『Xperia Z2 D6503』をワンクリックで「root化」した話
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『Xperia Z2 D6503』を簡単にroot化できるキットを日本人プログラマのキューブキューブ氏が公開されています。CVE-2014-3153という脆弱性をついたrootkitとのこと。
『Xperia Z2 D6503』を root化 する
今回『Xperia Z2 D6503』のバージョンが「17.1.2.A.0.314」ということでキューブキューブ氏の rootkit サポート対象でした。
以下、『Xperia Z2 D6503』の root化 を行った環境です。
- Windows 8.1 64bit搭載パソコン(Android SDK導入済み)
- Xperia Z2 D6503(グローバルモデル/17.1.2.A.0.314):USBデバッグ有効
- 市販のMicroUSBケーブル
- rootkitXperia_20140719.zip(キューブキューブ氏)
はじめにキューブキューブ氏の運営する”キューブ実験室”の記事「【Xperia】各機種ワンクリックroot取得【NX/acro HD/GX/SX ~ Z2/A2 等】」にある”必要物資”の欄から「rootkitXperia_20140719.zip」をダウンロード、任意の場所へ解凍しておきます。
次にAndroid SDK導入済みパソコンと『Xperia Z2 D6503』をMicroUSBケーブルで接続、特にUSBドライバを設定することなく認識されました。
コマンドプロンプトで adb shell が動作するかチェック。
error: device unauthorized. Please check the confirmation dialog on your device.
上記のエラー表示があったので『Xperia Z2 D6503』を見ると”USBデバッグの許可”を求める画面が表示されているので”OK”を押して解決しました。
再びコマンドプロンプトで”adb shell”と入力して動作するか確認後、先ほど解凍した”rootkitXperia_20140719.zip”フォルダ内にある”install.bat”を実行します。
『Xperia Z2 D6503』が再起動、アップグレードが開始されます。
再起動後はアプリ”SuperSU”のインストールが開始されました。さっそく”SuperSU”を起動するとアップデートが要求されました。
カスタムリカバリはないので”通常”を選択、再び再起動すればSUバイナリのアップデートが完了できました。rootkitダウンロードからroot化まで10分もかからず終わったのは最短だと思います。素晴らしい!
BusyBoxはGoogle Playから個別にインストールする必要があります。驚いたのはブートローダーのアンロックをしないで root化 できたことでした。もしかすると”SuperSU”の設定で root を隠せば nasne 視聴アプリが使えるかもしれません。
今回のroot化により自動化アプリ「Tasker」やファイルマネージャーなどの使い勝手が大幅に向上しそうです。
グローバルモデル『Xperia Z2 D6503』のroot化ということで思わずXDAを先に調べてしまいましたが、日本にも素晴らしいプログラマが存在していました。