ワコム/E-inkの7.8型『BOOX Nova Pro 7.8』は買いか、使い道を考える
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最終更新日:2019/07/09
その他・中華タブレット BOOX
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これまでiPadやAndroidタブレット、Kindle電子書籍リーダーを使用してきたものの、未だE-inkのAndroidタブレットという製品は試したことがない。
どうしてもE-inkは反応の遅いイメージがあり、目に優しくバッテリー持ちが良いとわかっていても手を出せなかった。
しかし、『BOOX Nova Pro 7.8』はワコムペンに対応、それを使ってE-inkという紙のような画面に文字を書いてみたいという気持ちもある。実際に使えるのか動画レビューなどを参考にしながら考える。
『BOOX Nova Pro 7.8』の使い道
YouTubeで『BOOX Nova Pro 7.8』のペン入力を試している動画があった。
太いペンを描写すると遅れるものの、細いペンであれば遅延を感じない程度になる。iPadのApple Pencilも愛用しているがE-inkに表示される様を見ると欲しくなってしまう。
処理性能はFire HD 8やFire 7の1.3GHzクアッドコアより高く、Fire HD 10の1.8GHzx2+1.4GHzx2のクアッドコアより低い、1.6GHzクアッドコアという仕様になっている。
RAMは2GBとFireシリーズで最も快適な最上位モデルFire HD 10と同じだった。
そのため、ストレスを感じるほど体感速度が遅いということはなさそうだ。
バッテリー容量・駆動時間
『BOOX Nova Pro 7.8』の強みはE-ink、それは駆動時間にも影響する。
バッテリー容量は2800mAhと最近のスマートフォンよりも少ないが、スタンバイモードでの駆動時間は最大4週間となっている。Sony ReaderやKindleなど他社の電子書籍リーダーのように機能限定であれば最長2か月となるが、Google Playが使えるAndroidタブレットが1週間以上も充電不要であれば十分だろう。
画面サイズ7.9インチでペン入力に対応した似た製品「iPad mini 5」は購入レビューで実機が301gだった。そして『BOOX Nova Pro 7.8』は275gとなっている。
この軽さもE-inkにより電池を小さくできたことによる恩恵と言えそうだ。
『BOOX Nova Pro 7.8』は買いか
軽くて充電回数も少ない、それでいてペン入力できるタブレット。
技適を通してGoogle Playも使えることで競合製品が少ないため、電子書籍リーダーより高めの価格設定となっているように思う。
それでもデジタル文具、情報表示デバイス、電子書籍リーダーに限定した使い道であっても魅力的だ。ゲームや動画の視聴は他のデバイスで行うためサブ機または文具として購入する形になる。
はじめてのタブレットとしてはオススメできないが、やはり買いだろう。
アマゾンの販売ページでは記事投稿時点で39744円(プライム対応)となっていた。
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