Google、Nexus端末への月例セキュリティ・アップデート配信を発表
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
Googleは米国時間8月5日、Nexusシリーズのタブレット・スマートフォンに対して月単位でセキュリティパッチを配信する方針を発表しました。
Nexus端末には月例セキュリティ・アップデートが配信される
GoogleはAndroid OSやGoogle Playにおけるセキュリティは重要であるとして、次のNexusデバイスに対して月単位のセキュリティ・アップデートを行うことを発表しました。
- Nexus 4
- Nexus 5
- Nexus 6
- Nexus 7
- Nexus 9
- Nexus 10
- Nexus Player
上記デバイスの全モデルではありませんが、同日より最新ビルド『LMY48I』のファクトリーイメージが開発者向けに公開されました。
Nexusデバイスのセキュリティ・アップデートの提供期間は”発売から3年間”または”販売終了から18ヶ月間”のいずれか長い期間になるとのこと。
今後は月例アップデートのリリース時にAndroid Open Source Project(AOSP)でも公開する計画を明らかにしました。これによりNexusデバイス以外のSIMフリー端末や通信キャリア主導のデバイスも迅速なセキュリティ・アップデートに対応できるとしています。
今回のアップデート方針はMMSメール受信でAnndroid端末の95%が乗っ取られる可能性が指摘された「Stagefright攻撃」を受けてAndroid OSへの不安を払拭するために設定された内容と思われます。米通信キャリアSprintはGoogleよりも早くセキュリティ・アップデート配信の開始をアナウンスしましたが、日本の通信キャリアが迅速に対応できるのか不安も残ります。
Android OSにも遂に定期的なセキュリティ・アップデートが必要な状態となりました。Windowsと同じく標的にされるほど普及し乗っ取る価値のある重要なOSになったということを意味しているのかもしれません。
前回の記事
Google、Nexus 4/5/6/7/9/10向けにセキュリティ更新ビルド『LMY48I』ファクトリーイメージ公開―未対応デバイスも
Source:Android Official Blog