Surface 3は買いか、10型SIMフリーWindowsタブレット4機種でスペック比較/ASUS T100TAL、ThinkPad 10、YOGA Tablet 2
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Microsoft Surface Surface 3, Thinkpad 10
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10.8型で4G LTEに対応したSIMフリーWindows『Surface 3』の日本発売6月19日が近づいてきました。同じくSIMフリーに対応した3機種を並べて買うべきか考えたいと思います。
10型SIMフリーWindows4機種、価格とスペック比較
今回『Microsoft Surface 3』とスペック比較の対象としたのは『ASUS T100TAL』と『Lenovo ThinkPad 10』、『Lenovo YOGA Tablet 2-1051L』です。
10型SIMフリーWindows4機種のスペック比較
はじめに4機種のスペック比較表です。
タブクル調べ tabkul.com |
Microsoft Surface 3 | ASUS TransBook T100TAL T100TAL-B-3735 | Lenovo ThinkPad 10 | Lenovo YOGA Tablet 2-1051F |
OS | Windows 8.1 | Windows 8.1 with Bing 32bit | Windows 8.1 Pro 32bit/64bit | Windows 8.1 with Bing 32bit |
CPU | Intel Atom x7-Z8700プロセッサ 1.6GHz-2.4GHzクアッドコア |
Intel Bay Trail-T Z3735プロセッサ 1.33GHz クアッドコア |
Intel Atom Z3795(4コア) 1.6GHz/2.4GHz |
Intel Atom Z3745 プロセッサ 1.33~1.86GHzクアッドコア |
RAM | 2GB / 4GB | 2GB | 2GB/4GB LPDDR3-1067MHz | 2GB LPDDR3 |
ストレージ | 64GB / 128GB | 32GB / 64GB | 64GB/128GB eMMC | 32GB |
SDカード | microSDカードリーダ | microSDXCカード対応 | MicroSDXCカード対応 | MicroSD最大64GB |
液晶 | 10.8インチ/アス比3:2 | 10.1インチ/IPS液晶 | 10.1インチ/IPS液晶ゴリラ | 10.1インチ/IPS液晶 |
解像度 | 1920 x 1080 | 1366x768 | 1920x1200 | 1920x1200 |
前面カメラ | 350万画素 | 126万画素 | 200万画素 | 160万画素 |
背面カメラ | 800万画素 | 500万画素 | 800万画素 | 800万画素 |
Wi-Fi | 802.11 ac/a/b/g/n | 802.11 a/b/g/n | 802.11a/b/g/n (2×2) | 802.11 a/b/g/n |
GPS | 不明 | 不明 | GNSS(GPS) | GPS、GLONASS |
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 | Bluetooth 4.0 |
USB | フルサイズUSB3.0/microUSB | フルサイズUSB2.0/MicroUSB | フルサイズUSB2.0 | MicroUSB |
HDMI | Mini DisplayPort | MicroHDMI | MicroHDMI | MicroHDMI |
サイズ | 267 x 187 x 8.7 mm | 263 x 171 x 10.5 mm 263 x 171 x 10mm |
256.5x177.0x8.95mm | 255x183x3.0-7.2mm |
重さ | 622g | tablet 570g/dock 520g | 598g | 629g or 639g |
バッテリー | ビデオ最大10時間 | 10.7H/8.1H | 動画は最大10時間 | 9600mAh/最大15時間 |
処理性能で比べる
CPUは後発の『Surface 3』が一人勝ちと言えますが、PCWatchの検証結果を見る限り内部ストレージは高速というわけではなさそうです。
メモリも最大4GBと抑え気味です。
これまでのATOMプロセッサ搭載Windowsより処理性能は高いものの動画編集といった重い作業はこなせないという印象を受けました。
そうなるとCPUが宝の持ち腐れとなるのかがポイントで、購入ユーザーからのレビューで判断するのが無難かもしれません。
