格安スマホ『AQUOS sense3』の節電モードでゲームやアプリは快適か
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モバイルルーター代わりに購入したSHARPの格安スマートフォン『AQUOS sense3』はミドルレンジとしてQualcommよりリリースされたSnapdragon 630とRAM3GBを搭載している。
フラッグシップ級のスマートフォンをレビューしたことがあるとミドルレンジといえど体感速度に不満を抱いてしまうが、今回は更に駆動時間を特徴とする端末なので節電モードを有効にしてゲームやツール系アプリを試した。その内容をシェアしたい。
『AQUOS sense3』でゲームやアプリは快適か
スマートフォンの性能を決定するQualcomm Snapdragon 630の製品ページを開くと、クロック数は最大2.2GHzでRAMは最大8GBまでサポート、急速充電規格Quick Charge 4に対応していた。
正直2.5GHzくらいは欲しいところだが、MIL規格や防塵防水にFeliCa対応といった付加価値をつけながら低価格を実現するには丁度良いSoCだったのかもしれない。
ゲームアプリを試す
今回、防衛ゲーム「Kingdom Rush」シリーズを『AQUOS sense3』でプレイしたが難なく動作したので、新たに記事冒頭の画像に映っている漫画キングダムの無料ゲームを試した。
このアプリは頻繁にデータのダウンロードがあるほか、戦闘シーンではアニメーションと戦況全体を見渡せる画面が切り替わるといった負荷のかかりそうなアプリだ。セイキョウを倒すところまでストーリーを展開し、それなりに武将を獲得するところまで進めたが、アプリが落ちることもなく快適にプレイできた。
ゲーム用途には向いていないスマートフォンだと思っていたが、重量級でなければ十分に楽しめそうだ。
ナビやHuluといったアプリの感想
引っ越したばかりで住所変更の手続きに役所等へ出かけた際、Googleマップから経路を選びナビゲーションを開始することが何度もあった。
途中でストリートビューに切り替えたりと、それなりに端末へ負担のかかる作業を行っていたが「遅い」という記憶がないので、動作毎の待ち時間は少なかったと言えそうだ。
スマートフォンで正常に動作しないと残念な気持ちになる通話とSNS、ナビの3つが違和感なく操作できるためサブ機としては合格ラインを満たしている。
次にHuluやプライムビデオといった動画アプリも試した。
年末年始にテレビ特番ではなく溜めこんでいたタイトルを一気見したところ、自宅に電車にと屋内外を問わず快適に視聴することができた。もちろんスマートフォン用の画質・データ量ということもあるが10秒飛ばしや場面の移動、他のアプリから戻ってきた時でもカクつくこと、アプリが落ちるといったことはなかった。
テストした環境の話
今回テストしたアプリ、いずれもバックグラウンドではモバイルルーターとして常時テザリングを実行していた。データの転送をはじめとしたルーティング作業は専用端末ではないためソフト処理で行っているはずなので、それなりの負荷がかかっているはずだが、それを意識させることなくナビや動画、ゲームといったアプリを動作させていたので相変わらず優等生だなと感心した。
次に記事タイトルの節電モードについても触れたい。
1つは「長エネスイッチ」というバッテリー駆動時間を延長させるモードを有効にしていた。同機能は端末の一部機能をOFFにするほか、アプリを制限すると案内されている。もう1つは使用頻度の低いアプリによる電池使用を制限する「自動調整バッテリー」も有効にしていた。
これらの節電アプリはプロセッサの動きを抑え込むようなイメージを持っていたが説明文を読むと使用頻度の低いアプリを制限するといった動作をするため、実は端末の動作が軽快だった理由の1つかもしれない。
今回レビューした『AQUOS sense3』のMVNOとアマゾンの販売価格は安く買う方法という記事で比較しているので参考にしてほしい。
続き⇒『AQUOS sense3』で旅しよう。すごく長持ちするバッテリーの設定(レビュー)
前回⇒優等生スマホ『AQUOS sense3』のベンチマーク結果(Antutu / GFXBench)