極小リュックと自立インナーバッグは相性良好だった話。

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リュックとして使わない時は小さく畳めるパッカブル、ポケッタブルなバッグの弱点といえば次のような項目が挙げられる。

  • 自立しない。
  • フニャフニャして中身がないと見た目が残念。
  • クッションがないので背中が痛い。

とはいえ、普通のリュックサック(バックパック)を購入すると場所を取ってしまう。そこで試したのが自立するインナーバッグ(バッグインバッグ)によるバッカブルの主力格上げ作戦だ。

Mini ruckinbag review  5

この作戦は本人の想像を超えた素晴らしい結果になった。

どのように使えているのかシェアしたい。

極小リュックと自立インナーバッグ は至高。

はじめに記事冒頭のリュック、2021年3月にMacBookが入る28gの極小リュックとしてレビューした「Black Diamond シラス9」(当時のレビュー記事へ)だ。

収納可能サイズは最大20L以下、一般的なデイバッグ並となっている。

製品の写真や説明、感想は当時の記事に譲るとして、ここからは「Black Diamond シラス9」の弱点を補うべく購入した自立インナーバッグを見ていきたい。

今回レビューするインナーバッグ ・バッグインバッグは、がま口財布工房「花水木楽天市場店」(HANAMIZUKI)で購入した。

購入の決め手はサイズやポケット数、オールブラック、レビュー内容といった条件を満たしていたことに加えて、製品説明欄に「ハンドメイド」という記載があったこと。

バッグインバッグ・インナーバッグは大量生産品としか思えないようなアイテムが多くて「当たり外れ」を考慮したり、返品や劣化の速さ等のストレスを感じたくなかったので1点ずつ仕上げるハンドメイドを選んだ。

Mini ruckinbag review  1

上図はiPhone SE 2とシラス9を並べて撮影した写真、前面ポケットはマチが中央にあるため4つあるように見えるが2つとなっている。

Mini ruckinbag review  4

中央ポケットが最も大きくナルゲン500mlは余裕で入る。

その隣にはレビューしたばかりの自立ペンケースとアシュフォード製ウォータプルーフ財布を入れた。また、写真に映っていないがナルゲンの足元にシラス9を収納している。

ペンケースとナルゲンの後ろには薄い大ポケットがあり、ハサミやボールペンを入れることも可能だ。

素材は「帆布11号」、重量125gと軽い。

同じ帆布でもペンケースは固め、バッグは柔らかめとなっている。

Mini ruckinbag review  8

背面にはApple Pencilホルダー内蔵ソフトケースを装着したiPad miniを入れることができた。

上図の状態でiPad miniを抜いてしまっても透明の下敷きみたいなモノが入れられているので崩れたりはしない。(取り出すことも可能)

極小リュックと自立インナーバッグの組み合わせ。

この2つを組み合わせたレビューをブロガーかYouTuberがやってくれていないかと調べたが見つからなかったので人柱として組み合わせた感想を記録していきたい。

その前に触れておくことがある。

インナーバッグ に背板はあるが「底板はない」ので中身・荷物がないと自立しない。また、側面も柔らかく支える加工もないため中身に形が左右される。

しかし、この底板と柔らかい側面のおかげで様々なバッグに対応できるはずなので、自分が製品開発に関わったとしても同じような形状になったと思っている。

それではインナーバッグ を入れたシラス9を見てみよう。

Mini ruckinbag review  9

自立できた。

リュックの上部は両面テープで支えているので実際には肩紐のほうへ倒して小さなバッグのような感じになる。

この状態で実際に背負ったところ、通常であれば中身の凹凸が当たるはずの背中に柔らかいインナーバッグが寄り添ってきて口角があがるほど喜んでしまった。

これ、、、これを求めていた。

パッカブル・ポケッタブルと名のつくバッグが持つ「収納の少なさ」「荷物が痛い」という普段使いさせないための最強門番を懐柔した瞬間だった。

まず、痛くない。

しかも、自立する。

しかも、小分け収納で見やすい。

しかも、普段の使用してるアイテムと配置が変わらない。

そして、このインナーバッグ はトートバッグやメッセンジャーバッグ、ボストンバッグ に入れ替え可能だ。

Mini ruckinbag review  6

普段はデスク周りに置いて使う予定だが、外出時は上図のように折り畳み量を入れることもあるだろう。

今回インナーバッグとしては限りなく小さいサイズを探し出したので、一般的なデイバッグに入れると小さすぎて中で移動してしまった。

実際に使用してカスタマイズしたい点もみつかった。

今回のように柔らかすぎるリュックには底板がないとインナーバッグ の底が崩れてしまうため、厚紙のような段ボールを受け皿のように加工するなどして底面を固めたい。

何よりも伝えたいのは「軽さ」。

重さ28gのリュックに入れても合計で153g。この重量で小分け収納と背板が入り、自立までできる。これ以上を求めたら罰が当たりそうなほどミニマムで便利な環境が整った。

なお、類似品はアマゾンでも販売されているが、先日アマゾンで購入したアイテムが配達済みになっているのに手元に届かない件があり、危険回避のため楽天で購入した。

今回レビューしている製品の販売ページ

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