ほかの3機種では『ThinkPad 10』がZ3795でRAM4GBと少し高くなっています。『ASUS T100TAL』と『Lenovo YOGA Tablet 2-1051L』は横並びといった印象です。
拡張性を見る
パソコンといえば処理速度と拡張性に尽きますが、ノートPCよりも薄く小さいタブレットに求めるのは「外部出力」と「USB」、そしてワイヤレスによる機能拡張として「Wi-Fi」だと思いました。
『Surface 3』はフルサイズUSB3.0と充電用MicroUSBを備え、4機種野中で唯一Wi-Fi 11acをサポートしています。外部出力用に「Mini DisplayPort」を備えていますが一般的なHDMIではありません。
ほか3機種はMicroHDMIを備えてており、『ASUS T100TAL』と『ThinkPad 10』はフルサイズUSB搭載というのもポイントです。しかし、規格がUSB2.0なのが残念。
やはり拡張性でも『Surface 3』が良さそうです。
2in1タブレットとしてのキーボード
次にキーボードです。
4機種ともキーボードに対応した2in1タブレットですが、『Surface 3』と『ASUS T100TAL』には専用の使えるキーボードが存在しています。『ThinkPad 10』と『Lenovo YOGA Tablet 2-1051L』はBluetoothキーボードに近く、そこには大きな差があると思います。
また、ドッキングステーションもいれて考えると『Surface 3』が優位だと思いました。
特殊な機能で考える
各タブレットは特殊能力を持っています。
『Surface 3』はPro 3と共通で使えるデジタイザペンに対応し独自のキックスタンドにより単体で自立が可能、ディスプレイ保護と薄型キーボードを実現したタイプカバーがあります。
『ThinkPad 10』にはワコムデジタイザ搭載によるペン入力が可能、『ASUS T100TAL』は標準で脱着式のキーボードを備え最もノートPCに近いスタイルで作業を行えます。
『Lenovo YOGA Tablet 2-1051L』は独自のスタンド機能を活用した大容量バッテリーと吊すといった変わったスタイルを提案しています。スペック不足になってもフォトフレームやディスプレイ用として使えるかもしれません。
ここは優劣の話ではありませんが、実用性を考えてノートPCから違和感なく使えるタブレット『ASUS T100TAL』が良いと思いました。
価格を比べる
『ThinkPad 10 for Docomo Xi』はNTT-X Storeで販売されており価格は税込み112,104円となっていました。
『Surface 3』はMicrosoft Storeで税込み価格88,344円~ となっています。
続いてアマゾンで販売されている2機種をレビュー数とともに掲載します。
ASUS TransBook T100TAL
ASUS TransBook T100TAL
ASUSTek
価格: 53,786円 (23%OFF) /レビュー1件(2015/05/24現在)
プライム対応。
Lenovo タブレット YOGA Tablet 2 with Windows キーボード付き SIMフリー
Lenovo タブレット YOGA Tablet 2 with Windows キーボード付き SIMフリー
Lenovo
価格: 47,860円 (1%OFF) /レビュー65件(2015/05/24現在)
プライム対応。
Surface 3 は買いか
『Surface 3』は日本での販売価格を高く感じてしまいますが、次期OS「Windows 10」やN-Trig買収を踏まえると今後のOSやペン入力を知る上で重要なタブレットとなりそうです。海外のWi-Fiモデルは価格499ドルと低価格設定であることからも過去に人気を集めたAndroidタブレット「Nexus 7」に近い印象を受けました。
Nexus 7とは異なり外部出力をサポートしているので結構な作業はこなせるWindows端末として利用できるほか、充実したアクセサリー・周辺機器が用意されているのもポイントです。
マウスやキーボードで一定の評価を得ているMicrosoftのSurface 3向け周辺機器はASUSやLenovoよりも使い勝手の面で期待できます。
現在『OCN モバイル ONE』を契約していますが、最近ではスマートフォンのテザリングを行ったときの通信劣化と手間を考えると複数枚のSIMカードを契約して各デバイスで自由に通信できるほうが良いと思っていたので『Surface 3』は求めていた1つの答えかもしれません。
幸いなことに『OCN モバイル ONE』は制限状態であってもパフォーマンスが良いので『Surface 3』に合ったSIMカードサービスです。
『Surface 3』は必要ないという確信を求めて比較記事を書きましたが、なんだか欲しくなってきました。
前回のSurface 3
ペン入力・4G LTE対応の『Surface 3』と周辺機器、本日より予約受付スタート