(新セール開始でクーポン+純正ケース配布中)8.8型「Headwolf Titan1」が注文3000台を突破、Band18/19対応について考える
公開日:
:
その他・中華タブレット Alphawolf, Headwolf, セール
この記事にはアフィリエイト広告・広告が含まれています。
(更新:2025/11/05)
楽天セールが復活|クーポン適用価格は45,999円+純正ケースプレゼント(期限あり)。

→上記セールの詳細は楽天販売ページへ
(追記)
10月27日から第2弾セールが開始、今度は楽天ではなくAmazon.
→(前回セールと比較)8.8型ゲーミング「Headwolf Titan 1」セール第2弾が開始、今度は14000円OFFに

2025年10月20日に発売された小型ゲーミングタブレット8.8型「Headwolf Titan1」がスタートダッシュを決めたようだ。
SNSアカウント”Headwolf-JP”は発売翌日の21日、1日で販売台数3000台を突破したと報告した。
それにともない出荷時期の前倒しと価格改定について、発売記念キャンペーンの特別クーポン6000円OFFを下回る価格を提供することは一切ないので安心してほしいと告知した。
これはタブレット購入後に大幅セールに落胆した経験があれば非常に頼もしいアナウンスと言える。また、注文殺到により納期遅延という流れが多いなか出荷の前倒しということも同ブランドの印象を高める効果がある。
私も思わず注文しようと思ったが、次の対応バンドを見て躊躇した。
対応バンド:
GSM:B2/3/5/8
WCDMA:B1/2/5/8
FDD:B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66
TDD: B38/39/40/41
この対応バンドについて考えていく。
8.8型「Headwolf Titan1」をセルラーとして使うか
はじめに8.8型「Headwolf Titan1」の魅力、特徴について前回のスペック記事が詳しいので詳細は譲るとして簡易的な主要仕様だけを掲載しておきたい。
- 画面:8.8インチ(2.5K解像度)
- リフレッシュレート:144Hz
- SoC:MediaTek Dimensity 8300
- 通信:WiFI6対応、GPS内蔵、4G/LTE対応
- 出力:デュアルスピーカー、HDMI/DP出力対応
補足として日本衛星みちびきQZSS対応、USB-CポートはHDMI出力対応、カメラは8MP/16MPとかなり高め。顔認証サポート、PD20W充電が可能だ。
そして、4G/LTEに対応する。
ここが強みでもあり、購入を躊躇する理由にもなった。
対応バンド18と19が非対応な件
ここで再び対応バンドを見てみたい。
対応バンド:
GSM:B2/3/5/8
WCDMA:B1/2/5/8
FDD:B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66
TDD: B38/39/40/41
残念なことにBnad 18(auの800MHzで山間部などでも通信できるプラチナバンド)とBand 19(ドコモの800MHzで山間部に強いプラチナバンド)に対応していない。
ここでBand 18と19を内包する「Band 26」をサポートしていれば一縷の望みが残されるのだが、ご覧のとおり対応していない。
プラチナバンドで対応しているのはBand 8だけとなる。
私は標高1100mの山奥へ移住したのでプラチナバンドがなければ通信できない。光回線を導入しているがモバイルは弱いと感じている。
また、プラチナバンド対応のiPhoneを使っていても日本通信など通信制限やら設備に投資しない企業のドコモMNVO回線は通信できないことが多い。
余談だが山奥ではなぜか楽天モバイルが快速という結果になっている。日本通信の無料通話(電話回線)は使えているのでSKYPE月500円の代わりといった感じで保持している状態だ。
◇タブレットでの話
私は軽トラにSIMフリーのタブレットを設置して、カーナビとして使っている。
下図のような13インチと大画面なのでタブレットの設置が大変だった。その詳細は下記の過去記事に譲るとしてプラチナバンド非対応なSIMフリー(GPS内蔵)のタブレットはカーナビとして使えているのかを振り返りたい。

