OneMix 3Sの排熱問題、ONE-NETBOOK提供の画像と解説で知る
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最終更新日:2019/09/05
その他・中華タブレット One Mix, One Netbook, UMPC, 製品レビュー
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前回のレビューで排熱の為なのか不明だがファンが回転するという話をしたところ、ONE-NETBOOKさんより排熱に関する写真と詳しい説明が届いたので共有したい。
OneMix 3Sの排熱問題
8.4インチの筐体なのでデスクトップPCのような大きなファンが使えず、パーツが密集しているため熱の放出も難しいのは私のような素人でも想像できる。
それでも最大4.2GHzで動作してもダウンしない排熱処理が行えているのは興味深い。
ONE-NETBOOKより提供いただいた画像を見てみよう。
上図を見るとヒートパイプが2本、その隣にファン、下にはヒートシンクが設けられていた。
ONE-NETBOOK担当者によるとヒートパイプの1つはファンと繋がっていて、そこからエアベントを経由して熱が排出されるとのこと。
このファン自体に自動識別システムが搭載されていて、次のように制御されているようだ。
CPUの温度が50°に達すると、自動的に1速で低回転する。CPUの温度が60°に達すると、自動的に2速で中回転する。CPUの温度が65°に達すると、自動的に3月速で高回転する。
もう1つのヒートパイプはバッテリーのヒートシンクと繋がっていて、熱はバックカバーに伝導して発散される。こうすることで狭い空間ながらCPUだけが高温になるという問題を避けることが可能、MicrosoftのSurface Bookも同じ冷却方法を採用していると説明があった。
小型PC(UMPC)ということで長時間の使用は試していなかったが、しっかりとした排熱対策がされていて安心した。
この他に購入者を躊躇させる要素があるとしたら馴染みある「半角/全角」キーが存在しないキーボード問題くらいではないだろうか。
もし、快適に日本語の入力が行えたらVAIO Type Pやネットブックなどがたどり着けなかったモバイルPCの頂点へ行けるのかもしれない。そう思える完成度だ。
今回レビューした『OneMix 3S』(最上位プラチナ)の価格とスペックはアマゾン販売ページへ
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続き⇒OneMix 3S PlatinumでPCゲームは遊べるか、熱問題・ファン音など
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