Crealityが最新3Dプリンター「Ender-5 Max」発売、特徴と価格
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Creality Japanは2025年2月10日、FDMのEnder-5シリーズから最新3Dプリンター「Ender-5 Max」を同日付けで発売した。
700mm/sという業界最速のCore XY型3Dプリンター、印刷できるサイズは400mm3(400x400x400mm)のほかLANによる複数台の同時制御など最新機種らしい機能を備えている。
「Ender-5 Max」のスペック・価格
はじめにCrealityの製品ページで冒頭に書かれた特徴をピックアップしていく。
- 高効率で信頼できる3Dプリント生産体験
- 安定した高品質:全金属の堅固なフレーム、36点の精密な全自動レベリング
- 高効率プリント:700 mm/秒のプリント速度、業界最速のCoreXY 3Dプリンター
- 大型造形サイズ:400×400×400mmの超大型ビルドボリューム
- 3Dプリント工房向け設計:LANによる複数台制御、3色の状態表示ランプ
- オプションのエンクロージャー:より安定したチャンバー温度で、多様なフィラメントに対応
3Dプリンター購入時に重要となる点の1つに「安定性」が挙げられる。実際に複数台の3Dプリンターを使用してみると「Ender-5 Max」が持つ「デュアルZ軸モーター」は高く評価できる。同社によれば最大10kgのモデルをスムーズにプリントできるとのこと。
次に「印刷できる最大サイズ」も重要。
こちらは400x400x400mmの大型ビルドボリューム。巨大な印刷物を計画しているときは分割印刷からの結合といった回数が減るので重要なポイントで、先ほどの10kgまで耐えられるモーターとの相性も良い。
続いて「接続性・データ転送の手間」について。
「Ender-5 Max」はWLAN経由で管理可能。それだけでなく複数台の3Dプリンターをグループ化して管理できるという。AI技術もそうだが3Dプリンター界隈も気付いた頃には大きく差がつくジャンルだと思うのでマルチタスクを有効活用できるビジネスモデルを構築できれば生活が豊かになりそうだ。
そして「印刷時間」について。
標準速度=500mm/s、最大速度=700mm/s、最大加速度=20,000mm/s2となっていた。
個人的に良いと思った特徴
「Ender-5 Max」は36点完全自動ベッドレベリングシステム採用により「一層目の印刷から優れた品質」を実現するという。
3Dプリンターで印刷する前に行うレベリングは少し前なら手動で行っていたが、それが自動となり、やがて精度が高くなって初期設定も不要となってきた。そして今回は36ものポイントで「完璧に均一な第一層」を実現するというのだ。素晴らしい。
さらに「自動振動補償」という機能で予期せぬ振動やリンギングアーティファクトを軽減。
他には内蔵ストレージ8GBを搭載、バッチ印刷で威力を発揮する。エクストルーダーはデュアル強化ギアを採用して500時間の耐久性テストをクリアしたという。ヒートベッドは1000Wで迅速に加熱するほか、ビルドプレート自体もPLAに最適な温度を実現したという新しいエポキシ樹脂を採用している。
「Ender-5 Max」の価格
「Ender-5 Max」は定価129,000円。
大型3Dプリンターとして標準的な価格、最新モデルの機能を考えると安いまである。メルカリなどフリマサイトで自作アイテムを販売する型をつくるとか、そういった先が見えているのであれば良い投資先だと思う。
個人的には3Dプリンターの可能性を見出したいから「手始めに安いモデルを・・・」と安易に格安モデルを選ぶとマニュアル設定が多かったり、印刷サイズが小さくて何も実験できず「大変だった」という記憶が刻まれることから「自動化」と「サイズ」は重視したほうが良いと思う。
もちろんレゴブロックよろしく結合方法を考えるのも楽しいかもしれないが、そうなるとゴールから遠ざかるような気もする。
「Ender-5 Max」のスペック詳細(仕様)と販売状況は下記の公式ページより確認できる。
リンク:Ender-5 Max製品ページ