AQUOS sense3の容量不足を防ぐ、Amazon Photosと無制限SIMの活用方法
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2枚のSIMカードを同時に差し込むとmicroSDカードが使えない『AQUOS sense3』は内蔵ストレージの限界が近い、その中でも大容量(ほぼ無制限)を謳う格安SIMカードを有効活用できるであろう画像の自動アップロードで容量不足の対策をしたのでシェアしたい。
AQUOS sense3の容量不足をAmazon Photosで防ぐ
はじめにAmazon Photosについて説明するとアマゾンが用意したクラウド・ストレージサービスへ写真を保存できるサービスとなる。類似サービスとしてGoogleフォトもあるが無圧縮では保存できない。(抜け穴もあったが…。)
そのため、プライム会員であれば無料で無圧縮かつ無制限アップロードが可能、ブラウザもサポートしているAmazon Photosを選んだ。
Amazonプライムは他にも動画や電子書籍の読み放題など利用できて月額500円、学生なら割引価格で利用できる会員サービス。最新の提供内容はAmazonの説明ページで確認してほしい。
Amazon Photosのインストールと設定
Google PlayからAmazon Photosをインストールしたらプライム会員で登録しているAmazonアカウントでログインする。
次にAmazon Photosを起動して初回セットアップで表示される下記の項目をONにした。
上記のモバイルデータという項目は契約中の大容量SIMサービス「iVideo」を利用しているのでONに設定したが、OCNモバイルONEやIIJmioなどを利用している場合は月間容量の上限が設けられているのでOFFにしてWi-Fi環境でアップロードするようにしよう。
このセットアップ画面で設定した項目は、「その他」というメニュー内にある「自動保存」から変更できる。
Amazon Photosの活用方法
アマゾンでSIMフリー版AQUOS sense3をチェックしても価格3.5万円ほどのため格安スマホという印象が強いが、背面カメラは約1,200万画素/約1,200万画素のデュアルカメラでHDRや4K(3840x2160)撮影、手振れ補正に対応、実用的な性能を持っている。
静止画の最大撮影サイズはアスペクト比18:9の「4,000×3,000」と高く、それらを内蔵ストレージ64GBで収めようとするのは厳しい。
試しにデフォルト設定だった4Kで撮影してみたところ、Amazon Photosアプリ経由で自動的に写真がアップロードされていた。無圧縮ということなので2MBのファイルそのままで保存されていた。
この時、アップロード済みのファイルは端末内に保存されたままで2つ存在する状態だ。内蔵ストレージを空けるためには削除しなければならない。
AQUOS sense3で画像ファイル管理はデフォルトでGoogleフォトになっていて紛らわしいため、GoogleのアプリFilesというファイル管理アプリを使ってファイルの削除を行うようにしている。
端末またはクラウドでデータを削除すると…。
ここで気がかりなのは削除時の動作、次のような結果となった。
- AQUOS sense3内のデータを削除⇒Amazon Photos側は削除されない。
- Amazon Photos側のデータを削除⇒AQUOS sense3内のデータは削除されない。
上記のことから「自動アップロードの有無だけを管理」しているということになる。これはiPhoneにインストールしたAmazon Photosでも同じなため、AppleやGoogleのアカウントを持っていてもプライム会員であれば写真管理はAmazonが良いのではないだろうか。
パソコンからの利用も簡単
WindowsやmacOS、Linuxなどのブラウザからスマートフォンで撮影したデータを確認したり、ダウンロードしたいときは専用ページへアクセスすればよい。
もちろんブラウザ経由で写真をアップロードすることも可能、その時も無圧縮で無制限なので長いこと使っていない画像があれば貸し倉庫の感覚で預けてしまっても良いだろう。
この時に注意すべきはプライム会員をやめる場合だ。何TBと保存してしまって解約すると基本容量までファイルが削除される可能性がある。
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防塵防水でMIL規格のタフネス仕様ながら見た目は普通のスマートフォン、DSDS対応で電子決済をサポート、そしてバッテリー駆動時間が長く、安いという攻めたAQUOS sense3唯一の弱点と言えるストレージ、画像だけで対処はできないが引き続き便利になる使い方とあわせて模索していきたい。
今回レビューした『AQUOS sense3』のMVNO価格とアマゾン販売価格、どちらが得かは安く買う方法という記事で比較しているので参考にしてほしい。
続き⇒AQUOS sense3の動作を軽くしよう!アプリ毎のメモリ使用状況チェック編
前回⇒AQUOS sense3の便利設定、使い勝手の向上・レビュー