Fire 7 タブレットを注文した話、購入する理由
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最終更新日:2019/06/26
Amazon Kindle Fire, Fire7
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最近購入したFire HD 10 タブレットとFire HD 8 タブレットに不満はないが、新たにFire 7 タブレットを注文した。
先日リリースされたばかりでタブレット専門ブログとしての興味もあったが、なぜFire 7 タブレットを購入するのか、何に使うのか、先の2台との使い分けについて記録する。
Fire 7 タブレットを購入する理由
2019年5月16日、アマゾンジャパンから新しいFire 7 タブレット(第9世代)が発表された。発売日は2019年6月6日で販売価格は16GBモデルが5980円/32GBモデルは7980円と相変わらず安い。
このFire 7 タブレットは最小モデルというだけでなく、価格以上にスペックが著しく落とされているのが特徴だった。過去に購入したモデルはサイズこそ気に入ったものの実用的ではなく、自然と触れることがなくなっていった。
しかし、この第9世代になってストレージが2倍となり、512GBまでのmicroSDカードまで対応するようになった。プロセッサも1.3GHzクアッドコアと変わらないながらMediTekのMT8127からMT8163V/Bとなり、内蔵GPUもMali-450 MP4からMali-T720 MP2へと改善され、処理性能を司るSoCはFire HD 8(2018)と同じになった。
そして最も大きな変化がAlexa搭載、これが追加で購入する理由の1つでもある。
購入理由01.次世代の入力デバイスを備えた最小モデル
Fire HD 10タブレットのAlexaを通してスマートホームやAmazonサービスを体験したとき、これからは声が新しい入力デバイスになると思えた。
マウスという新しい入力デバイスが登場して、CUIからGUIの時代へと進み、スマートフォンによりタッチスクリーンという新たな入力デバイスが姿を見せGUIを直接操作する時代になった。そして、音声アシスタントが従来の主役であるディスプレイを補助デバイスにする次世代の入力デバイスになると思っている。
音声アシスタントについてはGoogleアシスタントが優秀だと思う、では何故「Fire 7 タブレット」を購入するのかというとAmazonサービスとの連携が素晴らしいから、後ろに控える巨大なサービスに可能性を感じた。
今更ながらAmazonは恐ろしいと思う。
プライムで年会費を集めつつも、読み放題や見放題サービスなどの豊富な特典で会員離れを抑え、上位の読み放題や音楽聴き放題サービスで追加課金を促す。同社のサービスに触れるほど物品の購入頻度も増える。
それらを画面で見なくても声で操作できるようにしたのだ。この点においてはGoogleよりも上手に音声アシスタントを利用していると思った。
まだ”声”と”話す内容”のプライバシー保護などルールが確立されていないため、不安または使い勝手が悪く見えてしまう。これはマウスやインターネット誕生の時に似た拒否反応なのかもしれない。
従来の入力デバイスはWindowsなどのOSを操作していたが、音声アシスタントはOSや人を巻き込んだサービスを操作する入力デバイスになると思う。
そんなAlexaを身近なモノとして使いたいと思ったので、小さな筐体であるFire 7 タブレットを注文した。
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購入理由02.解像度とAlexaハンズフリー
ShowモードはAlexa関連のサービスだが、解像度と深く関わっているため先ほどのAlexaとは別にした。
Fire 7 タブレットは解像度が低い、アマゾンは何故か3機種の解像度を次のようにしている。
- Fire 7 タブレット:1024 x 600 (171ppi)
- Fire HD 8 タブレット:1280 x 800 (189ppi)
- Fire HD 10 タブレット:1920 x 1200 (224ppi)
第9世代でもFire 7 タブレットの低解像度は改善されなかった。この1024 x 600 についてはE-INKでもないので電子書籍の文字がつぶれてしまうという声がある。HD画質以下なので動画を楽しむのにも向いていないようにも思う。
つまり、アマゾンの主要サービスであるプライムビデオとKindle本が楽しめない。
それらを楽しみたいなら3000円追加して8インチのFire HD 8 タブレットを購入したほうがよい。(スペック詳細はFire HD 8 タブレット販売ページへ)
このFire 7 タブレットはAlexaハンズフリーを搭載したことで置き時計として最適な小型端末となった。もう1つのAlexa搭載Fireは10.1インチと大きすぎるし、Echo製品はGoogle Playを導入できない。
Fire タブレットの置き時計化については、Fire HD 8 タブレットで試した内容を実施することになるだろう。
※Showモードには対応していないようなので、置き時計は別アプリで実現してAlexaハンズフリーで操作することにした。
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購入理由03.microSDカードの存在
格安512GBのmicroSDカード購入レビュー、読み書き速度や健康チェックほかより
ここ最近ずっとレビューしているFire HD 8 タブレットに512GBのmicroSDカードを差し込んでいる。今も問題なく動作しているが、Fire HD 8 タブレットは最大400GBまで、Fire HD 10は256GBまでという制限が記載されており、安心して使えるとは言えなかった。
しかし、Fire 7 タブレットは正式に512GBまで対応している。
これまでFire HD 8 タブレットで動作させていたファイルサーバーや動画を別端末にストリーミング配信できるメディアサーバー(DLNAサーバー)を同じSoCのFire 7 タブレットに移行できるのは大きい。
これらに低解像度であることが関係ないのも重要なポイントだ。
先日レビューした256GBのmicroSDカードはV30対応なので動画専用の保存デバイスとしてFire HD 8 タブレットが使えると期待している。
他にもプライム・フォト活用術の記事にある使い方をするため、やはり持ち運びは8インチになるだろう。
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購入理由04.Fire タブレットの使い分け
Fireタブレットの車載化、タブレット・スマホの両面ホルダー購入レビューより
Fireタブレットは画面サイズと一緒に処理性能も変化する。10.1インチ「Fire HD 10」は高解像度で高い処理性能から動画視聴など屋内用のメイン端末となる。8インチ「Fire HD 8」はHD解像度でステレオスピーカー、それなりの処理性能、程よい大きさから屋外でも使える端末。
そしてFire 7 は低解像度でモノラルスピーカー、それなりの処理性能ということでコンテンツを楽しみたいとは思えず、やはり置き時計やファイルサーバー、Alexa操作に向いた端末だと思う。
同じFire タブレットながら、屋内メイン(キッチンAlexa)/屋外サブ(自動車など)/置き時計(お手元Alexa)といった別々の使い道になる。
この重ならないほど異なるスペックと幅広いAmazonサービスにより使い分けができる。これが2つあるのに購入する理由だ。
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このほかに先日のFire HD 8 タブレットのroot取得方法を試したいという好奇心もある。
何はともあれ発売したばかりで値下げを期待できない時期に購入したいと思った。定価がプライム対応5980円と低価格なので最大割引でも1500円OFFが限界ではないかと予想している。1年も経てば2000円OFFも期待できそうだが、それを待つより楽しんだほうがよいという結論に至った。
ちなみに旧モデルは2019年6月に過去最安の3980円セールを実施したので、やはり最後の最後で2000円OFFといった感じだろう。そうなると今年は祭りでも1000円OFF程度かもしれない。
⇒Fire 7 タブレットのスペック比較などはアマゾン販売ページへ
続き⇒新しい Fire 7 (第9世代)開封レビュー、スペック表にないFire HD 8との違い他
前回⇒Android端末をroot化する7つのメリット、デメリット