Pixel 7 Proのベンチマーク登場、「Pixel 6 Pro」とスコア比較
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Google Nexus GeekBench, Pixel, ベンチマーク
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Googleが10月6日のハードウェアイベントで発表予定の「Pixel 7 Pro」について、ベンチマークサイトGeekbenchにスコアが掲載され「Tensor G2」の実力が判明した可能性がある。
CPUが僅かな性能向上に収まった一方で、GPUの電力効率が20%向上しているから熱対策と電力効率に期待できる内容となっていた。
Pixel 7 ProがGeekbenchに登場
GoogleがSamsungと共同開発するTensorチップは昨年のデビューから、強力なリアルタイム翻訳など独自路線で注目を集めたが、Samsung Exynos X1ベース(詳細は記事「Pixel 6aは買いか、特別な機能をチェック」へ)ということで海外フォーラムでは発熱や電力消費を懸念する声が上がっていた。
実際「Pixel 6」シリーズではバッテリー持ちが残念というレビューも少なくない。
その第2世代となる「Tensor G2」には処理性能とは別に発熱や電力消費の改善を求める声もある。
そんな中で、Android開発者のKuba Wojciechowski氏が自身のTwitterアカウントにGeekbenchデータベースに登録された「Pixel 7 Pro」のスコアを投稿した。
Pixel 7 Pro vs Pixel 6 Pro
はじめに「Pixel 7 Pro」のスコアを見ていきたい。
次にPixel 6 Proのスコア。
どちらもGeekbench 5.4.4の結果なので見やすくなっていることも触れておく。
単純にスコアだけを見るとPixel 6 Proからシングルコアで約5%向上、マルチコアで約15%向上したことになる。
次にCPU情報を見ていきたい。
Tensor vs Tensor G2
はじめにPixel 7 ProのCPU情報を掲載する。
次にPixel 6 ProのCPU情報、2機種ともGeekbench 5.4.4の結果となっている。
まず2機種ともベースクロックが1.80GHzのオクタコア(8コア)、低電力コアの1.80GHzx4コアまでは同じ仕様となっていた。
次に2.25GHzデュアルコアが2.35GHzデュアルコアとなり、2.80GHzデュアルコアが2.85GHzデュアルコアへと向上した。
シングルコアのスコアが5%程度だったのに対して、マルチコアで約15%の差を広げたのも納得できる性能差と言えそうだ。
メモリー(RAM)を見るとPixel 6 Proと変わらず「RAM12GB」になると思われる。
このCPU情報に落胆する海外メディアもある一方で、大きな差がないことから課題とされていた発熱や電力効率に重点を置いたアップデートが行われた可能性を期待する声もあった。
その一方でTensor G2で注力されたのはGPUだとKuba Wojciechowski氏は主張する。
GPUの変化
初代TensorのMali-G78からMali-G710に変更されてパフォーマンスが約20%向上、電力効率が約20%向上、Tensor機械学習では約35%向上するという。
そのことから「Tensor G2」でエキサイティングなアップデートにはならないかもしれないが、Googleの提供しようとしている機械学習といったオンリーワン体験の向上が期待できる。
なお、Geekbenchのスコア情報は改竄しやすいことでも有名なので全てを鵜呑みにできないが誇張のないリアルなアップグレード内容だったため記事として取り上げた。
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