『Nexus 6P』と初代Nexus 6のスペック・仕様を比較、買いか考える―購入意欲アンケート
公開日:
:
最終更新日:2015/10/02
Google Nexus Nexus 6, Nexus 6P, アンケート
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
Googleから最新Nexusスマートフォン『Nexus 6P』が発表されました。初代Nexus 6を並べたスペック表を作成し2機種の違いを見てみたいと思います。
『Nexus 6P』と初代Nexus 6のスペック比較
初代Nexus 6はMotorolaが製造を担当しましたが、今回の『Nexus 6P』はHuaweiとなっており、それにともないデザインは大きく変わりました。
画面サイズは5.96インチから5.7インチへと縮小、ディスプレイを守るのは新しい世代のGorilla Glass 4になるなど些細な違いもありますが、スペック比較表をもとに大きな変化を確認したいと思います。
主な仕様・スペック比較表
タブクル調べ tabkul.com |
Huawei Nexus 6P | Motorola Nexus 6 |
OS | Android 6.0 Marshmallow | Android 5.0 Lollipop |
CPU | Qualcomm Snapdragon 810 MSM8994 2.0GHzx4コア、1.5GHzx4コア/Adreno 430 |
Qualcomm Snapdragon 805 APQ8084 2.7 GHzクアッドコア/Adreno 420 |
RAM | 3GB LPDDR4 | 3GB |
ストレージ | 32GB/64GB/128GB | 32GB/64GB |
液晶 | 5.7 インチ/Gorilla Glass 4 | 5.96 インチ/AMOLED/Gorilla Glass 3 |
解像度 | 2560×1440/16:9/518ppi | 2560x1400/16:9/493ppi |
前面カメラ | 800万画素 1.4 µmピクセル | 200万画素 |
背面カメラ | 1,230万画素 1.55 µmピクセル | 1300万画素 |
Wi-Fi | 802.11 ac/a/b/g/n、MIMO | 802.11 ac/a/b/g/n、MIMO |
GPS | GPS、GLONASS | GPS |
Bluetooth | Bluetooth 4.2 | Bluetooth 4.1 |
USB | USB Type-C | MicroUSB |
サイズ | 159.3 x 77.8 x 7.3 mm | 159.26×82.98×10.06mm |
重さ | 178g | 184g |
バッテリー | 3,450mAh | 3220mAh |
価格 | 32GBモデル74,800円~ | 649ドル(約6.88万円)~ |
Nexus 6Pの黒い帯は何なのか
Nexus 6Pのデザイナーによると、黒い帯部分によりカメラ部の突起をなくした滑らかなデザインを実現、カメラとLEDフラッシュ、レーザーセンサーを収納するスペースとなっているようです。
MicroUSBからUSB Type-Cへ
Android端末はスマートフォン・タブレットともにMicroUSBが主流でしたが、新しいNexusスマートフォンでは最新規格USB Type-Cが採用されました。
USB Type-Cの急速充電により短時間(10分で最長7時間使用可能)での充電に対応、高いデータ転送能力からHDMIなどと連携できる可能性が増えたほか、コネクタの上下を気にすることなく使えるという利便性が向上しました。
ちなみにNexus 6(microUSB)では15分の充電で最長6時間駆動を謳っていました。
Qi ワイヤレス充電から有線充電による変化
初代Nexus 6はQiワイヤレス充電が利用できましたが『Nexus 6P』では廃止されました。
Qi対応の充電器を複数購入した身としては寂しい限りですが、Googleの説明によるとMicroUSBコネクタの上下問題を解消するUSB Type-Cの登場によりワイヤレス充電が不要となったようです。
