0円でスマホからミニPC遠隔操作、おすすめ設定ほか
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最終更新日:2024/07/22
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小型PC・ミニPC体は小さな筐体を活かして常時稼働する小さなサーバーとして運用する事例も少なくない。
そういった用途でオススメできるのがWindows 11 Pro標準機能であるリモートデスクトップ。Google Chromeやサードパーティ製もあるが別アカウントや異なるサービスを介することなくセキュアな環境で構築できる強みがある。
前回はMacから遠隔操作できるようリモートデスクトップの設定を行った。しかし、実際の運用になるとメインPC「MacBook」は優先タスクを抱えていることが多い。
そんなときはAndroid端末から遠隔操作できると便利だ。
たとえば動画の書き出しといった重い作業をRyzen9で処理しているときにフリーズしていないか確認すべくCPU/メモリ利用率を表示したいが、それだけのためにモバイルモニターを接続するのも・・・という場面に有効。もちろん消費電力もAndroid端末のほうが少ないだろう。
この記事ではAndroidアプリのインストールから実際に使いやすい操作方法などをレビューしていく。
Android端末からミニPC遠隔操作する方法。
前回の記事「ミニPC「GEEKOM AX8 Pro」をMacから遠隔操作しよう!初期設定から接続まで|Vol.01」でミニPC側の準備が完了している。その前提で進めるため、ここからはAndroid端末での操作を中心に行いたい。
まず、AndroidタブレットやAndroidスマートフォンでアプリ”Google Play”を起動、入力フォームで「remote desktop」と打ち込むと開発者:Microsoft CorporationとなっているAndroidアプリ「Remote Desktop」(Google Playへ)が現れるのでインストール(無料)する。
無事にインストールを終えたらアプリを起動する。
次にメイン画面にある「リソースの追加」を選択して「Add PC」を選び、次の内容を打ち込んでいく。
- PC名:ミニPCのローカルIPアドレス
- ユーザーアカウント:WindowsへサインインしているID/Pass
上記”PC名”のIPアドレスがわからない場合は、接続済みのMacなど別端末のリモートデスクトップアプリから確認できる。前回も触れたがDHCPではなく固定IPアドレスを振っておくと迷わずに済む。
2つの項目を入力し終えたらポップアップ画面の右上にあるリンク「保存」を選ぶとメイン画面にミニPC接続用のアイコンが追加される。
あとはミニPCのIPアドレスとWindowsアカウントが表示されたアイコンを選択すると接続できるが、このときにMacなど別端末でリモートデスクトップ接続していると失敗する。そんなときは接続中の端末でミニPCの電源メニューにある「切断」を実行、サインアウトしておく。
実際に使った感想。
Android端末でリモートデスクトップ接続すると「音声」が聞こえるようになる。GEEKOM AX8 Pro本体とモバイルモニターに内蔵スピーカーがなかったのでようやく音が聞こえたという印象。
もちろんリモートデスクトップ接続なのでYouTubeを視聴すれば音声はリアルタイム再生され、映像はわずかに遅延する。少し習いたての腹話術を見ているような気分になるほか、ルーターの処理性能によっては切断されることもある。
そのため、YouTubeなど動画視聴するなら素直にAndroid端末で直接楽しんだほうがよい。ミニPCのサウンドチェックができるというイメージが近いと思う。
それでもクリック音などがAndroid端末から聞こえるので目の前でWindows OSを操作しているという実感があり、この音が聞こえるということが地味ながら満足感を向上させてくれている。
次に操作感。
デフォルトでタッチ操作できるようになる。これは格安モバイルモニターにはない便利な機能、直感的にWindowsを操作できるためブラウジングで活躍する。
しかし、Android端末の画面は大きくない。
そんなときはアプリ「Remote Desktop」の画面上部に表示されている矢印アイコンを選択してメニュー画面へ移行。そこで人差し指アイコンではなくマウスアイコンを選ぶ。
すると、画面全体がタッチパッドとなりマウスカーソル中心の操作へと切り替わる。シングルタップで左クリックとなり、2本指タップで右クリックに操作方法が変更される。
Windowsは細かなポインタ操作を求められることが多いので、意外とマウスモードのほうが便利かもしれない。マウスカーソルはスワイプ操作よろしくスッと指を払うとフワッと流れていくので少ない指の動きで大きくポインタを移動できるところが心地よい。
もしマウスモードが気に入ったなら先ほどのPC名などを事前登録したオプション画面から「マウスボタンの切り替え」を有効にしておくと使いやすくなるだろう。
私はマウスモードにすることで誤タップが減った。たとえばブラウジングしているときにリンクは辿ろうとしても指でタップすると間違ってしまうことが何度もあった。それがマウスモードでは一切ない。
ちなみにスマートフォンの画面は小さいのでキーボードとマウスを併用するときは最前列にディスプレイを置いたほうが操作しやすかった。
単純にシステム稼働率をチェックするだけでない場合は、ミニPCに接続したキーボード・マウスで操作した方が快適。ブラウジングやライティングといった軽作業であれば問題ない。
「GEEKOM AX8 PRO」の価格・メーカークーポン
今回は「GEEKOM AX8 PRO」発売記念とタブクル読者向けとしてGEEKOMより限定クーポンが提供されている。
はじめにGEEKOM直販サイトで使える5000円OFFクーポン「AX8tbkr5000」(適用できるGEEKOM販売ページへ)。
次にアマゾンへ出店中の公式ショップで適用できる5%OFFクーポンが2つ発行されている。
全クーポンの有効期限は9月1日もしくは予定数量超過まで。
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