YKK APが「どこでも窓」披露、窓越しにビデオ通話やOS操作など
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YKK APは6月28日、未来の窓を考えてカタチにする「未来窓」プロジェクトのプロトタイプ「Window with Intelligence」を発表、披露しました。
YKK AP、「Window with Intelligence」を披露
YKK APは「未来窓」プロジェクトによるスマートホーム化への新提案として、3年後の実用化を目指した挑戦として「Window with Intelligence」(プロトタイプ)を披露しました。
同社は「窓が情報を持ったなら。」という想定のもと次のような窓になるとしています。
家族が過ごしやすいコンディションを認識して快適な室内環境を整えたり、家族や遠く離れた人とつながれるコミュニケーションツールとしても活躍するなど、毎日の暮らしが便利になる窓
透明有機ELを樹脂製窓フレームに組み込む(特許出願中)ことで、窓の基本性能を保ちながら、天気や室内環境を元に窓を開閉させて換気を自動調整したり、AIスピーカーやインターネットとつながることで窓が住空間の様々な家電をコントロールしたり、遠く離れた人との対話やお絵かき・メモを残す機能など、7つの基本機能を搭載。
スペックは次のようになっています。
- フレーム:高性能樹脂窓「APW430」の形材を採用。
- ガラス:タッチセンサー付き透明有機ELを採用。両面強化ガラスを含む3層構造。
- AIスピーカーとの連携を想定。
- サイズ:縦1,596mm×横1,062mm
主な機能としては窓を通じて互いに会話ができるVideo Chat(チャット機能)、AIスピーカーの音声アシストや家中のスマート家電とインターネット連携することで、窓の開閉はもちろん、エアコン、照明など家電の操作も行うことができるHome Connect(家電連携機能)、Air Conditioning(換気機能)、Weather(天気機能)、Drawing(メモ機能)、Life Log(ライフログ機能)、スマートフォン連携のMirroring(ミラーリング機能)などを搭載しています。
プロトタイプ「Window with Intelligence」は、2017年7月1日からYKK APショールーム新宿 特設ギャラリーにて、一般公開展示を開始するとしています。
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ドラえもんの「どこでもドア」は開けて通れば”どこへでも行けます”が、YKK APの「Window with Intelligence」は誰かと会ったり何処の風景も眺められる「どこでも窓」を実現したと言えそうです。
Source:YKK AP