2019年に購入して良かったモノ・サービス5選
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真夜中のガジェッター
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使い古された言葉だが「1年があっという間」で毎年短くなっているようにさえ感じる今日この頃、ふと振り返ったときに活用しているモノやサービスがあったので、5つに絞って共有したい。
2019年に購入して良かったモノ・サービス
今年を振り返ると大きな変化があったのは、やはりスマートフォン周辺だと思う。
特にタピオカとも称されたiPhoneや背面ファイブカメラなどカメラの多眼化と、水滴ノッチやフルベゼルレスに画面内指紋センサーといったディスプレイの進化が印象に残っている。
このうちベゼルレス化はiPad Proなどのタブレットやノートパソコンにも浸透してきており、2020年のディスプレイ付き端末の見た目はスッキリしていきそうだ。数年後に2019年の端末を見るとベゼル幅が太くて古く感じることだろう。初期の携帯電話を見ている気分に近いかもしれない。
そんな進化の止まらないスマートフォンに負けない専用デバイスもあった。カメラに関しては次の製品を購入して良かったと思っている。
1.GoPro Max
カメラに関する進化は先ほどの多眼化もあるが、GoPro Max(2019年10月1日に発表)など360度カメラが著しいと感じている。Googleストリートビューは初めて行く場所を事前にチェックできる今ではなくてはならないツールだが、それを個人レベルに持ってきてくれる製品だ。
しかし、360度カメラの魅力は違うところにあると感じている。
それはジンバル(スタビライザー)が不要になるほど強力な手振れ補正機能で、デジカメやスマートフォン向けのジンバルを購入するくらいなら360度カメラをと思ってしまう。
実際にiPhone向けスタビライザーを持っているが大きくて荷物になるほか、充電の手間もかかって、使用する回数は少かった。その点、GoPro Maxは単体でスタビライザーとしても動作するため個人で動画を撮影するときに心強い味方だった。
また、長めの自撮り棒を併用することでドローン的な映像も撮影できる。空撮とまでは言えないが、一人では撮影が難しかった歩いている後ろ姿や運転する様子といった新しい映像が残せる。
もちろんドローンも進化していて映像クリエイターにとって差別化できるアイテムだが、撮影場所が限られたり、操縦技術や落下による破損リスクなどアクションカメラよりも覚悟がいるアイテムで普及が難しいことを考えるとノビシロは360度カメラにあると思っている。
ボカシなどの雰囲気は一眼レフに譲るとして、記録用の動画撮影にはビデオカメラよりもGoPro Maxなどの360度カメラが使われるようになるかもしれない。
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2.大容量・無制限なモバイル通信サービス(iVideo)
2つめに最近レビューしている大容量の格安SIMの台頭が挙げられる。
個人で1つの電話番号を持つということが想像もできなかった携帯電話より前のポケベルやPHSの時と同じように今は「無制限Wi-Fi」などとテレビCMをやっていても反応が薄い時期だが、やがて学生や主婦といった層にも浸透するだろう。
2019年はパケット代や月間何GBという存在が古くなる「個人の常時高速通信」時代元年だったと思う。
実際に使っていてWiMAXのように圏外や電波が弱いということは一度もなく、光回線に戻ることはないだろう。
この新しいモバイル通信サービスはルーターを貸し出しするタイプが多い、しかしスマートフォンを選べるという楽しさを考えると現在契約している「iVideo」のSIMカードタイプをお勧めしたい。
価格は既に光回線と変わらないか、それ以上に安くなっているが、普及することで更なる値下げやサービス向上が期待できる。2020年の展開が楽しみなサービスだ。
⇒タブクルのiVideoレビュー記事へ
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3.デュアルSIM仕様のスマートフォン
2019年より前にデュアルSIM仕様のスマートフォンは存在したが、今年は日本国内でもSIMフリーのデュアルSIM端末が増えてきたように感じる。少し前に調査した記事で日本でもDSDA端末が確認できた。
