤレスモデル、さらにはリレーを動かすこともできるものまである。レノジーの走行充電器がソーラー+走行充電の際に25Vまで降圧されてしまう仕様であることから任意でソーラー充電を遮断できるリレー対応の電力計が良いと思うが・・・調べ出すとキリがない。

なお、この記事に需要があれば続編を書く予定でいる。しばらく経過しても続きがなければ察していただけたらと思う。

→今回レビューしたインバーターの詳細はAmazon販売ページ

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