「タブレット離れ」ができた長年愛用しているiPad mini 保護ケースの使い勝手・レビュー

ロディアNo.16向けメモ帳ケースが便利だった話

2021年から2年ほどは下記写真のようなメモ帳ケースを開いた左側にiPad mini、右にロディアNo.16を配置していた。

これはこれで、シンプルな使い勝手を気に入っていた。

写真：最高のiPadケース、実は「メモ帳」だった説。より

上図のとおり左側で情報収集を行い、右で情報整理やToDoを書くといった具合にキチンと機能していた。それでも小さな違和感を抱いていた。

やがて違和感は大きくなり、そこでようやく。私は理解した。

デジタルをデトックスしていない問題

先ほどの使い方だが、どうしても生産性の向上につながっている実感が湧かなかった。

それは違和感として残る。

では、なぜ生産性が向上しないのか。

クリエイティブから離れてしまうのか。

そう原因は「iPad miniが主役」だったから。

これが違和感の正体。

日頃から思考し、悩んでいる問題を解決する糸口は調理中や運転中に小さなカケラが結合して実を結ぶと思う。

その作業を強制的に行える環境を、メモ帳ケースにほしがった。

しかし、思考のスタートがiPad miniになってしまうと例えGood Notesなどのメモアプリを使っていたとしても「アプリの使い方」「アプリの状況」「Appleメモアプリに保存したっけ？」などといったことを潜在意識レベルで考えていた。

そうなるとアイデアの種からは遠く離れてしまう。

また、ロディアのような切り取りできるメモ帳にも限界があった。

◇iPadからメモ帳という誤ったルート

ロディアのメモ帳は便利だが、ノートブックではない。

いわゆるジャーナル的な使い方をしようと思ってもメモを切り取った時点で断片化。1枚の紙切れとして持て余してしまった。

しかもアイデアの始発が可能性を探るよりも情報収集に強いiPad miniで、次の駅が情報を断片的に記録するメモ帳という流れになってしまう。

その結果として「調べた内容の記録」が多くなった。

ネットサービスを使った時点で、Google検索であれば履歴から偏った情報が増え、YouTubeやSNSも企業側の意図で情報が選別される。能動的に思えるChatGPTやGeminiもまた情報の真偽を確認する必要に迫られる。いずれにしてもクリエイティブではない。結局のところ、巨大企業がピックアップした情報に流されてしまう。

そんな問題を解決したのがA5ノートブックだ。

このA5サイズはロディアNo.16本革ケースにジャストフィットする。

それでいてA5を見開きにするとジャーナルとして申し分のない出力領域を確保できた。

私は過去にトラベラーズノートなど携帯ノートを購入したことがある。

写真：パスポートサイズの『トラベラーズノート』購入レビュー、財布に入るかより

恥ずかしながらトラベラーズノートは意識散漫な私にとって狭い空間だった。

A5サイズであればジャーナルとして、月間目標や日別のToDo管理、買い物リスト、習慣化リストといった項目を受け止められて、そのままサラサラと見て回れる。

その日頃から考えている記録を土台にすることでアイデアや優先順位、ToDoが鮮明になった。

• iPad mini = ネット企業のデータベースが舞台、アプリ管理やバッテリー残量に通知etc…
• A5ノート：日常の疑問や問題を抱える脳が舞台

上記のとおり、紙のノートは果てしなくクリエイティブだ。

現在のiPad mini保護ケース、使い方。

2025年、私は左側にA5ノートを差し込んで右側にロディアNo.16メモ帳を配置。その下段にあるポケット内にiPad miniを忍ばせている。

この構成は生産性を大きく上げた。

メーカー側も販売ページ（楽天へ）で下図のような使い方を提案してくれていた。

上図の配置をした状態でメモ帳の下段ポケットへ、iPad miniを差し込んで使用している。

これが実に良かった。

私は従来、下記のような順番で使っていた。

1. iPad miniのメモアプリを見て、ブラウザで調べて
2. メモ帳で記録する

現在は次のようになっている。

1. 「A5ノート」で月間と前日の振り返り、当日ToDoを確認、アイデア出し
2. 「メモ帳」で雑多な事案、ノートに書く場所が難しい項目を書き出し
3. 「iPad mini」で必要な情報を収集、買い物予定の商品をスクショしたり、DIY現場のサイズを写真撮影してGoodNotesにスケッチ。ChatGPTでブラッシュアップ他
4. 「メモ帳」に戻り、現状や簡易ToDoを書く
5. 「A5ノート」で清書する

