Mac mini (M1 2020)購入レビュー、Intel版とベンチマーク比較や不具合の話

公開日: : 最終更新日:2020/11/25 Apple ,

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先日、Mac mini (M1 2020)が中国から届いた。

数日ほど使用して現在はIntel版MacBook Proを使っている。その理由とベンチマークスコア比較、開封レビューをシェアしたい。

Mac mini (M1 2020)購入レビュー・感想

日本時間2020年11月11日午前3時に開催されたイベントで発表されたMac mini (M1 2020)は、その高い処理性能・描写能力が海外メディアで報じられ、iOSアプリも順次対応していくというモバイルコンピュータの新しい扉を開けたようなM1チップを搭載したMac端末だ。

今回はメモリを16GBに、ストレージを1TBにカスタマイズした。

さっそく開封していく。

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ケース付きiPhone SE 2020を置いてパッケージを撮影、初めてのMac miniは写真で見るより大きく感じた。

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蓋を開けると同じような光景が飛び込んできた。パッケージのMac miniは小さく描かれていたことを知った瞬間でもある。

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インターフェイスのある側面には黒いビニールテープが貼られており、それを剥がすと上図のようなポートを確認できた。

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Mac mini 本体の下にはUSB-Cではない通常の電源コードと紙類があった。

OSの起動は簡単に行えたが、はじめての移行アシスタントで手間取った。

簡単に説明するとスマートフォンをルーターとして使っている人はWiFiでデータ移行をしようとすると1TBストレージ中の保存データ400GBで42時間かかり、かつ途中で止まる。そのため、USB-C to USB-Cケーブルで有線接続して2時間で終わらせた方が確実で早いのでお勧めする。

ベンチマークを計測する。

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さっそくGeekbench 5.3.1を使ってベンチマークを計測、次のようなスコアとなった。

  • シングルコア:1755
  • マルチコア:7707

これは海外レビューを取り上げた時のシングルコア=1682とマルチコア=7097より高いスコアとなっている。当時の記事ではMac miniが最もスコアが低いことになっていたが、今回は最も高いMacBookシリーズよりも良いスコアとなった。これは素直に嬉しい。

良い機会だったので手持ちのMacBook Pro(2.7 GHz クアッドコアIntel Core i7、メモリ16 GB 2133 MHz LPDDR3)も実行したところ、次のようなスコアとなった。

  • シングルコア:1005
  • マルチコア:3877

海外レビューで見てきたように圧倒的な差がついている。

MacBook Proは29.9万円で購入したがMac miniは146,080円と約半額(どちらも税込、送料込み)、別途ディスプレイなどが必要だがメイン端末として使うのであればMacBookでも外部モニターはあった方が生産性は高く、インターフェイスが充実しているMac miniはUSBハブが不要なので総額で考えてもコストパフォーマンスに優れていると言えるだろう。

ここまでは良かった。

Mac mini (M1 2020)は未完成。

無事に移行アシスタントも完了して、ブログ記事でも書こうかとブラウザを複数立ち上げたところChromeが落ちた。初日でセットアッププロセスが動いていたからとか権限の不足などが原因かとチェックもしたが、7個以上のタブを同時に開くと落ちる。

これは数日が経過して11月23日時点でもブラウザは落ちる。

また、WindowsからMacへ移行できると確信できた自動化アプリ「Keyboard Maestro」が動かないときがある。いくつかは環境設定の問題だったが現在も反応しない動作がいくつかあった。

ブログを書く際に同じような動作は自動化しているが、そういった作業を再び1つ1つ手作業するのは辛い、生産性を高めるためのツールが活かせない。

これはM1チップの問題なのか、macOS Big Surとの相性なのかはわからない。いずれにしてもMacBook Proを購入した時のアナログ作業へ逆戻りとなった。それもあってMacBook ProをmacOS Big Surへアップグレードできずにいる。

Apple silicon macbook air ssd benchmarks
記事:M1搭載MacBook AirはSSDも高速、旧モデルの2倍により

Appleは今後2年をかけてIntelから移行していくとしていて2020年モデルの完成度は低いと覚悟していた。しかし、ソフトが落ちてしまう回数が少なくないので現在はIntel版MacBook Proを使っている。

M1チップ搭載Macのベンチマーク記事「M1チップ版MacBook ProとMac miniのベンチマーク登場、3機種のスコア比較」や「Apple M1チップ、消費電力75WのGeForce GTX 1050Tiを超える。」を見てもポテンシャルはあるので、あとはMac mini (M1 2020)が快適に使えるようになるまで待つしかなさそうだ。それまではIntel版MacBook Proを手放せないだろう。

次回はストレージテストを行い、手持ちのMacBook Proより2倍速となるのか確かめたい。

続きMac mini (M1 2020)のディスク読み書き速度を比較
前回→M1チップMacはBoot Camp非対応、Windowsユーザー注意

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