新製品「Surface Duo 2」で出来ること、日本語ページから考える。
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Microsoft Surface Surface, Surface Duo, 新製品
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Microsoftは日本時間9月23日0時ごろ、2画面Android端末「Surface Duo 2」(価格1,499.99ドル〜)を発表した。
すでに米国では予約受付が開始され、発売日は10月21日を予定。日本向けページでは「2022年前半」の発売とアナウンスしている。
はじめに「Surface Duo 2」の発表内容から重要ポイントを箇条書きにした。
- 2つの5.8 インチ(AMOLED 1344×1892 (13:9))
- 展開時は8.3 インチ(AMOLED、2688×1892)
- 大容量ストレージ(128GB、256GB、512GB)
- PC並みのメモリ(8 GB DRAM LPDDR5)
- 5G対応(eSIMx1とNano SIMx1のデュアルSIM)
- 前面フロントカメラ(12MP)
- 背面トリプルカメラ(3つとも光学式手ブレ補正に対応)
- 背表紙に通知ディスプレイを搭載
- 指紋センサー対応(マスクOK)
- 重量:284 g
- 充電はUSB-C 3.2、23W電源アダプター
- 日本国内のペンに全対応(Surface スリム ペン、Surface ペン、Surface Hub 2 ペン)
まず、顔認証に力を入れていた同社が指紋センサーを搭載し、様々な自社ペンをサポートするなどユーザーへ寄り添った仕様に驚いた。
次に、2つの画面を使い全力でマルチタスクAndroid端末を実現しようとしているところが、Microsoftは「Windows」(複数のGUIプログラム窓)が好きな会社だなと感心してしまった。
この記事ではSurface Duo 2の日本向けページで強調されていることなどから出来ることなどを記録していく。
「Surface Duo 2」が映す未来。
初代Surface Duoは手探り感が強く、消費者側も使用するイメージが湧かずに早すぎた誕生といった印象があった。
それゆえか大幅な値下げが何度か話題となり、2画面Androidは前途多難に思えていたが、Microsoftは諦めていなかったようだ。
海外メディアが伝える驚きポイントは次のような内容。
- 5G端末として驚きの薄さ、薄い!
- 閉じた時の通知ディスプレイが秀逸。
- Snapdragon 888チップでスマートフォンとしても優秀。
- 広角・望遠・超広角のトリプルカメラは使えそう
- ニンテンドーDSみたい、はやくゲームしたい。
- 電子書籍リーダーのあるべき姿。
確かに画面を開くと8.3インチのディスプレイが点灯し、OSが動きはじめてしまうので通知画面は電池消費を抑えるという意味でも活躍しそうだ。
電子書籍リーダーKindleは6インチなので、それが2つ横に並んで本のように開く様は「本来あるべき姿」なのかもしれない。
Surface Duo 2の日本ページを見てみよう。
製品ページの冒頭には「デュアルスクリーンが開く、無限の可能性」というメッセージが掲載されていた。
次に表示されるのはSurface Duo 2の魅力を伝える次の紹介文。
2 つの画面を開いて、アプリ、メール、会議、通話をいつでも利用できる無限の可能性を体験しましょう。超高速 5G¹、あらゆるモードに最適化されたオーディオ、新しいトリプルレンズ カメラで、さまざまな瞬間をキャプチャし、編集し、共有しましょう。スマートフォンだけにとどまらない、新しいデュアルスクリーン エクスペリエンスが Microsoft 365 で実現できます。さらに、Xbox ゲーム、ストリーミング、 Google Play ストアのすべての Android™ アプリも利用できます。*
引用:Surface Duo 2 日本語ページ
上記のキーワードは「2つの画面」「5G」「トリプルレンズ」「Microsoft 365」「Xbox」「Google Play対応」で、それらについて個別の紹介も行われていた。
Suface Duo 2 で出来ること、期待すること。
それでは製品ページで紹介されている作業風景を箇条書きにしていく。
- Microsoft 365アプリで共同作業
- 5Gを活用した最新ゲーム
- 1画面をコントローラーにしたゲーム体験
- 1画面でビデオ通話、もう1画面でメモやストリーミング
残念ながらSurfaceペン活用例は紹介されていなかったが、iPad+Apple Pencilをイメージして対応アプリを待ちたい。
期待する使い方として、片方の画面をソフトウェアキーボードにしたノートPCモードがある。Windows端末のような生産性は期待していないが、もし軽作業が可能なら購入してしまうだろう。
ゲームについては、音楽や映像作品・書籍のように開かれたサブスクリプションが登場すればハイエンド・ゲーム機として購入する人も現れそうだ。
最近はフォータブル・ディスプレイという1枚の画面を折り畳む端末に関する話題が増えている。
しかし、物理的に2画面で区切るスタイルは電子書籍リーダーやビデオ通話+メモといったモバイル用途で活きるように思えた。
正直なところ時代が追いついているようには思えないが、PCでもデュアルディスプレイを構築する人がいるようにAndroid端末の限界を突破する可能性を秘めた物理2画面デバイスが映す未来は楽しみでしかない。
Source:Surface Duo 2 日本語ページ