写真:完・大画面13インチのAndroid端末をカーナビにしよう(実践編)
山奥でドライブすると「長いトンネル」に遭遇することが多い。
いや、比喩ではなくリアルでの話だ。
車載GPSならともかく貧弱なタブレットの内蔵GPSとプラチナバンド非対応のチップでは当然ながらカーナビアプリの地図は追従できない。
トンネルを抜けたら位置情報がワープするという状態になる。
しかし、ここでプラチナバンドに対応していないと通信が復活しないという事態になる。最終的にiPhoneあるいはPixelのテザリング経由で通信するようにしたが、圏外から復活しないという思わぬ事態に遭うのだ。
山道は信号機が少なく、道も微妙に狭く、それなのに大型トラックが多いためタブレットの画面を操作する余裕なんてない。
かといって位置情報を更新できず道を行きすぎてしまおうものなら折り返せる場所さえ見つからない。クネクネとうねり続けるような道であれば次の”道の駅”までUターンできないなんてこともある。
そんなわけでタブレット単体でカーナビを使うならプラチナバンドが必須だと思う。
- 内蔵GPS:必須+重要
- プラチナバンド:単体なら必須、テザリング対応OK
◇スマートフォンでの話
たとえば山から標高500mくらいの町まで降りて買い物に行くとしよう。
そこで業務スーパーやらホームセンターで専用アプリの決済システムを使おうとしたらレジで「アップデートしてください」なんて画面が表示されることがある。
そうなったら楽天モバイルを入れているPixel 7aをテザリングONにしてiPhone 13 Proで接続してなんてことをする羽目になる。
人の少ないときは親切な店員や店長が「店外で通信できないか」といって必死にサポートしてくれたりして申し訳ない状態になることも多いが、大抵は現金かカードで支払うことにしている。
こういった「緊急時の通信ができない」という点において、プラチナバンドは必要だと思っている。
もちろん、それは「使える通信事業者」(日本通信などではない通信が安定しているMVNO)という前提が必要なのだけれども———
タブレットにセルラー、そしてプラチナバンドは必要か
iPhoneなど有名ブランドのスマートフォンは大抵プラチナバンドをサポートしている。
それをテザリングすればモバイル通信は安定して使えそうだ。スマートフォン側がモデムとルーティングを担当してくれているのでタブレット側のアプリも落ちにくいだろう。
それではタブレットなんてWiFIモデルで問題ないのだろうか。
ここに1つの落とし穴がある。
スマートフォンのテザリングは「モバイル通信のみ共有」する機能であって「GPS情報は共有しない」ということ。
タブレット側のカーナビアプリはGPS情報を取得できず現在地の表示が遅れる、あるいは表示が機能しないといったことがある。
その対策としては「外部GPSレシーバー」(Amazon検索結果へ)を購入するという方法もある。この場合は専用GPSなのでスマートフォンよりも迅速かつ多くの衛星を掴んでくれるだろう。
これは「カーナビ」という用途においては効果的だが、徒歩ナビとかブラウジング(動画視聴含む)で位置情報を素早くして体感速度を向上させたいといったニーズには合わない。
以上のことから、タブレット単体で音楽をかけ流すだったりフォトフレームのように壁へ飾るだけ、防犯カメラを表示させるといった特定の用途限定でもない場合はセルラーがあれば便利ということになる。
そして、プラチナバンドは単体で動作させたいユーザーには必須となるだろう。
その場合「Headwolf Titan1」はBand 18とBand 19に対応していないので選ばない方がよいとなる。
- GPSが必要:「Headwolf Titan1」でもOK
- プラチナバンドが必要(単体で使いたい):「Headwolf Titan1」はNG
- プラチナバンドは不要(テザリングする):「Headwolf Titan1」でもOK
ライトユーザーの多くがGPSさえあれば事足りるので、価格を抑えつつHelio G99を超えるMediaTek Dimensity 8300を積んでセルラー(GPSあり)にした同社の戦略は現実的だと思った。
スマートフォンを使わずタブレットだけで全ての通信を行いたいという時は「Headwolf Titan1」ではなく、iPadシリーズ等を選んだ方がよいと思う。
なお、Amazonでも販売が開始されているが定価のままで6000円OFFクーポンは配布されていない。それでもAmazonのほうがページが軽いので製品画像をサクッとみたい時はAmazonがおすすめ(Amazon販売ページへ)。
実際に購入する場合は同社が当面の最安値を明言している楽天が良いだろう。
「Headwolf Titan1」は通常価格45,999円。
発売日は10月20日、楽天公式ストアで配布されている発売記念クーポン適用すで特価39,999円にて購入可能。
なお、発売記念6000円OFFクーポンは10月26日までとのこと
→最新在庫状況や製品画像などは楽天公式販売ページへ、クーポンは楽天配布ページへ
◇◇◇
この話には続きがあります。
→外部GPSレシーバーはありか、据え置きカーナビやポータブル版と比較して考える。

気付けばブログ執筆そのものがライフワーク。ども、タブクル管理人です。
かつて夢見た「タブレットやスマホを操り、生産的な活動をする未来」。最近は、その実現を加速させるAIに夢中です。AIは思考力を奪うという意見もありますが「どう使うか、どんな指示を出すか」と、以前より思考力が試される時代の幕開けだと思います。


















