光回線を卒業、大容量SIMに移行した話。「解約理由と課題」
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ISDNにADSL、そして光回線へと渡り歩き、その次はワイヤレスと意気込みWiMAXや無制限を謳う格安SIMに挑戦しては光回線に戻っていた。
しかし、ようやく光回線に別れを告げられる通信サービスに出合えた。
この記事では解約理由、大容量SIMの利用状況と課題のほか、月額料金の比較を記録する。
auひかりの解約理由と大容量SIMの課題
これまで契約していたauひかりを2019年11月をもって解約し、1か月試用していた大容量SIMカード「iVideo」に切り替えることを決めた。すでに光回線は解約申請をして、月末を最後に利用できなくなる。
そう自宅から光回線モデムと無線LANルーター親機がなくなるのだ。
最近は服や物の断捨離、アイテムの合理化を行っていて、そこへ長らく鎮座していた回線機器がなくなるのは大きな収穫と言える。しかも、それだけではない。
朝から晩まで24時間Wi-Fi電波を発信していたセキュリティ問題と、仕事や就寝中も電源を入れることで発生していた消費電力・ノイズがなくなる。これも大きい。
auひかりを解約した理由
光回線は安定していて高速、動画ストリーミングも高画質で快適に視聴できる。この安心感がWiMAXや格安SIMカードの無制限プランに再挑戦する気持ちを抑え込んでいた。
そうは言っても、屋外で光回線は使えない。
もちろん月額7千円以上を支払えば満足できるモバイル通信環境は手に入るが、光回線と大容量モバイル回線の2つを持つというのが「荷物を整理できない人」のように思えて嫌だった。
シンプルに1つだけ、そんな願いを叶えられないまま当時最もコストパフォーマンスに優れていると思えたUQ mobileの「データ高速+音声通話プラン」を契約(月額1680円で月間データ3GB利用可能)した。
モバイル通信はUQ mobileと公衆無線LANサービスを併用すればよいと思ったが、無制限Wi-Fiサービスを知り、その流れで月額3300円/月間データ転送量900GBの大容量SIMカードサービス「iVideo」に出合った。
コンクリート造のマンション内で実行したスピードテストも満足できる結果、まだ20日ほどしか使っていないが回線で不安になることはなかった。
記事:ほぼ無制限な格安SIM『iVideo』のスピードテスト結果レビュー、テザリングより
屋内における下りの速度は光回線の約50%といったところだが、屋外では更に高速となるため、連れ出せない光回線を続ける必要がなくなったのだ。
auひかりは満足できる速度で、金額もフレッツ光より良心的だった。つまり不満があって解約したわけではない。
auひかりを超える通信サービスが手に入ったのが解約した理由だ。
大容量SIMの課題
長年の夢をかなえてくれた大容量SIMサービス「iVideo」の速度や安定性に不満はない。
しかし、Wi-Fiルーター版ではなくSIMカード版を選んだことで課題も見えてきた。それはSIMカードを選びAndroidスマートフォンをルーター代わりにできる一方で、接続性とバッテリーの問題が出てきたのだ。
具体的にはWi-Fiテザリングを有効にするとバッテリー消費が激しくなり、Bluetoothテザリングにすると劇的に遅くなるといった状況となっている。
Bluetoothテザリングはペアリング数に応じて速度が変わることが前回の記事で確認できたため、半日は充電できないことが予想されるときに有効な手段となる。Wi-Fiテザリングは速度がでるので動画視聴や急いでいるときに使うことになる。
そのことから考えると現在はBlackBerryをルーター代わりにしているが、以前購入した格安ながら大容量バッテリーを積んでいる『UMIDIGI Power』が良いかもしれない。
『UMIDIGI Power』の処理性能は高くないため、消費電力が少ないというメリットもある。
上記のスマートフォン以外ではSIMフリーモバイルルーターという選択肢もあるが、自動車で移動することが多いのであればWiMAXホームルーターを使うということもできるらしい。
WiMAX向けルーターなのでau回線しかサポートしないのかと思っていたら製造メーカーの関係かソフトバンクの周波数も使えるようだ。
WiMAXの試用レビューでも大きく数も多いアンテナにより高速通信を実現していたため、自宅用としても使えそうだ。
以前購入したDC変換USBケーブルを使えばモバイルバッテリーでも動作できていたので使い勝手も良さそうだ。(※屋外での5GHz通信は行ってはいけない。)
月額料金の比較
それでは月額料金の違いを見ていきたい。
So-net 光 (auひかり)マンションV16の利用料は税込み3,740円(内訳:3,400円+消費税340円)、そこへマンションモデムレンタル料の税込み432円が加わり、月額料金3832円となっていた。
その他、キャンペーンで2年間無料だったカスペルスキー4年間も放置していたので月額550円が追加され、請求額は4722円。
次に大容量SIM『iVideo』の料金、初月は下記のように4180円だった。
初回は手数料500円が発生するため、2か月目からは500円分安くなる。
いずれも月額料金は約3800円と変わらないが、屋内外で使える『iVideo』のほうが出番は多い。2019年12月1日からは『iVideo』だけとなるため不安もある。
それでも通信機器が減り、高速通信を持ち運べることを考えると期待の方が大きい。しばらく運用した結果も改めて記事で紹介したいと思う。
続き⇒電話・FAXに続き光回線を手放した感想、シンプルライフへ。
前回⇒Android親機のBluetoothテザリングで低速化の原因と高速化する方法