Pixel Foldを投げ売りか、下取り高額の可能性(過去セール比較)

公開日: : Google Nexus

 この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。

投げ売り、それは「損失が生じることを承知の上で株式などを売却すること」

それをGoogleは「Pixel 6a」の実質0円など定期的に実施している。

「Pixel Fold」のような折りたたみディスプレイ搭載モデルは製造コストから考えて安くできないのは明白。

しかし、日本より先行して「Pixel Fold」の下取り価格を公開した米国Googleストアでは「iPhone 13 Pro」を850ドルと中古市場より高値で買い取ると提示した。

「Pixel Fold」は定価1,799ドル、ここから850ドルを引くと返金後のクレジットカード請求額は949ドルになる。

ここにきて「Pixel Fold」が最も手に取りやすい折りたたみディスプレイ搭載スマートフォンとなる可能性が出てきた。

Pixel Foldの下取り価格

日本Googleストアでは「準備中」(Googleへ)として注文ページへ進めないが、米国Googleストアでは予約受付ページにて下取り価格が公開された。

そこで話題となっているのがiPhoneシリーズの下取りが市場相場より高く設定されていること。

iPhoneが高額下取りの対象に

最高額は「iPhone 14 Pro Max」の下取り価格950ドル。

「Pixel Fold」の定価1,799ドルから引くと849ドルに。

これは「Pixel 7 Pro」の定価899ドルより安くなるが「もともと高額なiPhone 14 Pro Max だからね」という見方もできる。

続いて多くのユーザーが手にしやすい「iPhone 13 Pro」の下取りをチェック、なんと価格850ドルで買い取るという。

「iPhone 14 Pro」ではない。

「iPhone 13 Pro」の下取り価格が850ドルなので返金後の請求額は949ドルに。

しかも上図にあるとおり、1TB / 512GB / 256GBではない最小構成の128GBモデルに対して下取り850ドルと提示しているのだ。

iPhone 14シリーズではなく、1つ古い世代の下取り価格を釣り上げているあたり「Googleの本気」を感じる。

ちなみにiPhone 12 Proになると下取り価格は204.80ドルへと一気に下がってしまった。つまり、最新デバイスへ関心のある適度に買い替えるユーザーを明確に狙っているといえそうだ。

その一方でPixel 7 Proの「iPhone 13 Pro」下取り価格は300ドル、「Pixel Fold」だけ優遇されていることがわかる。

このような高額下取りは過去に日本でも実施されており、日本Googleストアでも実施される可能性が高い。

日本の下取り、セールを振り返る

2022年11月に実施されたGoogleブラックフライデー(当時の記事へ)では定価124,300円の「Pixel 7 Pro」を実質27,800円と提示して話題になった。

 (画像)Pixel 6aが実質0円など、Googleブラックフライデー開催へより

上記の期間中、米国GoogleストアではPIxel 7 Proを150ドルOFFとする749ドルへの値引きしか行われていない。

他にもBESTBUYなどがPixelスマートフォンを投げ売り(下図)するも日本では実施されていないことから日米のキャンペーンが連動していないこともわかる。

(画像)早くも「Pixel 6a」が値下げ、回線契約なしで299ドルにより

今回、日本Googleストアでは「Pixel Fold」購入者に52000円のストアクレジットを配布するとあるため、米国同等の下取り価格より下回る可能性がある。

しかし、それは同時にストアクレジットにより下取り最高額が下がることで「iPhone 12 Pro」などの下取りが高く見積もられることが期待できる。

実際に『Pixel 4」の中古が品薄になる騒動があった。

過去記事「まさかのPixel4が人気、Pixel 7が最大61500円値引きに(下取り価格一覧)」(下図)を振り返ると、古い機種でも下取り価格を高額に設定した実績がある。

「Pixel Fold」は目新しさ以上に日常で使うには”厚くて重いスマートフォン”かつ”高額253,000円”と手を出しにくい尖った端末。

それなのにiPhone 14シリーズではなくiPhone 13を持ち続ける流行に左右されない堅実な層を狙うあたり、折りたたみディスプレイ搭載デバイスを普及させる意欲を感じる。

最終的にはPixel Proシリーズより少し高い価格で販売する端末という位置付けになるようにも思えた。

かつてGoogleは「Nexus 7」のコストパフォーマンスで多くの心を掴み、Pixel Aシリーズでも長くランキングサイトの上位に君臨してきた。

「Pixel Fold」もまた”折りたたみディスプレイ搭載デバイス”のリファレンスモデルとして人気を博すのかもしれない。

・前回のPixel→筆圧ペン11型「Pixel Tablet」は買いか、64bitアプリ制限や実質56,800円・特徴ほか
・最新のGoogle端末記事一覧

よく一緒に閲覧される記事

Pixel 8aの小売価格リーク、日本では8万円弱か

5月のGoogle I/O 2024へ向けて主役とも言える「

Pixel 8aのより鮮明な製品画像(4色)がリーク

Google I/O 2024の発表へ向けて「Pixel 8a」のリ

まもなく「Pixel 7a」投げ売りか、米Googleストアで底値更新

迫るGoogle I/O 2024での「Pixel 8a」発

→もっと見る

PAGE TOP ↑