これが非常に強力だった。

一見すると「やること増えてね？」となるが、1日中モンモンと考えていることや夜中に思い出して眠れなかったり、明日の予定を考えて目が覚めてしまうということがなくなった。

すべて紙に書き出すので、頭がスッキリする。

さらに言うなら、見慣れた月間ページから新たな目標を思いついたりする。

とってもクリエイティブ。

ここで重要なのはMacBookやWindowsノートなどが登場しないこと。

デジタル機器で最も生産性あるデスクトップOSを避けることで、脳内にあるイメージを形にしやすくなった。

（追記）実際の写真を追加します。

それぞれの役割は次のような感じだと思う。

• A5ノート：ジャーナル
• メモ帳：アウトプット先、叩き台、草案
• iPad mini：映像記録、情報収集、注文ほか

この構成にすることで良い意味で「タブレット離れ」ができたと思う。

しかし、iPad miniの使用頻度は増えたと感じている。

矛盾しているように思えるが、具体的に書くと本革ケースごと持ち出すのでiPadの携帯率UPというのが正しい。

言い換えると「タブレットが道具の1つに変わる」から。

ちなみにA5ノートは「無印良品 ノート・5mm方眼 ダークグレー A5 30枚」を使っている。

Amazonでも購入できるが1つ401円と高額なので注意したい。

無印の店舗であれば80円（現在は100円かもしれない）で購入できる。

無印良品 ノート・5mm方眼 ダークグレー A5 30枚 糸綴じ NAA09A9S

通常価格：401円
ポイント：14pt
レビュー：116件

Amazon.co.jpで詳細を見る

◇◇◇

私は山奥へ移住したので実店舗へ気軽に行けない。

しかし、意外なことにコンビニが無印ノートを販売していて調達できた。別に無印にこだわなくてもシンプルなA5ノート＋方眼であれば良いと思う。ただ80円は安かったので大量に買い置きしてある。

他のアイデアとしてはA5ノートをジャーナルとして使う際にレシートを貼り付けるという方法もある。マスキングテープで簡易的に貼り付けておいて、月間の費用を記録すると思わぬ浪費が見つかったりするのでおすすめだ。

事業主であれば経理用のA5ノートを別に用意しておいて、セロハンテープで固定してしまうというのもあり。

iPhone/iPadでもレシートを撮影してデジタルストックできる。ただ、それをやると「いつでも出来る」と思って保存して満足する怠惰な自分が姿を現す。試行錯誤する場所としてA5ノートとデジタル領域では、集中度合いが大きく異なるのだ。

iPhone/iPadでは次の瞬間に「あ、今日のガチャ引いてないや」とか「なんか通知きてる」と別の思考へと移り変わることが多い。

それがない。

飲食業界が砂糖や小麦、アミノ酸等を多く含めて脳や腸を依存させることで空腹＝イライラさせて1日3食＋おやつなど業界への支出機会を増やしている。

それと同じようにECサイトやアプリ開発会社などデジタル産業はスマホ・タブレットが依存の鍵となる。

それをコチラが管理できる立場に回るという意味において「1日1食と同じ作業」だと思った。

見慣れた日常を変える鍵があるとしたら、それは紙のノートだと思う。

紙のノートは、自分自身と向き合う時間を確保することと認識している。

もし夜中に眠れないとか、目標にたどり着けないといった状況に陥ったときスマートフォンを手にとっているようであれば、紙のノート＋メモ帳で頭をスッキリさせてみてはいかがだろうか。

今回レビューした革手帳の販売ページは下記のとおり。
→楽天のケース販売ページへ
→Amazonのケース販売ページへ（過去に注文したページ）

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この話には続きがあります。
→iPad mini で使うロディアNo.16 本革ケースで、オキナA5方眼は使えたか