8.4型AvidPad A30は買いか、iPlay 50 miniとスペック比較
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少しだけ盛り上がった8インチ中華パッドも、いつからか勢いは緩やかになり、最終的にG99搭載はiPlay 50 mini Proだけとなっていた。
その一方でモバイル通信(Volte)に弱いとされるUNISOCを積んだT606あたりの8型タブレットが増えている。
本日セール記事で触れた新しい8.4型「AvidPad A30」もまたUNISOC T606を積んでいて、同じ画面サイズとSoCのiPlay 50 miniを狙い撃ちしたような製品だ。
この記事では後発の「AvidPad A30」と勢いに乗るAlldocubeの「iPlay 50 mini」でスペックと価格を比較、買いかなのか考えていく。
8.4型「AvidPad A30」は買いか
スペック比較を行う。
共通するスペックを知ろう。
この記事で比較する2つのタブレットは類似点が多い。そこで先に共通スペックから書き出していきたい。
まず8.4インチで解像度1920×1200、インセルのIPSディスプレイ、アスペクト比は16:10、270PPI、輝度320cd/m2と(公開されている仕様を見る限り)全て同じだった。
ちなみに「AvidPad A30」は輝度320nitと表記されているが、「1nit=1cd/m2」なので明るさは変わらない。
コンテンツ視聴ではWidevine L1対応で、Netflix非対応というところまで一緒だ。
次に処理性能、ここはSoCだけが同じUNISOC T606となっている。メモリとストレージは異なるため後述する。
続いてインターフェイスを見るとUSB-Cとイヤホンジャック、デュアルSIMスロットが同じ。
OSはAndroid 13でGoogle Play対応。
異なるスペックから違いをチェック。
はじめに最も重要なメモリ(RAM)から見ていきたい。
- AvidPad A30:物理6GB+仮想6GB=合計12GB
- iPlay 50 mini:物理4GB+仮想8GB=合計12GB
同じRAM12GBという表記になっているが物理RAMの方が遥かに高速に処理できるため、大きめの作業テーブルを要求するアプリでも快適に使えるのは「AvidPad A30」となる。
次にストレージ(microSDカード最大容量)。
- AvidPad A30:128GB(1TB対応)
- iPlay 50 mini:64GB(512GB対応)
残念ながら2機種ともeMMCなのかゲーミングスマートフォンでも使われる高速なUFSの古いバージョン(格安タブレットはUFS2.1が多い印象)なのかは不明。
先ほどのRAMで物理6GBを積んでいることから「AvidPad A30」の128GBのほうが信頼できるストレージを積んでいる可能性に期待できる。
続いてカメラ性能。
- AvidPad A30:フロント8MP/リア13MP
- iPlay 50 mini:フロント5MP/リア5MP
カメラは「AvidPad A30」の圧勝、メモ代わりの撮影なら500万画素でも十分かもしれないが、1300万画素までいくと流石に保存した画質に差がでると思う。
同じSoCながらモバイル通信の対応周波数(4G通信)も異なっていた。
- AvidPad A30:B1/3/5/8/18/19/26/28full/40/41
- iPlay 50 mini:B1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41
ここは使いたいプラチナバンド【B8、18、19、26、28(700MHz~900MHz帯)】で評価が変わりそうだ。
そして個人的に大きな違いだと思っている衛星の対応。
- AvidPad A30:GPS、QZSS、GLONASS、GALILEO
- iPlay 50 mini:GPS、GLONASS、BDS、GALILEO
「AvidPad A30」は日本国産の測位衛星「みちびき」(QZSS)に対応、もしカーナビのような用途を考えているなら頼もしい存在になるだろう。
そして、バッテリー容量と重量(本体サイズ)。
- AvidPad A30:5500mAh搭載=326g(202×126×7.3mm)
- iPlay 50 mini:4000mAh搭載=292g(202.7×126×7.5mm)
ここもカーナビや寝モバなど用途によって使用時間を取るか、軽さを選ぶかでわかれるところ。
その他、「AvidPad A30」のUSB-Cは”PD 18W急速充電サポート”と記載されているためサクッと充電したい時に差がでるだろう。
「AvidPad A30」は買いか(価格比較)
最後に価格を比較していく。
「AvidPad A30」は11月の新発売セールで底値14831円にて提供していた。
「iPlay 50 mini」はクーポン値引きを併用していることもあって最終価格はわからなかったが記事投稿時点で定価16,999円から15%OFFとなる14,449円に対して1500円引きクーポンを発行、セール特価12,999円にて販売していた。
やはりRAMやストレージ、バッテリーが少ないだけあって「iPlay 50 mini」のほうが安い。
「AvidPad A30」は少し価格が高いものの同じSoCのため、処理性能が早くなることはない。
しかし、RAMとストレージに余裕があるためOSやアプリの動作が安定し、処理速度の底上げに期待できる。
おそらく最高速度は同じだけど、待ち時間が減るといった感じではないだろうか。
さらに米国GPSと連携している衛星「みちびき」対応なので、8.4インチのカーナビ兼”動画視聴タブレット”として旅行や帰省でも活躍してくれそうだ。
◇
残念ながら本記事を書いている途中、今朝の「AvidPad A30」セール記事から値段が元に戻ってしまった。
正直、この記事を書いた勢いで「AvidPad A30」を注文したかったのだけれども・・・12月16日からホリデーセールが開催(予告セールの記事へ)されるので近いうちに購入しようと思う。
→「AvidPad A30」の詳細はAmazon販売ページへ
→「iPlay 50 mini」の詳細もAmazon販売ページへ
(追記)注文しました。
→Avidpad A30を注文、2つの購入理由。
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