Pixel Foldの発売時期など、噂・リークまとめ
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Google Nexus Pixel
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本日Googleが発表した大画面または折り畳みデバイス向けを重視する「Android 12L」によりPixel Fold(仮称)関連の過去リークが繋がってきた。
これまでPixel Foldに関する噂やリークで散らばっていた点を拾い集めて、どのような線を描けたのか記録する。
Pixel Foldの噂・リークまとめ
折り畳みデバイスの特許資料
2019年3月18日
当時はPixel Foldや関連するコードネームもなかったが、GoogleとZTEの特許資料から折り畳みデバイスを計画しているというリークがあった。
これが直接Pixel Foldに繋がるのかは不明、少なくとも特許取得は自社ブランド「Pixel」で折り畳みデバイスを2019年には計画していたことがわかる。
参考:次期Google PixelはZ型の折り畳み画面スマホか、特許資料みつかる
コードネーム「Passport」登場
2020年8月8日
海外メディアがAndroidの内部ドキュメントでコードネーム「raven」「oriole」に並び「Passport」というデバイスがあり、それは「折りたたみ式」と明示的に書かれていたと報告している。
また、これら3つのデバイスは「Q4 2021」というラベルがあることから2021年10月〜12月のリリースを目標に開発が進められている可能性を伝えていた。
2019年CNETが当時のGoogle Pixel責任者Mario Queiroz氏へインタビューした際は「折り畳みできるPixelに取り組んでいて、プロトタイプを制作している」としながらも「現時点で折り畳みタイプを用意する必要性は感じていない」という考えを伝えている。
参考:Google Pixel Passportは折り畳み式で2021年リリースか、内部文書リーク
コードネーム「Jumbojack」とは
2021年9月19日
Android 12の次期アップデート「Android 12.1」にコードネーム「Jumbojack」の存在が確認された。
このJumbojackがテスト端末として使用されている事例は複数あり、発見当初から2021年9月19日に至るまでAndroid 12を実行している唯一の折り畳み端末だという。
具体的な事例としてAndroid APIの「posture」があり、「開いた」「閉じた」「半分開いた」「反転」といったヒンジ開閉のコマンドに登場する。
これを報じた海外メディアによればJumbojackは単なるテスト端末という位置付けだが、Googleは明示的に「PIxel」とも呼んでいるという。
このJumbojackはアメリカ合衆国のファストフード・チェーン店「ジャック・イン・ザ・ボックス」のチーズバーガーを意味しているようだ。
そして、この名前がGalaxy Z Foldのようなホットドッグスタイルではなく、Galaxy Z Flipのようなハンバーガースタイルの折り畳みデザインかというヒントなのかはわからないと伝えている。
参考:Google、折り畳み式Pixelスマホ(Jumbojack)準備中か
Google向け折り畳みOLED生産開始
2021年8月9日
Samsung Displayが拠点を構える韓国のメディアより同社がGoogleやXiaomiなどに向けた折り畳みOLEDパネルを10月から生産開始するというリークがあった。
具体的にはGoogle/Vivo/Xiaomiの3社がSamsung Displayから折りたたみ式OLEDパネルの供給を受けて新型スマートフォンを2021年第4四半期に発表する予定だという。
各社スマートフォンの具体的な画面サイズについても言及しており、著名なメディア・リーカーから「Google Pixel Fold」と呼ばれている端末は7.6インチになると伝えた。
参考:Google Pixel Foldは年内発表か、折り畳みOLEDの時代へ
2021年内リリースの端末は「Passport」
2021年9月21日
実績あるリーカー@evleaksは日本時間2021年9月20日、信頼できる情報筋から聞いた話としてフォータブルPixelのコードネームは「Passport」で、製品名は不明だが年内までに発売されるようだと伝えた。
さらにGoogleは同デバイスに2年以上の歳月をかけて取り組んでいたと伝えている。
参考:Google、折り畳みスマホ「Pixel Fold」を年内発売か
Android 12.1(Android 12L)という不可解な存在
2021年9月28日
本日発表されたAndroid 12L、実は先月XDAによってAndroid 12.1(仮称)としてリークされている。
XDAアカウント”Mishaal Rahman”氏がAndroid 12.1のハンズオンとして折り畳みスマートフォンのファーストルックを伝える中で、すでに個別のものとしてリリースされる可能性を指摘していた。
それは実際に本日「Android 12L」として発表された。
さらにXDAは、GoogleがPixel FoldをリリースするタイミングやAndroid 12.1を発表する時期に関する情報を掴んでいないが、2つの事柄は密接に関連しており、そのアップデートは活発に行われていることは確かだと伝えている。
当時は、このことから2021年10月リリースが噂されているAndroid 12より後で、2022年のAndroid 13より前にAndroid 12.1またはPixel Foldがリリースされる可能性が高いと推測されていた。
ここでAndroidのスケジュールを見てみよう。
- 2021年10月20日:Android 12リリース済み
- 2022年初頭:Android 12Lリリース予定と発表
- 2022年後半:Android 13リリース(例年通りなら)
この下線の時期にあわせてPixel Foldを発売するのであれば、これまで見てきた「2021年内の発表」という過去のリークも頷ける。
もちろん世界的な半導体不足により数ヶ月遅れる可能性はあるが、Android 12LリリースにあわせてPixel Foldの発売は期待できそうだ。
それどころか過去のリークにあった折り畳み式Pixelスマートフォンの同時リリースという可能性もある。
参考:待望の「Pixel Fold」近づく、Android 12.1の折りたたみスマホ動作動画・ドックなど新機能
リーク、まとめ。
2021年10月28日
これまで浮き足立っていると思われていた話の数々だが、実際にリーク通りのAndroid 12Lが登場し、その中でGoogle自ら「Pixel端末」にも提供することを明らかにした。
このことを踏まえて次の点に注目してみよう。
- Googleストアで販売中の端末はPixelスマートフォンだけ(2021年10月28日時点)
- Googleが「Android 12Lはスマートフォンではほとんどの機能を体験できない」と説明
- Googleが「Pixel端末向けにAndroid 12Lを提供する」と説明
- タブレット「Nexus 9」をPixel端末とは呼ばないし、処理性能も足りないはず
PixelスマホではAndroid 12Lが持つ多くの機能を体験できないのにファクトリーイメージを提供したところ「何も体験できず正常に動作するかを確認するリスクしかないテスター」に志願する人は少ないだろう。
こうなるとAndroid 12Lを体験できるPixel端末が必要になるため、半導体不足の影響はあれどリーカーたちが伝えている「2021年内にPixel Fold発表」は期待できそうだ。
私はPixel Foldを購入したい。(価格次第)
なぜなら、楽天スマホや約25万円のXperiaスマホが2年後には古いOSしか利用できなくなることを考えればファクトリーイメージやカスタムROMという道が残されたPixel Foldは寿命が長く、スマートフォンとしての最新機能を楽しめると思えたから。
Android 12Lのプレビュー提供によるPixel Foldの続報を待ちたい。