携帯電話の利用者が多いおかげで携帯基地局は強化され、災害時にバッテリー駆動してくれるため、有線の固定回線よりも長く使える回線が手元にある時代となった。
さらにドコモやau、ソフトバンクといった各社の回線をデュアルSIM端末で同時に利用することで情報収集や大切な人との連絡手段の範囲が広がるだろう。連絡がつかずに様子を見に家へ戻って・・・という悲劇も防げる。
今後はeSIMが普及してSIMカードの送付や返却という行為自体がなくなり、デュアルSIMも姿を消すかもしれない。それでもモバイル通信と端末が自由になってきたという始まりをデュアルSIM仕様のスマートフォンから感じられた。
先日からレビューしているDSDV端末SH-M12の記事へ
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4.電子決済サービス
以前よりスマートフォンやスマートウォッチで電子決済は行えるようになっていたが、2019年はオリンピックの準備もあってかキャッシュレス還元などでPayPayやメルペイなどが利用しやすい環境が一気に整った印象がある。
最近ではコンビニや一部のスーパー、家電量販店、ドラッグストアに行くと電子決済ばかり使っている。
しかし、電子決済も便利なだけではない。
先日ニュースでバーコード決済待ちの間に後ろから勝手に決済されてしまうという行為が報じられていた。大画面化するスマートフォンは少し離れていてもスキャンの標的にされるかもしれない。
これについてはApple WatchなどのNFC対応ウェアラブルが普及すれば大画面のスマートフォンより安全になると思っている。ウェアラブル端末の話をすると電池問題がでてくるが、NFC決済だけに機能を絞れば古い腕時計のバンドをNFC対応バンドに変えるだけで解決できるのではないかとも思っている。現在はソニーの時計バンド「wena wrist leather」(アマゾンでの一覧へ)が対応しているが楽天Edyしかサポートしていないのが残念だ。
いずれにしても店舗側で電子決済を受け入れる環境が整ったことから、FeliCaをサポートする端末は増えるだろう。そして、電子決済をサポートする従来の腕時計が登場することを願っている。
5.microSDカード
何を今さらと言われてしまいそうだが、大容量化したmicroSDカードが低価格化したことにより外付けハードディスクを処分することができたことから今年の良かったモノとして取り上げたい。
もちろん、読み書き速度や書き込み回数の安心度は外付けSSDに敵わない。しかし、小指の爪ほどのサイズなのだ。そこに512GBのデータを保存できるのだから購入して良かったと思う。もしもデータ損失を懸念するなら1枚追加すれば良い。それでもデスク周りをUSBケーブルやディスク本体が場所をとることはない。
このmicroSDカードでのデータ保存という選択は、データ保存の考え方を変える必要もあると思う。部屋の片づけと同じで断捨離できないと何TBあっても足りない。実際に使っている洋服やデータは一部だけだと気付いていても捨てられない人は捨てられない。
昔はWindowsをフロッピーからインストールするほど容量がなかったのだが、幸せすぎて大切なものがわかりずらくなってきたのかもしれない。
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以上、2019年に購入して良かったモノ・サービスを振り返ってみた。
iVideoは使い始めて間もないサービスで来年の動向が気がかりだ。多機能化するスマートフォンも決済とSIMカードの仮想化が楽しみ、来年の今頃にはmicroSDカードの1TBが1万台を下回っているかもしれないし、構造を変えてSSD並みとは言わなくても高速化している可能性もある。
来年もストレージや回線使用量につられて肥大化しないよう、スマートな暮らしができるような記事をシェアしていきたいと思っている。
この後、年末年始も普通に記事を書くと思うが、一度ここで締めさせてもらいたい。
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2019年はタブクルの記事を読んでいただき誠にありがとうございました。また、ご協力いただいたメーカーおよびショップのご担当者様にも感謝しております。
末筆ながら、皆様の御健勝と御多幸をお祈り申し上げます。
よいお年をお迎えください。