TOYOTA、Nexus 7 (2013)車載システムを発表―多機能カーナビとして
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TOYOTAが台湾においてASUSの子会社「UniMax」と共同開発によりNexus 7 (2013)の車載システム『TOYOTA Intelligent System(TIS)』を発表しました。Android OSが持つ機能を使えるカーナビという存在ではなく車載システムとして車内情報を取り扱いできるのが特徴。

Nexus 7 (2013)車載システム「TOYOTA Intelligent System」

『TOYOTA Intelligent System(TIS)』は単体でもUSBメモリからMP3音楽再生や、NFCでペアリングしたスマートフォン内部の音楽をBluetooth経由で転送再生のほか、音量調整、通話、AM/FMラジオなど、いわゆるカーナビ基本機能が備わっています。

スマートフォンをNFCでペアリングしているシーン。

『TOYOTA Intelligent System(TIS)』の本領発揮はNexus 7 (2013)をドッキングしてから始まります。

ワイヤレス充電規格Qi対応によりNexus 7 (2013)を専用ドックに装着すると充電開始。GPSやWAN通信/モバイルルーター接続時のLAN通信によるバッテリー消費を気にせず使用できます。

TIS専用UIへ切り替わりカーナビのような操作が行える車載システムに。

車載システムというだけありバックカメラの映像も表示可能。

サイドブレーキやシートベルトなど車内の警告表示にも対応。

速度も表示。
すごく使ってみたいですが残念ながら台湾限定、日本でもリリースして欲しいですがカーナビ関連企業の問題もあり難しいのでしょうか。
以下の動画では更に細かい機能を紹介しています。
最近ではタブレットやスマートフォンをカーナビ代わりに使うのが当たり前になってきていますが、「バッテリー問題」と「運転者がディスプレイを見にくい」という問題がありました。
後部座席にいる人へ手渡しできるタブレット単体のカーナビ利用法も便利ですが運転者には渡せないのでタブレットホルダーなどで代用するもカーナビより位置が低く、ダッシュボード上に置くタイプでは前方の視界を遮ったり万が一の急ブレーキ時に危険という問題がありました。
『TOYOTA Intelligent System(TIS)』であれば視認性も良好、更にSIMカードスロット搭載Nexus 7 (2013)によりGPS/WAN回線を手軽に車へインストールできるというスグレモノ。
トヨタがSIMカードスロットを備えた車載システムを用意するのかと思っていましたが、Android OSに任せるという選択に驚きました。カーナビ会社やトヨタ独自でOS/UIを開発するよりGoogle提供エコシステムを利用したほうが全てのサービスが自動アップデートされるので当然の流れかもしれません。
動画ではAndroid 4.4 KitKatが映されていましたが、『TOYOTA Intelligent System(TIS)』として使うNexus 7で最新ファクトリーイメージ導入やroot化は命取りになると思うので注意が必要です。
Source:MobileGeeks

気付けばブログ執筆そのものがライフワーク。ども、タブクル管理人です。
かつて夢見た「タブレットやスマホを操り、生産的な活動をする未来」。最近は、その実現を加速させるAIに夢中です。AIは思考力を奪うという意見もありますが「どう使うか、どんな指示を出すか」と、以前より思考力が試される時代の幕開けだと思います。























