Fireタブレット 改造「Fire Toolbox V29.0」リリース、Google Playの話
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最終更新日:2022/10/05
Amazon Kindle Fire, Fire HD 10, Fire HD 8
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Fireタブレットの制限を突破するためのコマンドを打ち込むことなく様々な変更を加えられるハックツール「Fire Toolbox」(旧名:Amazon Fire Toolbox)がバージョン29.0にアップデートされた。
同バージョンでは、最近リリースされた第12世代Fireタブレット端末もサポートしているのが特徴。
「Fire Toolbox V29.0」リリース
Fireタブレットにプリインストールされている天気アプリなどを無効化したり、ロック画面の広告を表示しないよう設定できるハックツール「Amazon Fire Toolbox」の最新バージョン29が今週リリースされた。
2019年から続くプロジェクトページ(XDAへ)では基本項目をチェックすると、Fire Toolboxはシステムパーティションに影響を与えないため、通常の工場出荷状態へリセットすれば同ツールで加えた変更はすべて元に戻せることを伝えている。
そのため、アマゾンの保証を無効にすることはないとのこと。
(関連記事)
Fireタブレットのハックツール、Amazon Fire Toolbox v8.2を試す
また、注意事項としてFIREOS 7.3.2.2以降を実行するFireタブレットではAmazon側の制限によりOTA更新の無効化ができなくなったほか、一部のAmazonアプリを無効にできなくなったとしている。
使い方は簡単で以下の通り。
- Fireタブレットで開発者向けオプションとADBを有効にする。
- Fire Toolbox V29.0をPCにインストール
利用例としてはADB Shellの使用、カスタムランチャーへの置き換え、カスタムサウンドの設定、解像度の増減などが挙げられる。
プロジェクトページでは「Fire ToolboxをLinuxで起動する方法」や「ランチャーを変更したらホームボタンが使えない」といったFAQが掲載されていた。
「Fire Toolbox V29.0」のアップデート内容
開発者Datastream33氏はアップデートを伝える投稿(XDAへ)を行い、次のような内容を伝えた。
- システムバックアップの改善
- ロック画面広告の無効
- 画面キャプチャの改善
- システム設定の更新
- 新しいテーマ
- Googleサービス
- Googleアシスタントの追加
上記4については新世代Fireタブレットに追加されたナイトモードによりカスタムランチャーと組み合わせることで背景が白いアプリを使用した場合、ダークモード中であっても親しみやすい色味に変えることができるとしている。
なお、Google Playでアプリがインストールできないという問い合わせがあることについては、Fire OSで制限が強化されたというよりもGoogleの認証を受けていない端末ということで弾かれている可能性があると言及している。
そのため、Amazon側の制限強化というよりもGoogleの認証が厳しくなった印象。
Fireタブレットのroot化が端末の一部をショートさせないと対処できなくなったようにAlexaなどの専用端末として進化していることもあり、一般的なAndroidタブレットとは別の存在へ進むのかもしれない。
(進化するFireタブレットの記事)
アマゾン、Fire タブレット等へ新機能2つ発表・対応機種
ちなみに野良アプリはインストール可能、下記の最近投稿したレビュー記事(ドラクエはAmazonアプリストアからインストール)にあるようなことが行えている。
(UPDATE:2022/10/05)
同ツールを使用してFireタブレットにGoogle Playなどをインストールしました。
→第12世代FireタブレットにGoogle Playをインストール、Fire Toolbox V29.0を試す
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