月10GB+10分かけ放題+auパス特典=月額2926円なUQモバイル、格安SIMの最適解か
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ahamoやpovoの安定感、月額0円で通話し放題ながら通話品質が残念な楽天モバイルなどの間を彷徨っていたが、巡り巡ってUQモバイルのオプション契約を選びそうだ。
ほとんど通話する機会はないが、必要に迫られて問い合わせすると受付・説明と「少々お待ちください」などで5分は経ってしまうもので、本当の意味で使える通話定額は10分からだと思っている。
その通話定額を含めて、税込で月額3000円以下を真剣に探すとauスマートパスプレミアムのPCやゲーム機を公衆無線WIFIにつなげられるといった様々な特典が付けたUQモバイルの「くりこしプランS」が最適解となった。
この記事では、具体的な実現方法と選ぶ理由を記録する。
やはりUQモバイルが「割安で使えるSIM」の最適解か
楽天モバイルの通信品質を思い出しては、携帯電話番号を捨てて050電話(IP電話)と先日レビューしたBIC SIMだけで良いのではないかなど妄想し調べたりもしていた。
フリーダイヤル対応のIP電話を見つけたり、かけ放題が安いタイプや再びSkypeや050plusなどを調べたり・・・本当に彷徨った。
そのうち「もしもの時に使える予備回線」としてモバイル通信サービスを考えた時、ahamoやpovoなどの月額3000円クラスが頼もしい保険に見えてきた。
しかし、ahamoやpovoの通話定額が微妙に短く「5分かけ放題」は時間超過による課金を狙った「電話を促す設定」にしか見えない。ユーザーのことを想えば10分が最低ラインだろう。
そんなことを思いながらUQモバイルのサイトを彷徨っていると「auスマートパスプレミアム」なるオプションを発見、そこから話が進み出した。
auスマートパスプレミアムとは
月額548円を支払うことで毎月データ量1GBプレゼントするなど様々な特典が追加されるauスマートパスプレミアム、まずはデータチャージについて見てみよう。
これはデータチャージの権利が毎月500MB/550円(税込)x2回分あたえられるという仕組みで、ユーザーは忘れないよう毎月チャージする手間がある。
しかし、有効期間90日あるので使い方によっては次のように最大10GBまで貯めることが可能だ。
- 4月中に申し込み、5月スタート。
- 5月=1GB(8月まで利用可能)+3GB(先月残り+3GB)=4GB(フルで7GB)
- 6月=1GB(9月まで)+1GB+3GB(+3GB)=5GB(8GB)
- 7月=1GB(10月まで)+2GB+3GB(+3GB)=6GB(9GB)
- 8月=1GB(11月まで)+3GB+3GB(+3GB)=7GB(10GB)
上記のうち、各月で消費しても翌月に影響を与えない使い切りデータ量は次のようになる。
- 5月=3GB
- 6月=3GB
- 7月=3GB
- 8月=3GB+1GB(5月分の期限)=4GB
上記のうち毎月3GBは通常の繰越済みデータ量で、4ヶ月目からチャージ分1GBが期限切れを迎えるため、毎月4GBまで使えるようになる。繰越データ量は減ってしまうが、その気になれば最大でプラス7GBの高速通信が可能だ。
月額料金が「くりこしプランS」1628円+「auスマートパスプレミアム」548円=月額2176円で、4ヶ月の待機時間はかかるが月間4GB消費してもダメージ0、最大で10GBの高速通信が行える。
果たして、それは「くりこしプランM」と比べてトクなのか。
プランMは月額2,728円で月間15GB(超過後=最大1Mbps)となっていて、制限モードではプランSの最大300kbpsと大きな差をつけている。
2プランにおける差額は552円。
しかし、プランSは「auスマートパスプレミアム」によって次のような特典が付与される。
- データチャージ毎月1GB(先ほどの特典)
- アプリが使い放題(ナビタイムやウェザーニュースなど)
- 雑誌や映画が読み放題、見放題、音楽聴き放題(エンタメページへ)
- au Payお得情報配信(au Payマーケットの送料が無料に)
- TOHOシネマズの映画を割引
- iPhone/iPadの修理代金サポート
- ウィルスブロック
- auサーバ50GBを無料提供
ワンコインとは思えないほど充実していて、全て見て回れなかったので自分用にUQモバイルの説明ページへリンクを貼っておく。
スマホの動画や写真を50GBまで保存できるほか、映画チケットの割引は嬉しい。Amazonプライム特典さえ使いきれていないが、雑誌や音楽、映画の定額サービスが2つあれば見逃すタイトルも減るだろう。
差額552円の価値、10分かけ放題へ
プランMの制限モード1Mbpsは魅力的だが、自宅や仕事場など長期滞在する場所へ固定回線があり、月間の移動時間が短いのであればバーストモードが強力なこともありプランSで十分だと思った。
さらにUQモバイルならではの強みとして通話定額がある。
ahamoやpovoにも通話定額はあるが「5分」or「無制限」の二択。それに対してUQモバイルは「10分」を用意、しかも770円と絶妙な価格設定。
つまりS+auパス+10分の3点セットでも月額2946円、税込で3000円以下だ。
4ヶ月育てる必要はあるものの月間10GB+10分かけ放題+au特典=月額2946円はahamoの5分かけ放題+20GB=2970円と競える内容に思えた。
なんといっても、UQモバイルは2015年11月時点でVoLTEに対応(ニュースリリースへ)しており、サブブランド化に伴いデータ回線もau直結となっているので通話品質はMVNO(格安SIM)や楽天モバイルとは比べ物にならないだろう。
OCNモバイルONEがアプリ不要で通話できるようになったとはいえドコモのサブブランドではないMVNO事業者なので詳しく調べるほど通話品質・データ通信の2つでUQモバイルが前にでてくる。
BIC SIM+楽天モバイルという計画も道半ばだが、トータルバランスを考えるとUQモバイルは強い。強すぎる。
くりこしプランS+auパスの存在感
引越しなど何かしらの活動を行おうとすると通話したいシーンが多く、問い合わせフォームから数日後に返事をもらうのもよいが「時間」という失うと手に入らないものを考えると10分かけ放題は動くきっかけになる。
忘れていたがBIC SIMと同じようにauのWi-Fiスポットが無料で使い放題となる無料サービスが提供されている。そのau WiFiスポットのエリアを見ると駅などが対象となっていた。さらにauスマートパス加入でセキュリティモードで接続可能になるためPC・ゲーム機まで接続できるのもよい。
「UQ mobile「くりこしプランS」は格安SIMの本命という話」という記事も書いたが、オプションで調べてみてもahamoなどにはない10分かけ放題で月額3000円という唯一無二の選択肢があり、改めて「くりこしプランS」は味の濃いプランだと実感した。