また、Qiワイヤレス充電を実現するために背面へ仕込んでいたグルグル巻きのコイルがなくなったことで薄型化を実現できたとのこと。確かにNexus 6の厚さ10.06㎜に比べて7.3㎜と薄くなっています。
コイルのことを考えなくて良くなったからだと思いますが、Nexusシリーズで初めて筐体がプラスティックからアルミへと変更になった点も見逃せません。それによりAndroidスマートフォンでは珍しく”高級感がある”といった評価もありました。
多くの光を取り込むカメラ
Nexus 6Pのカメラは前面だけ200万画素から800万画素へ進化しただけに見えますが、背面には1.55 µm ピクセルが採用され、薄暗い場所でも沢山の光を取り込んでシャープで鮮明な写真が撮影できるようになっています。
指紋センサーを搭載
Android 6.0 Marshmallowの目玉機能でもある指紋認証にも対応しており背面に指紋センサーを搭載しています。
従来ではスリープ回復後にスワイプ操作やロック解除のPIN入力などが必要でしたが背面の指紋センサーを1回タップするだけでロック解除が可能となっています。
認識の精度に問題がなければ高いセキュリティを保ちながらスマートフォンの初期動作を少なくすることができます。
価格の違い
価格は高くなりました。
記事投稿時点の価格を見ると初代Nexus 6の”32GBモデル/57,800円”(64GBモデルは65,700円)に対して、『Nexus 6P』は32GBモデル/74,800円となっています。Nexus 6でも高いと思っていた私はHuawei製だから値下げされるだろうと思っていたので余計に高く感じます。
Nexus 7やNexus 5が発売された頃の手ごろな価格とは全く異なる価格設定です。
それ以上の容量を見てみると64GBモデル/80,800円、128GBモデル/92,800円と高額と言える価格です。128GBモデルを24回払いで計算すると月額3,867円でした。
この価格帯になってくるとiPhoneシリーズのような物欲を満たすデザインやサービスが欲しくなります。また、ドコモなどの通信キャリアが提供するサービスが利用できて月々の割引が適用できるスマートフォンと比較したくなります。
買いか考える
初めに機能について考えます。
最新機能では”指紋センサー”を使ってみたいと思いますが、電源ボタンに指紋センサーを埋め込んだ「Xperia Z5」のほうが使いたい気にさせます。防水も魅力。
カメラに関しては、スキャナアプリで名刺や用紙を取り込めれば要件は満たせるため物欲を刺激するほどではありません。
USB Type-Cは早く試したいと思います。しかし、多くのデバイスがmicroUSBの中で1機種だけ異なるケーブルを使うのは手間に感じます。コンセントに差す充電器が増えるのもデメリットに感じます。
Nexusシリーズの特権である最新バージョンのOSはNexus 5やNexus 6でも数年は早期アップデートが期待できるためメリットにはなりません。
デメリットばかり並べてしまいましたが、『Nexus 6P』自体に魅力がないわけではありません。
物欲を刺激したポイント
サイズ感は魅力、Nexus 6の5.96インチは大きすぎたと思います。最厚部の10.06㎜もポケットに圧迫感を与えていたので5.7インチで7.3㎜まで小さく薄くなった『Nexus 6P』はタブレット並の見やすさとスマートフォンにある携帯性を併せ持っているのではないかと期待させてくれます。
次に筐体のアルマイト処理が施されたアルミのメタルユニボディを備えたNexusスマートフォンは手にしたいと思わせる項目のひとつです。
そして、オクタコアプロセッサによる高い処理性能も体験してみたいポイントです。Qualcomm Snapdragon 810 MSM8994は「Xperia Z5」でも採用されているため、目立つ仕様ではないのが残念です。
まとめ
改めて確認してみるとNexusだからできることは少ないのかも知れません。以前は価格というメリットもありましたが今はGoogleの最新OSとサービスにいち早く対応できるスマートフォンといった感じでしょうか。
私はキャンペーンや値下げした頃に購入を検討したいと思います。
下記アンケートで選択肢を追加する際はテキスト内で”Enter”キーを押すと途中で送信されてしまいますので注意してください。
[yop_poll id=”26″]